新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は自宅庭で咲いた「レディ エマ ハミルトン(2024年6月22日撮影)。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

新古典主義

なぜ、うなぎ屋さんから私のスマホに電話が?と思ったら……

  ガストでうなぎ
 お孫ちゃんたちは2泊して帰ったが、帰った翌々日の水曜日(14日)は今度は私たち夫婦がお孫ちゃんのおうちに遊びに、いや、お世話をしに行った。というのも、息子(つまりお孫ちゃんのお父さん)は通常通りの仕事で、育休中のお母さん一人で2人の子供とアパートの部屋の中で過ごすのはお母さんにとっても子どもたち(特に兄)にとっても閉塞感が漂うからだ(保育園はやってはいるが、お盆期間中はできればお休みしてほしいというお願いがきているそう。つまり、去年報告したことと同様である)。

 去年は大通公園に水遊びをしにつれて行き、帰りにイオン桑園に寄ったが、この日もクソ暑くなりそうなくせして天気はパッとしない。それに、今年は春に誕生したお孫ちゃん(弟)もいる。なので、屋外で過ごすことは利口な選択ではない。

 苗穂の ARIO に行こうか?それとも、イオン桑園に行こうか。あるいは新札幌に行こうか……
 どこも激コミだろう。
 ということで、激コミとまではならないと思われるイオン石狩緑苑台店に行った。去年、ここに入っているガストで食事をしたが、それ以来2度目の訪問。駐車場が広く車をとめやすいのがいい。

202408AeonRyokuendai

 9時半すぎには店に到着。
 まだお店はとてもすいている。
 お孫ちゃん(兄)はゆっくりとおもちゃ売り場を見て回ったり、ペットショップのワンちゃんを眺めたり、ゲームコーナーで遊んだ。ベビーカーに乗ったお孫ちゃん(弟)もふだん体験しない刺激的な雰囲気にきょろきょろしていた。

 ベビー休憩室でお孫ちゃん(弟)にミルクを与えおなかを満たしたあと、ガストの前を通ったら『お好きな席をご利用ください』という貼り紙。つまり、まだすいているということ。
 お孫ちゃん(兄)に「おなかすいた?」と聞くと、「まだ、すいてない」と言う。
 「ネコちゃんロボットのお店で食べなくていい?」と言うと、にこっとして「なんだか、おなかすいてきちゃった」。ということで、ガストへ。お孫ちゃんは1年前のネコちゃんロボットのことを覚えていたのだ。

 この日私は、『うな重』の『竹』を頼んだ。1,500円台と安い(写真はガストの HP より)。

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 まあ、この値段だから、まあだいたい味の想像はつくし、想像通りだった。そもそも専門店の味を求める方がおかしいのだ。この値段でウナギを食べられることに感謝しなければならない(自分で撮った料理写真がないのは、お孫ちゃん(弟)のお世話をしつつ食事をしたため、手に余裕がなかったためである)。
 とはいえ、私にとってガストといえばこれ!っていう『若鶏のグリルガーリックソース』にやっぱりすべきだったかもしれない。

202408GastChicken

 ネコちゃんロボットにすっかり満足し(私ではなくお孫ちゃんが)、昼すぎにお孫ちゃんたちのウチに戻り、夕方まで戯れ、そのあと帰宅。帰りにイオン江別のサザエで、30%引きになっていた太巻を買った(イオンづくしだ)。

  うなぎ屋と同名
 ハイボールを飲み始めたら、スマホに電話の着信が。
 でると、相手は「かどやです」という。私は一瞬、『か・ど・や?、、、」と、なぜうなぎ屋から電話が来るのだろうと思った(注:「かど屋」はすすきのにあるうなぎ店)。昼、うな重を食べた余波が脳内に残っていたのだろう。

 そして、幸いなことに、次の瞬間それが誰か理解できた。
 A 社で同期入社の角谷さんだった。
 要約すると「今度飲みに行こう」という内容だった。初めて個人携帯に電話が来たのに、用件はそういうことだった。彼とは年賀状をやり取りしている。しかし「ここ2年は喪中で年賀状を出せなかった。整理していた3年前の年賀状を見て、電話番号を知った。お盆で家にいると思い、電話してみた」ということだった。お盆で家にいる、という意味がよくわからないが、とにかく懐かしかった。そして、近いうちに飲むことを誓い合ったのだった。

