新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は自宅庭で咲いた「レディ エマ ハミルトン(2024年6月22日撮影)。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

東京

別々の器で出てくるのではなく、とろろとつゆが融合しているとろろそば

 旅行最終日。
 9時過ぎにホテルをチェックアウトし、東京駅へ。
 駅改札内の売店でおみやげを買い、さらに改札外(八重洲側)でもおみやげを買い、ウロウロしているとあんみつ屋さんを発見。妻が言うには有名な店で、こんなところに支店があるとは!ということで、入店。

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 「上野公園前 あんみつ みはし」の東京駅一番街店。
 私は「冷やしほうじ茶」、妻は「杏あんみつ」を注文。
 冷やしほうじ茶はお茶の味がしっかりしたし、妻はとてもおいしいあんみつだと言っていた。妻は最近食欲が落ちてきた父親にあんみつを発送してもらおうとしたが、残念ながら北海道は宅配対象エリア外だった。

  13年ぶりの小松庵
 昼は「丸の内 oazo」 の5階にある「小松庵」へ。
 私が東京勤務時代に社用でよく利用した蕎麦店。東京から札幌へ転勤になったあとも、出張の際には何度か立ち寄らせていただいた(最後に行ったのはこのときだと思う。つまり13年ぶりということになる)。

 11時過ぎに行ったのだが、すでに何組もの客が入店しており、「12時から予約が入っている席でよろしければ」「全然よろしいです」と、12時までの時間制限席に案内される。確かに、空いているテーブルもことごとく『予約席』の札が。
 店内の様子は、むかしと変わらず。

 私も妻も「とろろそば」を頼む。1,980円。高いなぁ、やっぱり東京の蕎麦は。「ごまそば処 八雲 札幌国際ビル店」のとろろそばの2倍以上の値段だ。

 でも、ただとろろが入った器がついてくるのではなく、すでにつゆととろろが混ぜ合わさせたものが供された(生卵も溶かれている?)。おいしい。
 高いけどおいしいから、開店してすぐからすでに混んでいるわけだ。
 新千歳空港から車を運転するので、この日もランチビールはなし。

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 当時いた、店長と小松庵子さんの姿は、さすがに店になかった。

 その後、空港へ。
 車両が新しくなってもモノレールはあいかわらず狭い。まあ、車体を大きくできないのだからしょうがないんだけど。
 帰りのフライトも順調!快適な ANA の旅。

 新千歳空港に着いて、夕食用の弁当(空弁)を「お弁当所 美食千歳(BISHOKU SENSAI)」を購入。妻は「幕の内 彩」、私は「北海道グルメ 豚丼」。

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 長沼経由で江別の自宅に無事帰還。
 日ごろの行ないが良いせいか(妻の)、4日間の旅行中、ほとんど雨に当たらずに済んだ(新千歳空港に着いたら、AIR DO のカウンターには長い列ができていた。天候が悪くなり、羽田便が何本か欠航したのだ。私たちも、帰りの便がもう少し遅ければフライトに影響が出たかもしれない)。

 スーツケースの中身を取り急ぎ片付け、羽田空港で買った漬物や新千歳空港で買った弁当をつまみながら、ハイボールを飲んだのだった。

 「東京2024」紀行の最終回は、旅行前の私の「駐車場予約奮闘記」を。

 ショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)の「タヒチ・トロット(Tahiti Trot)」Op.16(1928)。
 V.ユーマンスの「2人でお茶を(Tea for Two)」を管弦楽編曲した作品である。

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おいしい中華を食べたあと、レトロで由緒ある喫茶店で昭和気分を味わう

 北鎌倉駅から東京駅に着き、ホームから上の階に行くと(横須賀線のホームは地下深くにあるのだ)、たまたま偶然、改札内に鉄道系のおみやげを売っている店を発見。「東京駅グランスタ TRAINIART TOKYO」という店だ。

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(GRANSTA のホームページから転載)

