新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は自宅庭で咲いた「レディ エマ ハミルトン(2024年6月22日撮影)。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

放送用音楽

つゆが決め手!だから具は少なめです(?)♪芥川/赤穂浪士

  前日の昼とのギャップ(暴落編)
 先週の月曜日は久々に若園課長の顔を見ることができ、そしてまた若園課長に昼食のお誘いを受け、同じく名古屋支社時代に一緒に勤務していた上原課長と3人で、とてもおいしい牛タン定食を食べたことを報告した

 その翌日は、前日の『上』から激しく反動し、為替レートの乱高下の『下』のような昼食だった。というのも、この日は在宅勤務で、自宅に大切にしまいこんでいた「S&B ホンコンやきそば」の賞味期限がとうに切れていて、それを食べたからだ。
 もちろん、ホンコンやきそばは北海道民のソウルフードであり-食べたことのない北海道民を除く-この世から無くなっては困る重要な商品なのだが、それでも前日の牛タン定食に比べると落差が激しいと言えるだろう。でも、おいしかった。

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 小学校5年生のころ、私は祖父にホンコンやきそばを作ってあげたことがあるが、水の加減を間違えてベチャベチャになった(フライパンの中の余分な水を捨てると味が薄くなるので、それはご法度である)という事実に基づく記憶があるということは、私は50年以上にわたってホンコンやきそばを食べてきていることになる。どうか、私が死ぬ前に廃番にするようなことは絶対にしないでほしい、とS&Bには切にお願いしたい。

  前日の昼とのギャップ(暴騰編)
 そしてその翌日。
 月曜日に続いて、この日の昼は外食。一週間に2回も外で食べるなんて、私としては極めて異例のことだが、この日はオディール・ホッキーさんのところを訪れることになっており、オディールさんから「せっかくですから、お昼前に来ませんか?昼ごはんを一緒に食べましょう」と、実は彼は天使なのではないか?と思うようなお言葉をいただいていたのだ(あらためて説明すると、オディールさんの名古屋支社勤務時代の直属の上司が若園課長だった)。

 仕事に係わる情勢の話や、鉱物や化石、弁菜亭のワゴンで売っている「今月のおすすめ弁当」や MOGMOG ストリート、マルちゃんのワンタンなど広範囲にわたる話題で楽しい時間を過ごし、おいしい料理を食べた。何を食べたかって?うふふふっ、な・い・し・ょ!

  前日の昼の話題の余波
 木曜日は-前の日にオディールさんと弁菜亭の話をした影響を受け-朝、サツエキに着くと西改札前の弁菜亭ワゴンに行き「今月のおすすめ弁当(師走)」を買おうと思ったが、この日は討ち入りの日なので関係はまったくないが奮発して「幕の内弁当 いしかり」を買った。そしてまた、やはりオディールさんと前の日に話題となったマルちゃんのワンタンを「いしかり」のお供にした。「いしかり」には「ワンタン」よりみそ汁が合うのだが、どうしてもこの日はマルちゃんのワンタンが食べたかったのだ。

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  前日の昼とのギャップ(防災訓練編)
 そして金曜日。
 この日は在宅で、午後からはお出かけ(新型コロナワクチンの接種である)。
 昼食は、お出かけ前に自宅で賞味期限が切れたレトルトの牛丼の具を使って牛丼。この牛丼の具に限らず、パックご飯やレトルト雑炊など、非常時用に買い置きしていた食料が一斉に期限切れを迎えてしまっていたことに、私は気づいてしまったのだ。
 賞味期限は品質保持期限と違い、食べられなくなるわけではないが、だからといってずっと大切に置いておくべきでもないだろう。
 食べた牛丼の具は、けっこうつゆだくだった(固形分が少ない。でも、自ら「つゆが決め手」と訴えているのだから、つゆだくはサービスなのだろう)。

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 今回の接種も、翌日に接種箇所が痛かったものの、副反応はなかった。
 私ってすごい?

 芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の「赤穂浪士」(1964)。
 同名の NHK 大河ドラマのテーマ曲である。

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たまっていたスタンプで270円引いていただきました♪伊福部/釧路湿原

  日曜の夜に平日の昼めいたお食事
 先週の日曜日(昨日の日曜日ではなく)の私の夕食。

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 出勤して仕事をしたのかって?
 違う違う。ほれ、よく見ていただきたい。
 テーブルクロスがこのようにこれと一緒。つまり、ここはわが家だ。

 この日の夜は、妻がバイト仲間との『懇親会』で野幌の居酒屋に行ったのだが、かといってなんとなく自分で何かを作るのも面倒で、職場での昼ごはんと同じようにコンビニ弁当にしてしまったのだった。