♪ 今日の一曲 ♪
 フランセ(Jean Francaix 1912-97 フランス)の「友人パパゲーノへのオマージュ(Hommage a l'ami Papageno)」(1984)。

Francaix100


2年ぶりの十勝旅行②♪イベール/寄港地

20221015PiaShihoro  今回もタマネギ買いました!
 おとふけの道の駅を出発して(ここでは十勝川温泉の入浴剤を購入)、次に向かったのは道の駅・ピア21しほろ
 十勝に来たときは毎回立ち寄る場所の一つ。特に何か買いたいものがあるわけではないのだが(前に十勝石を発見して大喜びで買ったことがある)のだが、十勝に来たからには立ち寄りたくなる場所なのだ。
 ここで妻は、タマネギやダイコン、カボチャを購入。2年前もここでタマネギを買った。まったくもって行動に変化がない。

 そのあとは再び音更に戻り、家具や雑貨の店「farmer's」へ。ここも毎回立ち寄るところ。が、2年前と置いてある商品に大きな変化が見られず、気持ち程度の買い物だけ。

 昼どきになったので食事をしに、今回は柳月の「トスカチーナ」へ。
 この店は有名なのだが、実は私たち夫婦は帯広に住んでいたときも来たことがなく、今回が初めて。帯広に住んでいたことがある長男の妻(つまりお嫁さん)のお薦めがあったのだ。
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 50分ほど待ち、妻は「きのことエビの和風しょうゆ、大根おろし添え」のミニパフェセット(「三方六と生クリームパフェ」をチョイス)を、私は「魚介とアンチョビのコク旨パスタ」のドリンクセット(ホットコーヒーをチョイス)を注文。取り分ける皿ももらい、パスタは半々にして両方味わった。どちらも上品なおいしさだったが、アンチョビパスタの方が、よりおいしく感じた。
 なお、料理が運ばれて来るや否や(as soon as Ryouri ga hakobaretekuru)取り分け作業に夢中になってしまった上に、取り分けたあとは食べることに集中してしまったため、写真を撮るのを忘れてしまった。

 食事のあとは帯広駅近くの「h66」という家具や食器、衣類に雑貨を置いてある店へ。ここは前回訪問したときには close だったので、入るのは初めて。ちょっと凝った造りの卓上カレンダーなどを購入。

 次は長崎屋。
 4階の飲食店エリアは、そば屋以外なくなっていた。なんか悲惨。
 喜久屋書店などを見て、何も買わずに出てきた。

 このあとチェックイン。今回のお宿は駅前のふくいホテル。

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 準備が間に合わなかったようで、このときはまだふくいホテルは今回の旅行支援事業の対象外。それでも、ダブルで8,800円。予約したあとの8月11日になって調べたところ、旅行支援の対象でも割引後の料金が8,800円以下というところの方が、逆にほとんどなかった(どこも高い)。ということで、予約を変更せずにこのホテルに予定通り泊まることにしたのだった。

 以上の話をあまり踏まえないで、今日はイベール(Jacques Ibert 1890-1962 フランス)の「寄港地 ― 3つの交響的絵画(Escales ― 3 Tableaux symphonique)」(1922)を。

IbertSado

誤解を招かないよう咳き込むことを全力で阻止♪レスピーギ/ローマの祭

  10月……きのこの季節
 今日から10月である。
 早いもので、今年も残すところあと3カ月だ。
 9月最後の昨日の朝、私はこの日が最後の営業となる PASEO の弘栄堂書店前の通路を感慨にふけることなく足早に通り過ぎた。

 そしてまた、今日は1日なので本館の記事も更新したが、そんなこととは関係なく、今週の月曜日は久しぶりに弁菜亭の幕の内弁当を食べた

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 お伴には、セブンイレブンで『新発売』のPOPがついていた「旨辛きのこ」というみそ汁を買ってみた。青唐辛子味噌なんだそうだ。

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 これがけっこう辛かった。私にとっては。
 何度かむせそうにもなったが、ここで咳をしたら隔離されると、涙目でがまんした。