 そこで、残り1つと書いてあった特急の絵が描かれたパズル(パズトレ)をお孫ちゃん(兄)に買った。対象年齢5歳以上なので、まだ早いんだけど……

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 そのあと丸の内側から改札を出て、丸ビルの地下を見て、丸の内仲通りを歩いて日比谷方向へ。
 帝国劇場の並びにある「パティスリー サダハル アオキ パリ」(*)でジャムとお菓子を買い、ルミネの「DEAN & DELUCA」(*)に寄り、そのあと御茶ノ水へ。
 御茶ノ水駅から「ソラシティ」と「ワテラス」を通り抜け、「近江屋洋菓子店」(*)に行き、お菓子を購入。

  様変わりしていた淡路町
 ここで私は驚いた。
 というのも、老舗の「近江屋洋菓子店」は、私が昭和60年代の勤めて間もないころ、東京出張のときはほとんど毎回使っていた「ホテル ニュー神田」の並び、すぐ近くのところにあったからだ。「ニュー神田」は現在「ホテル マイステイズ 御茶ノ水」にかわっているが、かつてよく泊まっていたホテルのすぐ近くにこんな洋菓子店があったなんてまったく気づかなかった。そしてまた、「ニュー神田」の目の前に「ワテラス」という大きなビルが建ち、さらにそれが「ソラシティ」に連絡通路でつながっていて、御茶ノ水駅前にすぐにたどり着けるとは思ってもみなかった。

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 思い起こしてみれば、当時、時間があるときは「ニュー神田」から歩いて昌平橋を渡り秋葉原の石丸電気に CD を買いに行ったものだが、御茶ノ水の方向へは出かけることはあまりなかった。
 それにしても、あれから40年近く。時の流れを強く感じた一瞬だった。神田郵便局の存在が懐かしかった。

 来たときと逆ルートで、再び御茶ノ水駅へ。
 さらに聖橋を渡り、同じく老舗の洋菓子店「小川軒」(*)へ。ここでもお菓子を購入。

 こうして旅行前に妻が調べて行きたいところとしてリストアップしていた施設や店(この日は * を付けたところ)のほぼ全部に行くことができた。

  ミルクセーキ!
 この日の夕食は神保町の「三幸園」。
 土曜日の夜に次男と食事をしたときに、次男が何度か利用したことがある店ということで、ここにしようと決めた。しかし、日曜日に電話をしたが予約エリアは満杯。当日、並んで席が空くのを待つことにした。

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 最大で1時間ほど待つかもと言われたが、30分ほどで店の中に案内された(ここのフロア係の人たちは、みな実に感じが良かった)。
 サラリーマンや友達同士、家族連れなどで店内は大賑わい。こういう雰囲気は、私は一人なら絶対無理。でも、今日はこちらも家族連れなので、全然平気。

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 さすが人気店だけあって、どの料理もおいしいし、価格もリーズナブル。
 この麻婆豆腐は、見た感じは丸美屋似で私の好きな系統の麻婆豆腐ではないが、食べてみると実においしかった。蒸し鶏、焼餃子、鶏のから揚げ(ハーフ盛り。ハーフなのに6個)、エビマヨネーズ、かに玉、五目チャーハン(ハーフ)を食べたが、隣の席の親子連れが頼んだラーメンがこれまた実においしそうで食べたくてしょうがなかったが、もうだめ、満腹でおなかに入らないということで断念した。

 食事のあと、次男ともまたしばらく会えないからとお茶をすることに。
 三幸園の近くの老舗喫茶店「ラドリオ」に行ったが、店の前の黒板に書かれたメニューが食事主体みたいだったので、隣の「ミロンガ・ヌオーバ」へ(ミロンガ・ヌオーバはラドリオの姉妹店。ラドリオはシャンソン喫茶、ミロンガ・ヌオーバはタンゴ喫茶)。

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 私はハイボール、妻はミルクセーキ、次男は、、、なんだっけかな。
 ミルクセーキがこれまたすごくおいしいと妻が言っていた。

 LPレコードをターンテーブルに置き、針を落とす。その店員さんの動きが、自分もむかしよく行った札幌のクラシック喫茶「クレモナ」や「シャンボール」、「ウィーン」の記憶をよみがえらせた。レコードのスクラッチノイズがまったく聞こえなかったのが不思議で、すごいと思った。

