新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は自宅庭で咲いた「レディ エマ ハミルトン(2024年6月22日撮影)。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

映画・ドラマ・舞台作品

生めよ、ふえよ……って困るんです♪芥川/武蔵坊弁慶

20200924Kodakara  花言葉は『子孫繁栄』
 旧約聖書の創世記の第1章。

 神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女に創造された。神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。

 神であるヤハウェって姿かたちを想像してはいけないはずなのに、“神は自分のかたちに”っていう記述にいまになって疑問を感じるが、私が今日ご報告したいのは、そういう話ではない。

 先日、外に置いてあったサボテンや多肉植物、観葉植物を屋内に入れたが、そのなかには正式な品種名はわからないが、いわゆる『子宝ベンケイソウ』といわれるものの一種の鉢もあった。

AkutagawaTrinica が、葉の縁にそって生まれる子が、見てる分にはかわいいものの、床に落ちて困る。

 日本の少子化問題について、私はひじょうに憂慮しているところだが(そしてとっくのむかしにそのことに役立てない身になってしまったことを申し訳なく思っているが)、こんなにたくさんクローン体を作られるのも困る。

 芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の武蔵坊弁慶(1986)を。

20200924Nisekaisou  こちらは別名『子持ち蘭』
 また、まだ外に置いたままだが、ニセカイソウも鱗茎から子どもの鱗茎を次々創造し、それが土に落ちて収拾がつかなくなっている。

 いっそのこと、小さな鱗茎1つだけを残し、それをイチから育てることにして、あとは処分しようかとも思っている(老いたものに見切りをつけて捨てるなんて、老いつつあるわが身のことと照らし合わせると悲しいものがあるが……)。

 なお、置き場所がないので、ミニパイナップルクジャクサボテンシャコバサボテンは処分することにした。ごめんなさい……
 鉢の数を増やし過ぎた私が悪い。そのことに尽きる。

江別駅南地区クロニクル(08)♪バーンスタイン/オン・ザ・タウン

  どんどん街らしく……
 1999(平成11)年に上江別小学校が開校し、商業施設としてはここに書いたように、2000(平成12)年に「ホクレンショップ ゆめみ野店」がオープンした。その前の1998年か1999年には「セイコーマートゆめみ野店」もオープンしている。

 また、小児科と歯科医院も開業した(ただし、住所としては上江別東町と上江別南町)。

 いよいよもって《タウン》らしくなってきた。そのころ-2000年-の分譲販売のパンフレットがこれである。

H12YumeminoPamph_p1

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 バーンスタイン(Leonard Bernstein 1918-90 アメリカ)のミュージカル「オン・ザ・タウン(On the town)」(1944)から「3つのダンス・エピソード」を。


BernsteinPsalms

  2つの広い区画が重荷に
 この年の大判の分譲区画図がこれだが、『集合住宅地区』がこの「上江別南土地区画整理」事業の大きなネックとなり、整理組合のニコニコ解散ができないという状況に陥るのである。
 
H12_YumeminoKukakuzu

 なお、2000年の時点で、土地組合の建物(現地案内センター)は、すでに上江別南町公園近くの早苗別通沿いから、地図の場所に移転していた。
 下の写真は最初の土地組合の建物があった場所。草むらのところに建物があり、アスファルト部分が駐車場だった(本年撮影)。

20200615Atochi

 なお、2代目の組合事務所のあとは、現在は一般住宅が建っている。

いきなり初体験しちゃった夫婦♪PMD/肉体の悪魔

202003Ikinari1.JPG  基本の半分でごめんなさい
 いや、なんのことはない、この間初めて「いきなりステーキ」を利用してみたって話である。
 いろっぽい話を期待した人、ごめん。

 場所は新札幌。カテプリ地下2階のフードフォレスト。
 いわゆるフードコートなのだが、そこのなるべく周囲に人がいないテーブルを選んで、妻と2人で“初いきなり”した。