 翌火曜日は ESTA の「黄河」で「中華弁当」の青椒肉絲版を購入した。
 なぜかこの日は、弁当が50円引きで560円だった。

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 木曜日は 午後から膵管拡張のCT検査を受けるため、昼は絶食。
 病院から直帰したが、腹ペコのあまり、セコマで炭水化物系の惣菜を買い過ぎてしまった(なお、ギョーザはセコマの新発売の冷食である)。

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 レスピーギ(Ottorino Respighi 1879-1936 イタリア)の交響詩「ローマの祭(Feste romane)」(1928)。なぜかって?第3楽章が「十月祭(L'ottobrata)だから」。

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はい、こちらこそまたヨロシクです♪レスピーギ/鳥

  鶏五目がなくて……
 先週の火曜日は、札幌駅に立ち寄ると、出勤前の日課として『いつもの』Kiosk に寄った。
 この日は電車が白石駅を発車し、苗穂駅に向けて加速し始めたときに、私は思い立った。「今日はおにぎりおかずセットと鶏五目ごはんのおにぎりを食べよう」と。なぜか加速度的に鶏五目ごはんが食べたくなったのだ。

 ところが Kiosk に行くと、「おにぎりおかずセット」はあったものの、鶏五目系のおにぎりがない。
 そこで、左向こうを見てみると「弁菜亭」に、この日はあの男性がいた
 よし。今日はお孫ちゃんの2歳の誕生日でもあるので、ちょっとリッチに「知床とりめし」にしようと、そちらへ向かった。

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 お孫ちゃんと知床とりめしとの間には何のつながりもないが、でも、余計なことを書くと、お孫ちゃんはリラックマの「キイロイトリ」が大好きで、キイロイトリの小さなぬいぐるみをいつも手に持っているのである。だからこの日とりめしにしたわけではないが……

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 買ったあと、あのときのようにまた言ってくれた。
 「いつもありがとうございます」と。
 私の顔を覚えているわけではないだろう。旅行客には見えない、おそらく地元民だと思ってリピーターと判断しているのだろう。
 「またよろしくお願いします」の言葉に、私は心の中で「こちらこそありがとうございます。これからもときどき買わせていただきます」と感謝の言葉を述べた。

 レスピーギ(Ottorino Respighi 1879-1936 イタリア)の組曲「(Gil Uccelli)」(1927)。

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メロンだけのつもりがいちごやそばまで♪イベール/海の交響曲

20210722SecomaIce   朝チャ―できるなんて元気な証拠!
 今日から東京オリンピックが始める。おめでとう……(←まったく心がこもっていない)。
 で、さっそく話は変わるが、昨日の朝は、朝から前日の残り飯で(ここで『り』を省略すると、にわかに忌まわしいもののように感じるから不思議である)チャーハンを作った。
 具は卵と魚肉ソーセージと長ねぎである。味付けは鶏ガラスープの素に塩とコショウ少々、そして焼肉のたれである。トッピングは海苔。自分で言うのもなんだが、結構おいしかった。

 さて、そのあと急にメロンアイスが食べたくなり-『海の日』と何か関係があるのかもしれない-セイコーマートに行った。
 自分の分だけしか買わないと妻から超巨大な不評を買うので(当然だが)、妻のも買った。いちごのアイスもおいしそうなので買った。もちろん妻の分も買った。「冷たいカップそば」もおいしそうだったので(横から見るとある種の環形動物門の生物を連想してしまいグロではあるが)昼用に買った。で、なんだかんだで1000円以上になってしまった。

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 ネットの何かの記事で読んだが、このセコマの冷たいカップめんシリーズ(そば、うどん、ラーメン)は、車のドリンクホルダーに置けるので、車の中で食べるのに便利だと好評だそうだ。

 ぺコマを出してポイントをためたが、ぺコマのポイントは景品との交換で、お金がわりに支払いに充てられない。いまどき、こういうのは魅力的じゃない、なんだかセコいと思うのは私だけだろうか?