 昼の「ニュー神田」跡といい、この名曲喫茶といい、偶然にもダブルで昭和感覚に浸ることができた。

 こうして、3日目の東京の夜が終わった。
 3日間、夕食に付き合ってくれた次男にも感謝である。

 ピアソラ(Astor Piazzolla 1921-92 アルゼンチン)の「ミロンガ・アン・レ(Milonga en re)」(レのミロンガ)。
 ミロンガとはアルゼンチンなどの音楽のジャンル、およびその音楽で踊るダンスのことである。

 「ミロンガ・ヌオーバ」のヌオーバは『新しい』の意。1995年に店をリニューアルした際に『ミロンガ』の店名に『ヌオーバ』を加えたそうだ。

 それにしても、ホテルに戻って調べて、そこで初めてすごく由緒ある喫茶店だったと知った私たち夫婦であった。

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私がいちばん長く手を合わせたのは「しーちゃん」のご冥福を祈ったとき

 旅行3日目の月曜日は、朝から鎌倉へ向かった。
 鎌倉といっても、鎌倉駅や江ノ電沿線は激コミの可能性が大だということで、今回は北鎌倉駅周辺を平日の月曜日に目指す計画を、妻が立てた。

 北鎌倉駅に着いたのは9:30。

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 まずは駅のすぐ近くの「円覚寺」へ。
 入ってすぐのトイレとつながっている建物に、2年前に亡くなったという「しーちゃん」の祭壇が置かれていた。私は目を閉じて手を合わせた。

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 最初の門の横では、ピーター(池端慎之介)と賀来千香子がコマーシャルらしきものの撮影をしていた。「ウィッグ!」と言っていた。

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 境内の奥の方まで行って戻り、そのあとに向かったのは明月院。

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 まだアジサイの開花期を迎えていないので、ここも混雑しているというほどではなかった。
 アジサイもこのくらいの高さまで育てると見栄えがするんだろうと思ったが、江別の冬の雪のことを考えると、やっぱり低めに抑えておいたほうがいいか……。そんなことを考えた。

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 「花想い地蔵」を見て、私「花想いじじい」は温かな気持ちになった。

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  飲まなかったが食べ過ぎた?
 このあと、妻が旅行前にネットで調べ事前に席を予約していた店、「和創作料理 鈴や」に昼ごはんを食べに、再び北鎌倉駅の方へ向かった。

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 妻は「もり蕎麦、日替わり3貫、日替わり小鉢」、私は「もり蕎麦と海老と野菜天丼」。
 天丼セットはちょっと食べすぎかなと思ったが、強行した。
 このあともすぐにトイレに行けるようなところを歩かないので、ビールはやめておいた。
 開店と同時に入店したので、ほかにお客さんはおらず、また厨房から直接こちらを見られるような造りではないので、この日もリラックスした気持ちで料理を楽しめた。

 妻は、寿司もそばも、とくに寿司が、ネタが新鮮で、すごくおいしいと絶賛した。
 私が食べた天丼は、ふつうの天丼のようなタレがかかっていない。しかし、ご飯はほぼ無色透明のまるで出汁のようなタレがかかっており、そのしつこくない甘じょっぱさがとてもおいしかった。こういう天丼のタレは初めてだ。そしてまた、野菜がすごく新鮮に思えた。海老も尾をとってありオシャレに環状になっていた。もちろんそばもおいしかった。

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 昼食のあとは、建長寺へ。
 歩いて向かう途中、おなかがニヤニヤし始めた。いや笑い始めたのではなく、おなかをこわしそうな痛みには至らない違和感が生じたのだ。
 まずい!やっぱり食べすぎたか?蕎麦と天丼ではなく、蕎麦と天ぷらにしておくべきだったか?
 どうかお寺に着くまでおなかが下らないように!と祈ったが、祈りが通じたのか(←誰に?)じきに腹痛前風症状は治まった。

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 これが「さざれ石」。こういうものだったのね。

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 見学したあと、来た道を戻って北鎌倉駅へ。
 途中「三日月堂 花仙」でおみやげのどら焼きと最中(もなか)を買う。
 こんな自販機もあった(中はカラだったように見えた)。

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 そして、北鎌倉駅から東京駅に向け電車に乗ったのであった。

 この日は雨の予報だったが、ほとんど雨に当たることがなく済んだ。また、アジサイの時季にはまだ早く、かつ、平日のせいか、どこも混みあっていなかったことも幸いだった。

 鈴にちなんで、今日はマーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の交響曲第4番ト長調(1892,’99-1901/改訂1901-10)。