 もうがっつり食べられるような年齢ではない。
 加えて、上の両側の奥歯を失った私としては、のどつまりしないようかなり警戒しなければならないし、いやそれ以前にきちんと肉を噛み切れるか(なんせ前歯まで怪しくなっているのだ)不安だらけだ。
 だから、私としてはもう1フロア下に潜り、サンピアザの「八雲」でかしわそばってのがよかったんだけど、妻がいきなりしてみたことがないのでいきなりしたいというので、私もいきなりすることを覚悟したのだった。

 で、創業社長が「ステーキは厚切りレアで召し上がれ!」と言おうが、“300g以上が基本です!”と訴状を突き付けられようが、土佐犬じゃあるまいし、ムリムリ。

IkinariSteak_Card

202003Ikinari2.JPG

 ってことで、150gの『いきなりステーキ重』にした(税別880円)。

 噛むのに多少難儀したことはこちらの都合だが、想像以上においしいステーキだった。
 ステーキソースがなかなかなお味だと思ったし、ご飯もふっくらでおいしい。
 付け合わせのコーンもしっかりとコーンの味を主張していた。
PMDBoyfriend
 この次は300……いや、無理です。そもそもレアも得意じゃないし……
 あっ、300gならびっくりドンキーの方がうれしいかも!(だから、食べられないって!)

 てなことで、P.M.デイヴィスが映画「肉体の悪魔」のために書いた音楽の組曲版を。




髪を切り庭木も切った1週間前の土曜日♪武満/乱

IMGP3232  観てる分には紅葉は美しいが……
 ここでも触れているが、土曜日の朝はご飯を食べ、みそまんじゅうを1個おすそ分けしてもらい、そのあと理容室に行った。
 もちろん理容室は2日前に予約しておいた。予約しないで行ったら切ってくれない。それぐらいけっこう人気があるのである。
 私が小学生のころ、浦河の堺町にあった『くずの』という床屋に行っていたが、ここはとにかくこんでいた。当時は予約制度なんてものはなく、とにかく待つのが大変だった。禿げだったらどんなに楽だろうと、心にもないことを思ったものだ。

 さて、今回の理容室の店主の話題は、自分がどのようなサプリを飲んでいるかというものであった。
 以上で理容室における会談結果の報告を終える。

 そのあと家に帰り、庭木の1つであるナツツバキを切り倒した。
 といっても、庭のシンボルツリーにし、かつてはポーポーちゃんが巣を作り、今年のGWに大胆に切り詰めたナツツバキではない。

 わが家にはもう1本ナツツバキがある。隣の家との間に植えてあるのだ。
 しかし、これ以上大きくすると迷惑がかかるし、これまでも秋になって落葉しご迷惑をかけていたので、地際からかっとすることにした。地際からカットするのは、わが家ではブルーヘヴン、アロニアに続き第3号である。

 幹の直径がちょうど10cmで-これなら束ねて燃やせないごみとして出すことができる-あったが、電動の子、いや、電動ノコを使ってもけっこうこちらの腕もブルブルでたいへんだった。

 さらに、あんな状態だったラベンダーを刈り込んだ。
 どこかのおばさんのボーボー頭のように乱れていたのを整えたのだが、あそこまで歩道に進出しているのも問題だ。あれにつまづいて転んでけがしたなんて人がいたらたまったもんじゃない。
 で、そのことと直接関係ないが、上の写真は花を咲かせたハーブのタイム(ハーブの時間でなく、thymeである。ただ、なんという品種のタイムかは不明)。

Naminobon 武満徹(Takemitsu,Toru 1930-96 東京)の「」(1985)。

 同名の映画(黒澤明監督。東宝)のための音楽で、演奏は札幌交響楽団が担当した(岩城宏之指揮)。

 札響による抜粋版を(尾高忠明指揮)。

 2000年録音。シャンドス。

 ところで、その翌日の日曜日をどう過ごしたのかちっとも思い出せない。
 ただ、夜の8時になって開票速報を観て、「ちぇ、つまんない結果」と思ったのだけは記憶にある(なお、私は支持政党なし派である)。
 