IbertSado イベール(Jacques Ibert 1890-1962 フランス)の「海の交響曲(Symphonie marine)」(1931)を。

 なお、本日は予定の内容を変更して更新した。あなたにはどんな予定だったか知る由もないが。

むかしの札響公演パンフを画像データ化してご紹介♪佐々木伸浩DC

 ※ このシリーズを始めたきっかけについてはこちらをお読みください。

  『DC』は直流ではなく……
 1975年の1月に行なわれたこのコンサートのチケットは、『誰か』から数枚タダでもらったと記憶している(なのでチケットの額面がマジックで消されている)。だが、それが誰からなのか覚えていない。数枚というのは、当時の中学のクラスメート数人と一緒に行ったのを覚えているからだ。

 佐々木伸浩といえば、私が初めて札響を聴いた「音楽教室」で指揮をしていた人。
 誰よりも札響を数多く指揮している指揮者と言われる。

 この「デビュー演奏会」の『デビュー』というのがどういう意味合いをもっていたのか、いまもってよくわからない。

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 このコンサートで、イベールの「喜遊曲(ディヴェルティメント)」を聴けたのは貴重な体験だった。
 そもそもコンサートで聴くまでは聴いたことのない曲で、そのウィットにとんだ音楽にその場で即決!って感じで好きになってしまった。
 なかなか耳にする機会のない曲に、思いがけず、まだクラシック初心者の頃に早くも出会えたのはラッキーだった。
 そして、この曲はいまでもとても好きな曲である。

 で、チケットの裏がこれ。

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 なんか、いいよねぇ~。

IbertMartinon では、そのイベール(Jacques Ibert 1890-1962 フランス)の「室内管弦楽のためのディヴェルティメント(Divertissement pour orchestre de chambre)」(1930)を。








パワー不足の懸念に苦悩した日々~その4(完)♪バルトーク/弦チェレ

 確かにパワーのあるアンプの方が『いざ』というときには頼もしいことはわかった。しかし、私が音楽を聴く部屋はせいぜい広くても10畳ほど。それも専用のリスニングルームじゃないのでスピーカーからリスニング・ポジションまでの距離で3mを確保するのも難しい。小腸の長さに遠く及ばない。となると、自分の耳がバカにならない程度の音量で聴くには、アンプの出力は10Wでも余すくらいということが、実験でも確かめられた。大パワーアンプの導入は、週に一度のスーパーへの買い物のためにポルシェを買うようなものなのだろうか?

CL_707S2  84dBのスピーカーものびやかに歌っていた
 最終的な音の確認のために、まずは『ビックカメラ札幌店』のオーディオ・コーナーへ。

 たまたま入り口近くにDENONのプリメインアンプPMA800NESP(出力は50W)にB&Wのスピーカー・707S2(写真←カタログに載っていたしゃれたもの)をつないだセットが置かれていたので、ボリュームを上げてみる。
 707S2の出力音圧レベルは84dBと、私がもっている686S2(生産終了)よりも1dB能率が低い。

 しかし、この低能(ごめん!)なスピーカーは50W出力のアンプによって、けっこう大きな音でも苦し気なところなどなく鳴っていた。

 次に『ヨドバシ マルチメディア札幌』へ。
 やはり私の使っている686S2(ちなみに、このスピーカーの推奨パワーアンプ出力は25~100Wである)に近い機種の707S2(といっても、税抜きメーカー小売希望価格は15万円と、686S2より7万円も高い)につないで、PM8006とPM-12を聴き比べる。
 スピーカーから私の立っている位置までは3m以上はある。
 しかし、どちらのアンプも堂々たる鳴らしっぷり。そして、やはり歴然とした音の差は、ここでは感じられなかった。
 スピーカーはほかにYAMAHAやDALIなどのブックシェルフに切り替えたが、スピーカーの出力音圧レベルの高低が2つのアンプによって違って聴こえるということは、やはり感じられなかった。

  スピーカーに合わせるのは本末転倒では?
 そして私はハタと思った。
 出力音圧レベルが低めのブックシェルフ型スピーカーのために、少しでも出力が大きいアンプをということで、無理をして30万のアンプを買うくらいなら、アンプは10万のPM8006にして、20万円を新たなスピーカー購入の資金にすべきではないかと。ペアで9万円の686S2に30万円のプリメインアンプとは、あまりにもバランスが悪すぎる(麻倉怜士氏はアンプとスピーカーとプレーヤーの予算の比率は3:5:2だと提唱している)。

 例えばB&Wの現行品なら、試聴したことはないが、606というブックシェルフは出力音圧レベルが88dBで、ペアで114,000円(税抜き)であるし、706S2はやはり88dBでペアで233,000円(同)である。クリプトンのKX-0.5も評判が高く、87dBでペアで185,000円(同)だ。
 とはいえ、30万円の予算が確保できないのでPM8006にしたってこともあり、スピーカーの買い替えはできないが……