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美術鑑賞のあとは散歩している犬もどことなくオシャレな街で店めぐり

 マティス展は思っていた以上に見ごたえがあった。

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 美術鑑賞を終えたあとは、自由が丘へ。
 自由が丘を訪れるのは、私はこのとき以来。
 妻が行きたいという店を訪れた。
 
 「MOMO NATURAL」では、使いやすそうな箸を買った。
 「JOURNAL STANDARD FURNITURE」や「TODAY'S SPECIAL」では何も買わなかったが、必ずしも日当たりが良いとは言えない店内で、数多く並べて売られているサボテンや多肉植物が元気に育っているのを見て、やはり私も外から室内に取り込もうと、旅行から帰って来て部屋の中に移動させた。余計な日焼けをさせてしまってすまなかった。

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 ただ、日焼けがあまりにもひどく、植え替え後も倒れやすく安定しないあの柱サボテンは、まだ外に出したままだ。

 「IDEE」にも寄ったが特に(妻が)買いたいものはなかった。
 「BREEZE」でお孫ちゃん(弟)の服を買った。近くの別な店のウィンドウに飾ってあった服もかわいかったが、よくよく見るとそこはペット用品店だった。
 犬を散歩させている人を少なからず見かけたが、どのワンちゃんもどことなくオシャレで気品が漂っているように感じた。さすが世田谷である。
 なお、お孫ちゃん(兄)にはこの日の午前中に「KELTY」で T シャツをおみやげに買った。

 「Marche de Bleuet plus」に寄り、その向かいの「ミルクランドホッカイドウ→トウキョウ」をちらっとのぞき、「自由が丘ベーカリー」でこの日の夜に再び会う次男におみやげとしてパンを買い、御茶ノ水に戻った。

 この日の夜は、御茶ノ水駅で次男と待ち合わせし、私たちがネットで調べ予約した、神保町の「BISTRO Kuu」へ。
 テレビなどでも何度も取り上げられているらしいフレンチイタリアンの店。私たちが店にいる間に、すぐに満席になった。

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 チーズの盛り合わせやトマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ、地鶏のもも炭火焼、ムール貝の白ワイン蒸し、牛リブロースのステーキなどを食べた。
 料理はふつうにおいしかったが、ただ、食べログの口コミ評価のスコアはちょっと高すぎるような気がしないでもないと感じた。

 こうして東京での2日目が終わった。
 
 ヒンデミット(Paul Hindemith 1895-1963 ドイツ→アメリカ)の交響曲「画家マティス(Mathis der Maler)」(1934)を。

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昼にビールを欲するのは緊張感を維持しなくてもよい状態という証拠

 東京2日目は、まずは今回拠点(宿泊地)としている御茶ノ水にあるニコライ堂(東京復活大聖堂)を見に行った(外観のみ)。

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 そのあとは皇居へ。予約してあった「皇居三の丸尚蔵館開館記念展 皇室のみやび-受け継ぐ美-第4期:三の丸尚蔵館の名品」を見るためである。

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  記念になるしるしの『お手本』を示した私
 予約した時間の少し前に着いたので売店(大手休憩所)に行き、パンフレットにスタンプを押してみたら、それを見ていた外国人の方々があとに続けとばかりこぞってスタンプを押し始めた。このように私は地味に国際貢献したのである。

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 『美』を鑑賞したあとは、八重洲口近くの「KELTY」のアウトレット店舗へ。ここは1年前に-オープンしたてだったが-も寄った店。今回は肩掛けのカバンを買った。
 次に向かったのは国立新美術館。明日で終わりというマティス展を見るためだが、その前に昼食。

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  でもチキンが食べたかったんですもの
 美術館の地下にある「Cafeteria CARRE」に行ってみると、幸いすぐに席がとれた。
 セルフ形式で私は(あまり私らしくなく)「鶏もも肉のクリーム煮」。妻は「ペンネセット」。しかも、また私は昼からビールを1杯飲んでしまった。ビールが飲みたくなるってことは、裏を返せば精神的にリラックスできているってこと。実際、ここはフードコートではないが、フードコートのような雰囲気と造りなので、この日もまた食欲が急になくなったりおなかをこわしたりすることなく、おいしく食事をいただくことができた。

