先週前半に大雪に見舞われたとき、妻とテレビニュースを観ていたら、札幌市内のホームセンターが映り、店員さんが「ママさんダンプを出してきて並べても、すぐに売れてしまう」というようなことを話していた(そのニュースが流れたのが何曜日のことだったか、困った夫婦そろってはっきり覚えていない。でも、別に何曜日だって関係ない)。
それは私が憧れる『緑色』のママさんダンプだった。
そしてまた、インタビューの答えのニュアンスでは、倉庫にはまだ在庫がありそうな感じだった。「売り切れてしまった」とは言ってないので……
ご存じのように、現在わが家には赤いママさんダンプが1つあるだけだ。
1月中旬の大雪で、ママさんダンプは売り切れ、買うことができなくなった。
だから、この1つが壊れたらわが家は雪かき障害に陥ってしまう。いや、雪かきというよりも雪捨てマヒに陥ってしまう。
壊れないようにやさしくていねいに使っている状況だ。
そのニュースで思い立った妻は数日後、江別市内の Homac の店舗の一つに、ママさんダンプがあるかどうか電話で問い合わせてみた。
答えは「今シーズンはもう入荷しない」というものだった。
次にジョイフルエーケー
取り置きをお願いし、妻は買いに行ってきた。
夜、私が会社から帰宅すると、『緑』のママさんダンプが置いてあった。
今使っている赤いママさんダンプよりひと回り大きく、輸送効率もアップしそうだ。
それにしてもあれだけの店舗数があるホームセンター大手の Homac でもう売り物がないとは、メーカーでの製造が追いつかない(あるいは今シーズンの製造は終了した)ということなんだろうけど、これじゃあ肝心なときに役に立たずだ。販売見込みを読むのは難しいにせよ、あるいは過剰な在庫は持ちたくないにせよ、ちょいと情けない。
正式名称は PCGC
昨日の朝、ベランダの雪を地面に落し、新配備した緑色のママさんダンプで雪捨て場(空き地)に運んだ。
『かがまずラクラク除雪』とステッカーに書かれているが、確かにハンドルの高さがちょうどよくて押していても体勢が楽だ。ただ、いままでよりサイズが大きいので調子に乗って雪を大盛りにすると雪捨て場のスロープを上るのに苦労する羽目になる。
そしてまた、ここまでママさんダンプと俗称で書いてきたが、この商品の正式な名前は「パワーカッタージャイアントキャリー」というのである。
吉松隆(Yoshimatsu,Takashi 1953- 東京)の「緑のワルツ」を。
「3つのワルツ」の第1曲である。