 それに私は686S2の音が気に入っているのだし、今後も3m以上スピーカーから離れるような広い巻部屋という環境で音楽鑑賞することはない。今回、出力音圧レベルやアンプの出力に関して復習し、納得できたのは良い機会だった。
 あとは、自分が選んだオーディオ機器で自分の気に入った音を鳴らすことを考えれば良い。

 私がPM8006を購入したときの店頭価格は税込みで100,030円。
 さらなる割引とポイント還元で、実質、メーカー希望小売価格のほぼ半額で購入することができた。ヨドバシさんありがとう!

DSCN1691  余計なことはしないことに
 ところで、PM8006にはプリアウト端子があり、そこにサブウーファーを接続することもできる。そうすれば、バイワイヤリング接続で、B&W・686S2のハイ側をスピーカーA、ロー側をスピーカーBに割り当てられる。

 しかし、私が持っているサブウーファーのSL-A251はMONOのライン・インプット端子しかない。LとRで出力した信号を一緒にしてモノラル信号にしてしまうRCAケーブルを使えばつなげられるのだろうが、何か良からぬことが起きそうなので、そういう余計なことはせず、スピーカーB出力はサブウーファーに使うことにした。

 バルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)の「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(Musik fur Saiteninstrumente,Schlagzeuge und Celesta)」Sz.106。
 モヤモヤと弦が絡み合い、音量を増していき最初に大太鼓が叩かれるところ。このブーレーズ盤の大太鼓の音のすばらしいこと!

BartokMandarin♪ 作品情報 ♪
【作曲】 1936年
【初演】 1937年・バーゼル
【構成】 4楽章(約30分)
【編成】 2群のstr, 小太鼓 2, シンバル, タムタム, 大太鼓, timp, シロフォン, cel, p
【本作品について取り上げた過去の主な記事】
  混合比率?焼酎1.6にお湯が1……?

♪ 作曲家情報 ♪
こちらをご覧ください

 
♪ 紹介したディスク ♪
 ブーレーズ/シカゴ交響楽団。
 1996年録音。グラモフフォン 。

前年にこぼれたタネで花開く♪バルトーク/va協奏曲

  気をつけていたのになぜ?
 昨日は算数、あるいは物理のお話のようなことになって疲れただろうから(私が)、庭の話で一服。

 金曜、土曜と天気が良かったので(木曜日は昼前に突如ヒョウ(豹ではなく雹)が降った)、庭の雑草抜きとつるバラを誘引しているアーチの塗装。
 塗装には防腐・防虫・防カビ・防藻効果のあるステイン材を使うのだが、塗っている最中に気分が悪くなるようなことがないのは、私がバクテリアでも虫でもカビでも藻でもないからだろう。
 それにしても慎重に塗っているつもりでも、どうして服や顔に塗料が飛び散るのだろう。突然変異で柄が妙に小さくなった豹のようになってしまった。

  こぼれたタネで可憐な花が
 庭ではバラたちの芽が大きくなってきている。

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 また、前年に植えたビオラのこぼれダネで小さいながらも育ったビオラが、これまた小さいながらも花を咲かせている。
 本来なら雑草扱いにするところだが、グラウンドカバーがわりに残している。

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  令和でViolaに脚光が?
 そういえば新しい天皇はヴィオラをお弾きになる。

 花のビオラもこの春は大人気、って話はいまのところ耳にしない。

 バルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)のヴィオラ協奏曲Sz.120(1945)。
 B.プリムローズの依頼で作曲したものの未完に終わった。残されたスケッチをもとにT.シェルイが補筆完成した。バルトークの最後の作品である。

 そして、家の中ではクジャクサボテンがつぼみをつけていた。

20190504Kujyaku

♪ 作品情報 ♪
【作曲】 1945年
【初演】 1949年・ミネアポリス
【構成】 3楽章(約22分)
【編成】 独奏va, orch(picc 1, fl 2, ob 2, cl 2, fg 2, hrn 3, trp 3, trb 2, tuba 1, timp, 打楽器(シンバル(大・小), 小太鼓, 大太鼓), Str)
【本作品について取り上げた過去の主な記事】
  バルトークの未完の「白鳥の歌」
 