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 CARRE とは『四角い』という意味だが、共和町にある北海道のチーズ工房も草分け的存在である「クレイル」に「カレ」という四角いカマンベールチーズがある。そのことを思い出した。ずいぶん長いこと口にしていない。急に食べたくなってきた。

 ニコライ・ミャスコフスキー(Nikolai Yakolevich Miaskovsky 1881-1950 ロシア)のチェロ協奏曲ハ短調Op.66(1944)を。

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1年ぶりに次男に会い、妻と3人でねばっこい厚揚げなんかを食べてみた

 妻が行ってみたいと事前に調べていた店へ行くために、向かったのは浅草橋駅。
 まずは、去年の東京旅行で行きそびれた「友安製作所 Cafe」へ。Cafe だがインテリアや雑貨の展示販売もしている店。カフェは満席だったが、売っている商品を見たいと言うと「どうぞ、ご覧ください」と店内へ入ることができた。
 が、(妻が)買いたいものは、、、なかった。

 次に向かったのは蔵前のチョコレート店「DANDELION」。
 カフェ待ちの人で店の前には長い列。しかし、買い物とテイクアウトの列は2組しか並んでいなかったので、そちらに並ぶ。
 店内に入ると、まあ、なんとお高いチョコレートなんでしょう!ロイズのチョコレートの価格に慣れている身としては、なぜにしてこんなに高いのかしらと謎に思うばかり。
 チョコレートやお菓子は買わずに、妻がテイクアウトのドリンクを注文。私は、迫りくる飲食タイムに備えドリンクを遠慮した。

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 次に向かったのは、同じ蔵前(住所は三筋)にある文房具(ペン、インク、ノート、レター)店「カキモリ」。ここも去年行きそびれた店。さほど大きな店ではないが、品物の見せ方(陳列)にセンスの良さを感じる。そしてまた、ほぼすべてのペンが試し書きできるようになっているのもうれしい。
 実は私は、大学生のころ万年筆を愛用していた。
 万年筆を何本か試し書きし、記念(何の記念?)に1本買おうかと迷ったが、もうそんなに字を書く機会もないしなぁ、と『ペンを置いた』。それにしても、良い(高い)万年筆で試し書きしても、当たり前のことながら、字は上手くならなかった。

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 東京に行った最初の日の夕食は亀戸駅近くで。
 亀戸駅で東京で働いている次男と合流し、次男が予約してくれていた「炭火燻し屋 蔵之助」へ。次男は何回かこの店に来たことがあるという。石橋貴明が来た店としても知られているようで、案内された2階の壁には貴さんのサインが書かれていた。いや、貴乃花じゃなく石橋貴明の。

 「とろとろ豚の角煮」や「ねばっこい厚揚げ」「出汁巻き玉子」などを頼んだが、どれもおいしかった(写真を撮るのをすっかり忘れた)。

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 こうして、おなかを壊すこともなく東京の充実した1日目が終わった。

 ロドリーゴ(Joaquin Rodrigo 1901-99 スペイン)の「ある貴紳のための幻想曲(Fantasia para un gentilhombre)」(1954)。
 独奏ギターとオーケストラのための協奏作品で、4つの楽章はG.サンス(Gaspar Sanz 1640頃-1710頃 スペイン)のリュート曲のメロディーを用いて書かれている。

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私には刺激が強すぎた南インド料理♪ハイドン/Sym55

  駐車スペースを確保しておかないと、怖くて車では行けない
 一週間前の土曜日、私は妻と東京に旅行に出かけた。
 1年ぶりに東京で働いている次男坊の顔を見に行くことと、今回は日光まで行ってみようと妻が計画をたてたのだ。

 その1カ月前。
 利用する日の1カ月前の午前9時から予約の受け付けが始まる、新千歳空港のA駐車場を予約するべく、この日在宅勤務だった私は9:01に電話をかけた。が、頻繁に繰り返しかけたもののずっと話し中で、通じたのは10時をわずかに過ぎてからだった。それでも幸いにも予約をとるこができた。この日の予約は-もちろん人によって何日駐車するかはさまざまだが-おそらくこの日のうちに満杯になったはずだ(翌日に確かめたときには満車になっていた)。