牛飼いを目指し九州から北海道へ大移動♪グリーグ/2つのノルウェーの旋律

KazokuDVD  古い映画も観た私
 年末年始に『バナナ』とか『狂詩曲』の映画を観たことを、求められてもいないのに報告したが、映画といえば、何度かこのブログでも取り上げたことのある「家族」のDVDを購入した。


 小学生のときに浦河の映画館-浦河の映画館と言えば、いまでもがんばって経営を続けている『大黒座』が知られているが、「家族」を観たのは『セントラル劇場』だった-で観て、子ども心ながらも感動した記憶がある。


 1970年公開の山田洋次監督の作品(松竹)。


 開拓酪農民になることを夢見ていた、長崎県の離れ小島に住む風見精一。

 当初は単身移住するつもりが、結局は家族と一緒に長崎から中標津へと大移動する、ドキュメンタリータッチの物語である。


 妻・民子を演じているのは(タミコかぁ~)倍賞千恵子だが、いやぁかわいらしくて実にきれい。


 鉄道での大移動なわけで、実は国鉄ファンにもたまらない貴重な列車の映像がいろいろと出てくる。

  九州をあとに

Kazoku1


Kazoku2


Kazoku_Nagasaki


  本州をあとに

Kazoku_Renrakusen


Kazoku_RENRAKUSEN_HAKO


  中標津へ

Kazoku_Muroran

Kazoku_Nemuro

Kazoku_Shibetsu1

Kazoku_Shibetsu2

Kazoku_ShibetsuSTA

  そして牛飼いに
 グリーグ(Edvard Grieg 1843-1907 ノルウェー)の「2つのノルウェーの旋律(Zwei nordische Weisen)」Op.63(1894-95)。

GriegHolberg 第1曲は「民謡風に(Im Volkston)」、第2曲は「牛飼いの歌と農夫の踊り(Kuhreigen und Bauerntanz)」。

 1870年作曲のピアノ曲「25のノルウェーの民謡と踊り(25 Norske folkeviser og dandse)」Op.17の第22曲と第18曲を弦楽合奏用に編曲したものである。

 このピアノ曲集は、作曲家であり民俗音楽の収集を行なっていたL. M. リンデマンの「古今ノルウェーの山のメロディー」に収められている素材を用いて書かれた。

 N.ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団の演奏で。

 1992年録音。グラモフォン。

 風見精一は当時の大事業である「新酪農村建設事業」に参加する形で入植したのだろうか?
 この事業では、なかなか経営がうまくいかず離農した人も多数いたと社会の授業で習ったことがある。風見家はどうだったのだろう?

 ちなみに、当時の北海道の鉄道路線図を、あらためて載せておこう(JTBパブリッシングの「時刻表復刻版 1968年10月号」より)。標津線は1989(平成元)年に廃止された。

HokkaidoRailMap1968

♪ 作品情報 ♪
【構成】 2曲(約13分)
【編成】 弦楽合奏
    
Grieg♪ 作曲家情報 ♪
 
 祖父グレイグはスコットランドより移住。ライプツィヒ音楽院に学び、ドイツ・ロマン派音楽の影響を強く受けたが、1863年コペンハーゲンでN.ガーデに短期間師事。またこの地でスカンディナヴィアの国民的音楽の創造を提唱していたR.ノールロークを知ったことで、ノルウェー国民主義への方向を決定的にした。自らピアニスト、指揮者として活躍。付随音楽「ペール・ギュント」の成功によって政府から年金を支給され、晩年はベルゲンに近いトロルハウゲンの寒村にひきこもって作曲に専念した。
 (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