BartokVacon♪ 作曲家情報 ♪
こちらをご覧ください


♪ 紹介したディスク ♪
 ズッカーマン(va),スラットキン/セントルイス交響楽団。
 1990年録音。RCA。

新顔のイ短調の試練♪ブゾーニ/嫁選び

  長旅お疲れさま!
 おととい、予定通り『マルチメディア札幌』で購入したプリメインアンプが届いた。

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 とりあえずは私のリファレンスCDであるショルティ/CSOのマーラーの第6交響曲の第1楽章を再生してみた(といっても実際にはCDではなく、FLAC音源)。

 新しいアンプのスペックは出力が70W+70W(8Ω)と、これまで使っていたLUXMANのアンプと同じ。
 夜なので、きちんと聴くときの音量まで上げたのは一瞬だけだが、ボリューム位置はほぼLUXMANとときと同じく、時計の短針で言えば10時くらいの位置。

 この『同じくらいの位置』というのが実は重要。
 先立つもののあとさきを考えない軽い《衝動買い病》という不治の病におかされている私が、今回はけっこう機種選定を考えたポイントの一つだったからだ。そのあたりの話は追々書いていきたい。

 そして、この重厚な響きのシンフォニーを、『PM8006君』は試練を試練とも思わせずに、何の違和感もなくパワフルかつ歯切れよく鳴り渡らせた。

  朝の部屋に心地よく響くバロック
 そして昨日の朝は出勤前に、小音量で(がらにもなく)ヴィヴァルディの「四季」を聴いてみたが、うん、この機種を選択したのは間違いではなかった。上を見ればきりがないが、予算とか図体の大きさなどの条件を考え合わせると、ベストバイだったと言わざるを得ない(と思うようにせざるを得ない)。
 きれいで上品な音だ。

Busoni ブゾーニの歌劇「嫁選び(Die Brautwahl)」Op.45。

 この歌劇の序曲を初めて知ったのは、かつて『レコード芸術』誌の付録にあったサンプルCD(新譜などの一部分を収録)で。

 音が不思議な感覚で織りなされるのを耳にして魅了されて、サンプルだったこのバレンボイム盤を買ったのだが、もともとオペラ好きなわけでもないせいもあるのか、そして序曲にあったような引力も感じなく、「あらまっ、失敗」と、CD選びの失敗を嘆いたものだった。

 それはそうと、今日から札幌に出張。そして、そのあとはそのままGWに突入ということで、新しいアンプの音を本格的に聴くのはGW明けからだ。

 にしても、10日間水やりができない部屋のなかのオリーブの木は干ばつで枯れてしまわないだろうか?
 けっこう親身になって心配している。

♪ 作品情報 ♪
【作曲】 1908-11年(台本=作曲者,原作=E.T.A.ホフマン)
【初演】 1912年・ハンブルク
【構成】 3幕20場(約2時間)
【本作品について取り上げた過去の記事】
  いつから彼は“超”カリスマになったのか?♪ブゾーニ/嫁選び
 
Bussoni♪ 作曲家情報 ♪

 フェルッチョ・ブゾーニ(Ferrucio Busoni 1866-1924 イタリア→ドイツ)。
 母方の祖父はドイツ人。主にドイツで生活。ピアノのヴィルトゥオーソとしてヨーロッパ、アメリカで演奏活動を行い、晩年はベルリン芸術大学で作曲の教鞭をとった。新古典主義の作風による多くの作品を残したほか、ドイツ古典音楽のピアノ曲の校訂、大バッハのオルガン曲などのピアノ用編曲を行った。20世紀の新しい音楽を予告する美学理論によって知られる。
 (井上和男 編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

♪ 紹介したディスク ♪
 バレンボイム/ベルリン国立管弦楽団,同歌劇場合唱団他。
 1992年ライヴ録音。Teldec。
 

2つの球についての2つの話のうちの1つ♪ストラヴィンスキー/兵士の物語

20190411LawsonPL  過去の挑戦経験が自信をもたらす
 人間ドックで、「昼食はおにぎり2個だけにしましょう」、「お酒を飲むときはおかずを極力食べないようにしましょう」、「それがあなたの血をピュアにするのです」と、医師からアドバイスされた私。