 さて、先週の土曜日のことだが、自宅を6時に出発。新千歳空港インターで高速道路を降りて-このインターを使うのは初めて-空港の駐車場へ。

 ここの駐車場を利用するのは1年ぶり、2回目。前回は入出庫の際にインターフォンで係員を呼んで来てもらい解錠してもらったが、システムが変わり、インターフォンで予約番号と名前を告げるとゲートが開き、空いている枠に停めるようになっていた。去年までは施錠していなければ一般枠側から予約枠の場所に車が侵入するできる造りだったが、そうできないようにしたため、予約枠入口のチェーンが撤去されたのだ。

  スパイス好きにはたまらない味に間違いない
 今回は AIRDO 利用。
 ほぼ満席。
 みんな積極的に活動し始めてるなぁ。

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 2+3+2の座席配置で、2人並びの席が取れていたのでリラックスした気分で移動できた。
 飛行機は定刻に羽田に到着。

 今回の宿泊は浅草橋。
 まずは京急の成田空港行きで浅草橋まで行き、ホテルに荷物を預かってもらう。
 そのあとは JR でお茶の水へ。

 ここで昼食。
 神田小川町にある「三燈舎」という店。
 「孤独のグルメ」にも登場したという有名店らしく、妻が昼食で何店か候補に挙げていたうちの一つ。

 階段の下から並んだが、列の進みは悪くなく、30分ほどで店に入れた。
 店の中は落ち着いた感じで、とっても良い雰囲気。

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 マンゴラッシー2つ。そして妻は「海老カレー バナナの葉包み」とココナッツのドーサ(米と豆の発酵クレープ)のハーフ。私は「ザ ビーフカレー」とエッグのドーサのハーフ。

 実はどのように頼んだらよいかわからなかったのでお店の人に「カレーとドーサというのを頼むのがいいんですか?」と尋ねたら「そういうお客さまもいます」というので、やっぱりよくわからないままドーサを頼んだのだが、ライス(のスモール)にしておくべきだったのかもしれない。
 そしてまた、このとき私はなぜかそんなに空腹を感じておらず-未知なる世界に足を踏み入れた緊張のせいだろうか?-、果たしてスパイシーなカレーを食べることができるんだろうかと不安になった。

 これがマンゴーラッシー。
 たしかにこの花と同じ色だ。

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 そして、これが私が頼んだ「ザ ビーフカレー」とエッグのドーサのハーフサイズ。
 これでハーフサイズ?
 私はこの段階ですでに胸がいっぱいになった(フルってどんな姿なんだ?)。

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 そしてまた、カレーがスパイシーすぎて私の舌にはきつい(そう考えると、印度カリー子のカレー(基本のレシピの)は実に食べやすくできている)。辛さも私にはけっこうつらいレベル。一般的に言うなら全然『激辛』ではないし、私も急に不安神経症による食欲減退に襲われていなかったら汗をかきかきなんとか食べることはできただろう。でも、やはりいまではすっかり軟弱になった私の舌には十分な辛さだ。
 そのカレーは、途中で妻が涙目になっている私を見て、「こっちの方がまだマイルドかも」と交換してくれた。確かに海老カレーの方が、酸味も強く辛さも強くなかった。
 なんとかドーサは完食した。妻がくれた海老カレーも食べた。妻は、でもきつかったのだろう。ビーフカレーは残した。
 ネットでも高評価だし、妻もおいしいと言っていたが、しかし私たちの味覚に合っているかというと、悲しいかなそうとは言い切れなかった。特に私には不得手だった。

 そのあとは妻が作ったプランに沿って、神保町の書店をめぐり、さらに東京大神宮、そして神楽坂に行き「アコメヤTokyo」や「かもめブックス」、「赤城神社」へ。

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 赤城神社では「あかぎカフェ」に寄り、パイナップルジュースを飲んだ。

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 神楽坂駅から東西線で日本橋駅まで移動し、八重洲に開店したばかりの KELTY のアウトレットストアに行き、小さなショルダーバッグなどを買った。