『ラプソディ』のリピーターになった私♪ヘンデル/シバの女王の入城

QUEEN_LIVE AID1985  1回じゃ満足しなかったんです
 いろいろとハラハラ、ドキドキがあったが、日ごろの道徳観、倫理観のおかげで無事に新千歳空港に降り立つことができた私(ただし月曜日に、またまたひどい目に遭ったことはあらためて報告する)。

 その翌日の土曜日の午前中-この時間帯は、当初の予定どおりのフライトだったとしたら私は機中の人ということになる-、妻と映画を観に行くことにした。

 「ボヘミアン・ラプソディ」である。
 そもそもクラシック音楽以外にはまったくもってなれなれしくなかったこの私。
 クラシック音楽どころか、映画自体、観に行くのだって妻の付き合いで年に1度か2度程度。
 ましてや、同じ映画を映画館で2度見るなんて、人生初。
 年末に観たのに、でも、また観に行ってしまった。

 2回目ともなると、前回気づかなかったことにも気づく。
 また、前回のあと「GREATEST HITS」というアルバムを購入し聴いていたので、よりお近づきになれた気がする。

20190119AC
  年齢情報とかが利用されている?
 それにしても、ネットで予約購入した夫婦割引のチケットなのに、入場の際に年齢チェックしないのはなぜだろう?

 購入の際にクレジットカードの(生年月日の)情報と照合済みなのだろうか?あまり考えられないけど、そうだとしたらなんかイヤだ。
 それとも、性善説に立ってチェックしないのだろうか?

 さて、私のQUEENへの傾注度はそれでもまだ微弱なもので、あいかわらず鼻歌はもっぱらクラシック音楽なのだが、妻はすっかりQUEENにはまっている。
 そのうち、「私はQUEEN(女王)よ!」とか、家の中で言い始めなきゃいいが、と憂慮している。

 年末には妻がDVDも購入。さらに年明けに、やはり妻が「GREATEST HITS II」のアルバムも購入。

QUEEN_GREATIST HITS II

 妻名義のDVDを鑑賞させていただいた。
 妻名義のCDはリッピングさせていただき、そのflac形式のファイルをUSBメモリ入れた。これを大阪に持ち帰って来た。

BaroqueMasterP  別のQueenですが
 ヘンデル(Georg Friedrich Handel 1685-1759 ドイツ→イギリス)の「シバの女王の入城(Arrival of the Queen of Sheba)」。

 オラトリオ「ソロモン(Solomon)」HWV.67(1748)の第3幕のシンフォニア(オラトリオ全体としては第42曲)で、このオラトリオのなかでもとりわけ有名な、祝祭的な音楽である。

 バーンファルヴィ/ブタペスト・ストリングスの演奏で。

 1986年録音。ナクソス。
 バロック名曲集のアルバムである。

♪ 作品情報 ♪
【初演】 1749年・ロンドン(詞はT.モレルと考えられている)
【構成】 3幕。「シバの女王の入城」の演奏時間は約3分。
【編成】 S 2, A, T, orch
    
Handel♪ 作曲家情報 ♪
 
 大バッハと並ぶバロック音楽最大の作曲家。ハレ大学で法律を学んだのち、ハンブルクに出てカイザーの後継者として歌劇の作曲で成功。1706年から’10年までイタリアで活躍したのち帰国、ハノーヴァー選帝侯の宮廷楽長になったが、この年ロンドンに出て歌劇を上演、’12年ふたたびロンドンに赴いたまま、’27年には市民権を得た。この間おもに歌劇の分野で作品を発表し、イタリア人ボノンチーニと競いあったが、’32年より英語の歌詞によるオラトリオの作曲に新生面を見いだし、「メサイア」を含む数々の傑作を生みだした。
 (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

盛り上がる『パイン』、盛り返さない『バナナ』

YofukeBananaPoster  最初は良かったが……
 年明けの正月休み中に『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』を観に行った。