 しかし、私はそれを実行する自信があった。
 なぜなら、実は過去にも《おにぎり2個作戦》に準じた昼食にしていたことがあったからだ(実際、この翌日には早くも積極果敢に、『紅しゃけ』と『だし巻めんたい』 2球勝負を実践した)。
 
 帯広勤務時代のこと。体重が自己最高となる70kg肥え、いや超えしそうになったときに、弁当でも外食時でもご飯を残すようにしたり、担々麵にライスをつけるのをがまんしたのである。
 その結果、体重は65kgを切るほどまでになり、その後もそれを維持している(現在私が上皿天秤に乗った場合は、63kgから64kgの間の重さの分銅とつり合う)。

DSCN0411 そしてまた、あのころはおにぎり2個がセットになったセブンイレブンの弁当もよく食べたものだった。これは帯広から名古屋に転勤したあとも、私はビタワンのようにときおり愛食していたが(最近はペットも素材にこだわったものを食べさせてもらっているようだ)、『おむすび&おかずセット』なわけで、先日ドックで面談した医師に言わせるなら、「おかずが余計!」ってことになるのだろう。

  『おにぎり』と『おむすび』。さりげない使い分け
 出張から大阪に戻った翌日の昼食は、おかずの存在は許してもらうとして、久しぶりにセブンイレブンの『おむすび&おかずセット』にしようと思った。
 ところが店に入り棚を見ると、無い。

 かといって、おにぎりの単球 2ケというのは、どうも勤務時間のいちばんのメインイベントには寂しすぎる。さらに言えば、私はパリパリ海苔ではなく直巻しっとり海苔派なのだが(セブンでは前者を『手巻おにぎり』、後者を『直巻おむすび』と称している)、その『直巻おにぎり』も棚にはなく、手巻野郎ばかりが残っていた。

 そんなわけで、半ば裏切り、半ば不可抗力で、おにぎり2個にするのはやめて、『お好み幕の内』にしたのだった。
 昼にその弁当の厚着をしたえびの天ぷらを食べながら思った。はたと気づかされたと言ってもよい。

DSCN1522  セカンドオピニオンも重要。この際自分を信ぜよ
 「でもなぁ、いまだってズボンが緩めでけっこうベルトで締め上げているんだから、これ以上痩せたらスーツのズボンがベルトできんちゃく袋の口みたいになっちゃうよなぁ。それに年を重ねるのと同時に痩せていったら、いっそう老けて見えるよなぁ。痩せたら筋肉もなくなるよな。確かにいくつかの血液の数値は悪いし、それが病気の原因になりかねないけど、それ以外の病気になるときだってある。そのときに体力がなかったら、一気に衰弱しそうだ。いまでさえ筋肉も体力もないのに、あの医者の言うがままにするのは間違いのような気がする。タンパク質を控え、昼はほぼ炭水化物だけという食生活は、筋力を衰えさせ血糖値を上げないんだろうか?10kg落として54kgにしろだなんて、ちょっとした風でも吹き飛ばされてしまう。私はジャンプの選手じゃないんだ。だいいち、妻が『いっそう貧相になる』と言っていた。医者の意向に沿うということは、妻に反抗するということだ。そうなると私は精神的にも追い詰められる。よし、食べ過ぎないようにしつつ、ふつうの食事をしよう」

CupNoodleMiso2 ドックから1週間後に、私はこのように決断した。

 そしてその夜は、支社内での会食があったので、私は天ぷらを食べ、肉を食べ、生麩を食べ、〆の食事も完食した(コース料理だったのだ)。

 翌日の昼食は、朝に寄ったLAWSONでおにぎりしようかどうか迷いもせず、『ドンッ!と紅鮭 幕の内』(上の写真。名前も以前のから変わっているが、中身も変わっている。野菜もきちんと入っているし、ワカメの和え物も入っている)。
 この紅鮭はきちんとしたおいしい鮭であった。

 そしてまた、この日の夜はマンションの自室で〆に『カップヌードル味噌』を食べてしまった。
 だって、ネットのニュースで販売を一時休止するって載ってたんだもの。

 帰りにたまたまasnasに寄ったら売っていたので買ってしまった。
 ふだんカップヌードルは買わない私のような人が買うから、またまた品薄になるんだろう(それ以外のカップ麺はときおり買っている)。
 初めて食べてみたが、もちろんレギュラータイプのカップヌードルと味は違っていた。味噌みそ感はそんなになかったが、レギュラーよりも濃厚だった(こういう食生活は良くない!それは医師でない私でもわかる)。