 夕方に浅草橋駅で息子と合流。
 この日は、石山さんが東京支社勤務時代に私が大阪から出張で東京に行ったときに連れて行ってくれたことがある、和食とフレンチをベースにした創作料理を出す居酒屋で食事をした。

 ハイドン(Franz Joseph Haydn 1732-1809 オーストリア)の交響曲第55番変ホ長調Hob.I-55「学校の先生(Der Schulmeister)」(1774)。

 廃盤 ↓

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あまりに『お久』な空の旅②(最終回)♪ドビュッシー/西風の見たもの

  朝9時開店
 翌朝は早めに出発。

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 目的地は「銀座ウエスト本店」。妻がふだんは口にする機会がないウエストのケーキかシュークリームを食べてみたいというので総武線快速で新橋へ。

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 妻はシュークリームのセット。私はなんとなくおなかの調子がよくなかったのでコーヒーのみ。それにしてもどうして私は肝心なときにおなかに自信がなくなるのだろう?おかわりもできなかったし……

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  銀座に百円ショップが!
 で、妻がバターケーキをおみやげでテークアウトしたいということになり、店の紙袋と保冷材だけだとまずいと思い、保冷バッグを銀座で探すことに。

 するとあったのである。銀座に百均が!「鳩居堂」の並びのビルの5階にセリアが!(数日前にオープンしたばかりらしい)
 そこで保冷バッグを買い、ケーキ(メニューにも写真が載っていたこれ)を保護。

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 そのあとMATSUYA GINZAに行き、買い物。
 地下に山本海苔店があったので、焼きのりを購入(しかしその数日後、大丸札幌店に山本海苔店が入っていることを知った。やれやれ)。

 私のおなかの不具合から、前日まで目論んでいた「きくかわ」のうな重は食べない方が無難と考え、再び新橋に戻り駅前の香川県と愛媛県のアンテナショップで冷凍うどんを購入。それを保冷バッグに入れた。
 これで自宅に着くまでケーキを冷蔵保持し続けられる状態になった。

 浅草線~京急で羽田へ。

 昼食は3階の「木屋」で食べることにした。
 おなかにやさしそうなのと、銀座でウエストの店を探しているときに「木屋」の看板を見かけたので。

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 私は鴨汁うどん、妻は梅おろしうどん。
 うん、おいしかった。
 このころには精神的にも解放されたのか、おなかの不愉快な感じはなくなった。

 帰りの飛行機は満席。
 修学旅行の中学生団体も乗っていたから。それも、偶然にも江別一中だった。

 定刻に新千歳空港に到着。
 帰りは長沼町経由のルート。


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 久しぶりに食べるシウマイ弁当もおいしかった。

 ドビュッシー(Claude-Achille Debussy 1862-1918 フランス)の「西風の見たもの(Ce qu'a vu le vent d'ouest)」。
 12曲からなるピアノ曲「前奏曲集第1巻(Prelude 1)」(1909-10)の第7曲である。

 ↓ 廃盤

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あまりに『お久』な空の旅①♪ラロ/スペインsym

20220511CTS_Airplane  初めての空港への道
 タイトルは『オキュウ』ではなく『おひさ』と呼んでいただくことを希望する。

 1カ月前にプライベートで妻と東京・千葉に行って来た。

 飛行機に乗るのは大阪から転勤で自宅に戻った2020年の1月31日の伊丹→新千歳 ANA777 便以来である。2020年1月末以来。なんと2年4カ月ぶりだ。2年4カ月というと、あの日生まれた子供は、もう2歳と4カ月になるってことだ。

 そしてまた、考えてみればプライベートで飛行機に乗るなんてことは、指折り数えても片手で済みそうなほどない。

 で、プライベートなのと2人で快速エアポートを利用する費用、乗り換えのめんどくささなどを考慮し、今回は新千歳空港までマイカーで行くことにした。

 新千歳空港に自分で運転して行ったことはない。

 大阪勤務時代に一緒に出張した伏草課長の運転で行ったことはあるが、3年前のことでよく覚えていない。

 そこで私は国道36号線から南千歳駅近くで空港方面に分岐する地点あたりから、実際に走行する道路をストリートビューで2回確認した。これで、駐車場入り口までの道が-左車線がよいのか右車線なのかも含め-完璧に掌握できた。さらには、車で新千歳まで行くことを氷山さんに告白したところ、駐車場に行くために左から急に右車線に進路変更する車がいるので気をつけるようにとのアドバイスをいただきもした。航空機マニアの氷山さんは飛行機に乗る以外にも、飛行機を撮影するために車で新千歳に行くことも多いそうだ。