 テレビCFの予告編などで流れている、タイトルにもなっている、夜更けにバナナを買いに行かされるシーンは最初のうちに出てくる。ここでぐっと観る者を引きつけるわけだ。

 それはそれでいいのだが、正直なところ、そこからストーリーが進むにしたがってディミヌエンドって感じ。
 緩慢に盛り下がっていく。私にはそんな気分が否めなかった。

 その10日ほど前に、同じ『イオンシネマ江別』で『ボヘミアン・ラプソディ』を観たのだが、あちらはどんどん映画に引き込まれて-このロックなんて聴いたこともない私が!-尿意も忘れるほどだったのに、『バナナ』は『ボヘミアン』より上映時間が短いにも関わらず、間延びしてしまってとっても長く感じた(尿意は終演までがまんできたが)。

QUEEN_GREATEST  HITS これはレスピーギの「ローマの松」の最終楽章がピアニッシモで始まり、徐々に盛り上がりながら最後はフォルテッシモの大爆発!というのと、ちょうど反対だ。
 なお、このところ私は、ほぼ1日に1回は「ボヘミアン・ラプソディ」を聴いている。

 映画に引き込まれなかったのは「バナナ」の主人公の強烈なわがままぶりが、私に拒否感を抱かせたのかも知れない(その点、大泉洋は憎らしさを見事に演じている)。

 あのわがままこそが、鹿野という主人公の人物の生き方だ。その描写がこの映画の見どころでもある。
 しかし、彼の強烈な個性と発露がどこまで実像に忠実なのかはわからないものの、いくら重症難病患者であろうと(そのつらさはRespighiRomaMuti並大抵のことではないのは私にもわかる)、あそこまで周囲の人間を振り回すようなことが容認(ともすれば賞賛)されるものなのか、そこのところが私にはどこか共感できないし、感動もできなかった。

  結局、救いは札幌市内・近郊の映像?
 唯一の救いは、高畑充希のバイト仲間の女の子の1人-古川琴音というらしい-がかわいかったことだが、彼女のほかのネット上の写真を見ると、もっと化粧や表情がシャープで、良い意味での素朴な感じがなくて……結局救われなかった。

 なお、映画の最後のクレジットには協力先として江別市の名もあった。
 鹿野氏が住んでいた住宅(レンガ壁の平屋)は江別の古い市営住宅に似てなくもなかったが、そう言い切る自信はない。

 さて、レスピーギの交響詩「ローマの松」。
 盛り上げられているのはわかっていても、心臓バクバク、ドーパミン大放出になってしまう、じつにツボを押さえた音楽である。

 ムーティ/フィラデルフィア管弦楽団の演奏を。

 イタリア人指揮者と、作曲家自身もここで指揮をしたフィラデルフィア管弦楽団との組み合わせ。

 いまさらそれがどうしたって話ではあるが。

 1984年録音。EMI。

 ♪ 作品情報 ♪
レスピーギ(オットリーノ)/Ottorino Respighi(1879-1936 イタリア)
 交響詩「ローマの松」(Pini di Roma〔伊〕/Pines of Rome〔英〕)  

 【作曲年】 1923~24年,初演:1924年(ローマ)
 【構 成】
  全4楽章(各楽章切れ目なく続けて演奏される。約23分)
  I.  ボルゲーゼ荘の松(I pini di Villa Borghese)
    Allegretto vivace~Vivace 8/2拍子
  II. カタコンバ付近の松(Pini presso una catacomba)
    Lento 4/4拍子
  III. ジャニコロの松(I pini del Gianicolo)
    Lento 4/4拍子
  IV. アッピア街道の松(I pini della Via Appia)
    Tempo di marcia 4/4拍子

 レスピーギは1926年にフィラデルフィア管弦楽団を自ら指揮する際、この曲について、次のように記している。

 「ローマの松」では、私は、記憶と幻想を呼び起こすために出発点として自然を用いた。極めて特徴をおびてローマの風景を支配している何世紀にもわたる樹木は、ローマの生活での主要な事件の証人となっている。