20190412_711Bentou  驚きの海苔の栄養
 さて、昨日の昼。この日の朝寄ったのはキブンを変えてセブン。

 弁当類は目新しいもの、もしくは目新しくはないがこの日食べたいと思ったものがなく、また多少のうしろめたさも働いて、おにぎり2個とおかずのセット。ただし、『おむすび&おかずセット』と同じ名前をかたっているが、直巻おむすびではなく、ふりかくがかかったもの(直巻のセットはこの日もなかった)。
 おかずもこちらの方がボリューミーである。

 おにぎりは海苔で巻かれていなければならないというのが、私の私訓なのだが、ないものはしょうがない(海苔は『海の野菜』と言われるほど、ビタミンや食物繊維が豊富なのだ。タンパク質も豊富なんだけど)。

 あぁ、透明フィルムの内側に付着しているエビフライの油の悪魔的な輝きよ!

 以上、医師の話に感化されたものの、1週間後には生活を改めないことにしたことの報告を終える。

Soldat 今日の1曲は、ストラヴィンスキー(Igor Stravinsky 1882-1971 ロシア→アメリカ)のバレエ「兵士の物語(L'Histoire du soldat)」(1918)。

 “バレエ”と表記したが、朗読と演劇とバレエが統合・融合された舞台作品で、台本はロシア民話をもとにC.F.ラミュが作った。

 第1次大戦後の余裕のない時代だったため、楽器編成は7人の奏者、登場人物は語り手と兵士と悪魔だけである(王女が加わることもあるが、セリフはない)。


 物語の筋は、《休暇で故郷に向かっていた兵士・ジョゼフの前に悪魔が現われ、悪魔はジョゼフが持つヴァイオリンと自分の金儲けの方法が書いてある本とを交換して欲しいと言う。ジョゼフは商売に成功するが気持ちは満たされず、旅に出る。旅先で国王の娘が謎の病気に罹っており、それを治したものが国王の娘と結婚できるという話を耳にする。ジョゼフは城に行くが、そこに悪魔が現われ、稼いだ金を悪魔に返せば昔の生活に戻れると言う。悪魔とトランプをするが、悪魔が勝ち、賭けた金は悪魔のものとなる。ジョゼフは悪魔からヴァイオリンを取り戻し、王女の部屋に行ってヴァイオリンを弾くと、王女は起き上がり踊り始める。悪魔が邪魔をしようとするが、最後は倒れて姿を消す。しかし、国境を越えると2人は悪魔の手に落ちると警告する。それを知りながらも故郷に帰りたい気持ちを抑えきれず、ジョゼフは王女を連れて国境を越えてしまう。その瞬間、ジョゼフの姿が消える》というもの。

 医者の警告を無視した私は、ジョゼフのようになってしまわないか、若干ながら不安である。医者を悪魔に置き換えちゃダメだって……

 実はあの医師、大のおにぎり好きだったというだけかもしれない。


♪ 作品情報 ♪
【初演】 1918年・ローザンヌ
【構成】 2部(約60分)
【編成】 cl 1, fg 1, trp 1, trb 1, perc(小太鼓, 中太鼓, 大太鼓, タンブリン, シンバル, トライアングル(奏者1)), vn 1, cb 1)
【本作品について取り上げた過去の主な記事】
  悪魔にはめられた男の物語
  “恐るべき子供”の赤ちゃん帰り。Stravinsky/兵士の物語

♪ 作曲家情報 ♪
 ⇒ こちらをご覧ください


♪ 紹介したディスク ♪

 ブーレース/アンサンブル・アンテルコンタンポラン,プランション(語り),ヴィテーズ(悪魔),シェロー(兵士)。
 演奏も、そして語りも、悪魔と兵士のやりとりもすばらしい!
 ただこの曲、おしゃべりが長々と続くところがあり、それはちょっと……。まっ、舞台作品なのでしょうがない(バレエならほぼ常に音楽を伴うんだけど)。
 1980年録音。エラート WPCS-11544。

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