20220511CTS_Uni また、このように絶対に空港到着が遅れてはいけないときに、これまで経験したことのないスマートキーの電池切れが起こらないように、電池も事前に交換しておいた
 さらに、そういえばこのスマートキーは機内に持ち込み可なのだろうか?という疑問がわき、ネットで調べ、大丈夫なことも確認した(車の至近距離になって初めて電波を発信。その電波を受けて車がキーに電波を発信。そこで機能するようになるらしい)。

 綿密な予習の甲斐があって、当日の朝はトラブルなくA駐車場に入場(恵庭経由のルート)。

 おみやげ屋を何店かめぐったあと(「うにラムネ」ってなんだ?)、2Fロビーの LAWSON で朝食用のサンドイッチを買いラウンジで食べたが、そこに至るまではこの2年の間に保安検査の通過の仕方や搭乗の仕方に大きな変更が起こっていないかなど、不安と緊張と気苦労の三点盛合わせだった。
 乗ったのはもちろんANA。

 コロナ禍で有効期限を延長というすばらしい配慮をしてくれたANAコインを航空運賃の一部に充当してチケットを購入したのだ。

 混み具合は50~60%ってところだったろうか。
 あの歌舞伎の機内安全ビデオはもう使われていなかった。まあ、外国人観光客もいないしな。
 順調なフライトで、定刻に羽田に到着。

  バスにはトイレもついていた
 この日の目的地は海浜幕張。幕張メッセのあるところだが、幕張メッセに用があったわけではない。

 電車利用だとひどく時間がかかるので、リムジンバスに乗る。
 バスなのでもちろんトイレに行き、そのあと乗車。
 45分ほどで海浜幕張駅に着いた。

 
20220511KaihinMakuhariSTA

 昼食は何となく入った駅のすぐ近くのビルに入っていたスペイン料理店「Bar de Eapana」。

20220511Espana1

20220511Espana2

 失礼ながら「これでいいや」ってな感じで頼んだ週替わりランチの「ハンガリー風チキン」が、予想をはるかに上回るおいしさ!朝からの気疲れが吹っ飛んだ。

 妻が頼んだビンチョスランチもおいしかったそう。
 
20220511Espana4

20220511Espana3

 この日の泊りは津田沼駅そばのホテル。

 津田沼駅で、現在東京で仕事をしている次男と待ち合わせし、近くの家庭料理の店で夕食。
 そのあと、夜食用に LAWSON でおにぎりを購入。このときの LAWSON は沖縄フェア。

20220511LAWSOn

 なんでわざわざ千葉のホテルで LAWSON で沖縄んなきゃならないのか……江別の LAWSON でも買えたわけだし。ま、いいけど。

LaloDutoit ラロ(Edouard Lalo 1823-92 スペイン)のスペイン交響曲(Symphonie espagnole)Op.21(1874)















いまのMUUSANは何かとご多用中につき……⑧♪R-コルサコフ/X’mas eve

  後期中年夫婦でもチキンとケーキは予約
 今日はクリスマス・イヴである。
 クリスマス・イヴが私の私生活に及ぼすものはなにもない。
 でも、一応は妻とケーキとチキンは食べることにしている。LAWSON の。

20181203Sakasu2

 (なお、これは2018年に赤坂で撮影したツリーである)

 そして、あとは四の五の言わず、リムスキー=コルサコフ(Nikolai Rimsky-Korsakov 1844-1908 ロシア)の組曲「クリスマス・イヴ(Chiristmas eve)」を聴くことにする。

 この曲も好きだなあ、アタイ。
 最初に耳にしたのは1979年の12月のことだ。
 すっかり大むかしのことになってしまった……

R-KorsakovAnsemet

↑ 廃盤

 今日はクリスマス・イヴの上に、金曜日でもある。
 若者よ!楽しい週末をお過ごしあれ!(若者以外の人も OK ですけど……)

激励のお気持ち承り所
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