 【編 成】 orch(fl 3(第3奏者はpicc持替),ob 2, E-H, cl 2, b-cl 2, fg 2, C-fg, hrn
            4, trp 3, trb 4, timp, 打楽器各種, Str, p, cel, org, 録音されたナ
           イチンゲ-ルの声)
        舞台裏のtrp
        ブッキーナ(舞台外の別動隊のバンダ)
 
Respighi♪ 作曲家情報 ♪ 
 近代イタリア復古主義の一翼を担った作曲家。ボローニャの音楽学校で学び、ヴィオラ奏者として活躍。1913年よりローマのサンタ・チェチーリア音楽院で教鞭をとる。流麗なオーケストレーションと甘美な旋律を特徴とし、中世、ルネサンス、バロックのイタリア音楽の要素と民族主義的立場を結びつけた。
 (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)





私には聴こえた!ボヘミアン・ラプソディのなかにProkofievのSym5が

Proko5Jarvi  ロック?クイーン?大丈夫かしら、アタシ
 23日に映画を観に行った。
 妻が観たいのがあるので付き合ってくれというからだ。

 『妖怪ウォッチ』かと思ったら、そうではなく『ボヘミアン・ラプソディ』という映画だという。
 たいそう評判がいいらしい。

 が、ロックバンドの『クイーン』の話だという。

 全然興味がない。

 いや、興味以前に、そしてロックがどうとかではなく、まったく私とは接点がなかった世界の話である。

 『クイーン』の名前はさすがに知っているが、150分も耐えきれるだろうか?そもそも妻だってロックには関心がなかったはずだ。
 『王様のブランチ』の影響力は実に大きいものだ。

 どっちにしろこの日はイオン江別の『もりもと』にクリスマスケーキを取りに行かなければならないし、妻がサツドラの超炭酸水500mlを1箱買ってくれると言うので、ネットで夫婦50割引きのチケットを購入、イオンシネマ江別に出かけた。

 そして観た後に思ったことは、当初の想定を外すものだった。
 ロックというジャンルの音楽にはほぼまったく接したことがない私だったが、少なくともこの映画に出てくる音楽はなかなか良いと思った。だからこそ『クイーン』は世界的人気を博したんだろうけど。

ProkofievSym5_II  集中できた150分
 150分間、退屈しなかった。
 150分間、トイレに行かずに済んだことは、私に大きな自信をもたらせてくれた。

 今日の1曲は、プロコフィエフの交響曲第5番変ロ長調Op.100

 なぜか?

 偶然だろうが、「ボヘミアン・ラプソディ」(曲の方)のなかのピアノによるメロディーによく似たものが、この曲の第2楽章に現れるのだ(掲載譜は全音楽譜出版社のスコア)。

 P.ヤルヴィ/シンシナティ交響楽団の演奏を。

 2007年録音。テラーク。

 6分というロックとしては異例の長さの「ボヘミアン・ラプソディ」。
 ガリレオとかフィガロという言葉が出てくる中間部の不思議な、でも美しい部分-多重録音である-が私には非常に印象に残った。

 ♪ 作品情報 ♪
 Sergei Prokofiev(1891-1953 ソヴィエト)
  Symphony No.5 in B-flat major Op.100
  【作曲年】 1944年
  【構 成】 全4楽章(約45分)
         I. Andante 変ロ長調 3/4拍子 ソナタ形式
         II. Allegro marcato ニ短調 4/4拍子 三部形式
         III. Adagio ヘ長調 3/4拍子 ロンド形式
         IV. Allegro giocoso 変ロ長調 2/2拍子 ロンド形式
  【編 成】 3管編成(ピアノとハープ、打楽器各種が加わる)

 ♪ 作曲家情報 ♪
  グラズノフはプロコフィエフの破壊的な音楽を憎んでいたらしい。

Prokofiev

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