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 この「チキン&メンチカツ弁当」を食べるのは初めてで、この弁当の派生型。
 YouTube でアンダーソンの「タイプライター」の動画を何種類か繰り返し観ながら(いくつか観たが、この演出がいちばんだと私は思う)この弁当を肴にハイボールを飲んだが、特にチキンがとてもおいしく、ハイボールにぴったりだった。ただ、メンチカツのソースは、前の弁当のときと同じく、やや甘すぎると感じた。

  眠っているたまったスタンプに注意
 その翌日、つまり先週の月曜日の昼は、セブンイレブンの親子丼。
 休日明けの朝ということで、弁当の棚はほとんど空っぽ。
 残っている弁当の限られた選択肢の中から、親子丼に決めた。
 
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 この弁当は何度も食べていて、ふつうにおいしいのだが、だからといって大喜びするほど美味ってわけでもない。

 火曜日もセブンイレブン。
 「またリピートしたい」と書いておきながら、ずいぶんと久しぶりになってしまった「チキンカツ&生姜香る豚ロース生姜焼き弁当」。
 カロリー的にはわが身には十分なはずだが、あと2口分くらいご飯が欲しいところ。いや、もうすぐ2カ月に一度の定期診断がある。これで良いのだ。

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 水曜日は午前中に出かける用事があったので、帰りに ESTA に。

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 お弁当スタンプカードへの押印は6月30日をもって終了したが、8月31日まではたまったスタンプ1つにつき10円の割引サービスを行なってくれている。

 私はこの日も「ふく亭」へ。そしてまた、この日も「ザンギ海苔弁当」。
 税込810円だが、スタンプが27個たまっていたので、270円を割引してもらえた。
 
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 こんなにおいしいザンギ弁当が540円でゲットできるなんて、ESTA の惣菜ショップの、最後の最後までお客さん思いのサービスを続ける姿勢に感謝である。

 みなさんも、スタンプがたまっているお弁当スタンプカードがお手元に残っていたなら、エスタへ行こう!

 そしてこの日、私は午後から苫小牧へ出張したのであった。

 伊福部昭(Ifukube,Akira 1914-2006 北海道)の交響的音画「釧路湿原(Kushiro marshland)」(1993)を。

Kushiro

枯れ木に花は咲きません♪林光/花神

  薪のようにしてからゴミに出します
 My Garden では先週、バーバスカム・ビオレッタの花が咲き始めた。
 毎年、同じじゃないかって?
 何をおっしゃる。
 こういう変異のないいつもの光景、当たり前の日常っていうのが大切かつ幸せなのだ。

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 植えつけ後に気温の低い日や風の強い日があったが、野菜の苗も元気に育ってくれている。

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 ところが、である。

 プルーンの木から新芽が出てこない。一つも。
 すでに先月の段階で異変に気づいていたのだが、「変かも」との思いは現実になった。
 ほらね、当たり前じゃないのってイヤなものでしょ。

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 いまから20年以上前に太さ1cmほど、高さ1メートルほどの「細い棒」のような苗木を買って植えつけ、最盛期にはこんなにたわわに実をつけていたシュガー・プルーン。
 しかし、ここ数年はほとんど花をつけることがなくなった。
 おそらく、背が高くなりるので毎年秋にかなり大胆に剪定してきたせいだろう。

 そしてここにきて葉を出さなくなったのも、切り詰めすぎたせいだろうか?
 と、幹にこのような穴がいくつかあり、木くずがあたりに散らかっているのを発見した。

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 あきらかに虫害だ。カミキリムシだろうか?
 枯死してしまったのは間違いないようだ。

 枯れたのは残念だが、正直なところホッとしている自分もいる。
 というのも、ただただ葉ばかり繁らせて上に伸び、秋には大量の落ち葉を散らす、その剪定と掃除の作業から解放されるからだ。

 いまでは幹の太さが15cmほどにまでなったこの木。
 江別市では直径10cm以上の木はゴミとして出せない。
 電動ノコギリで切り、さらにマサカリで薪のようにそれを割る作業をしなければならない。
 それもまたたいへんだ。私にとっては百年記念塔を解体するぐらいの重労働である(下の写真は5月10日時点の様子)。焦らずのんびりやるつもり。

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 林光(Hayashi,Hikaru 1931-2012 東京)の「花神」。
 1977年に放送された NHK 大河ドラマのオープニング・テーマ曲で、演奏は山田一雄指揮の NHK 交響楽団。

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悔しいが認めざるを得ないノンアル効果♪三善晃/春の坂道

  新たな通路、造っちゃいました
 3月3日から(旧)PASEO WESTを貫通する歩行者通路がまた変更になった。
 今度は新たに作ったと思われる通路になった。
 図の赤い矢印の入り口はもとからあったものだが、その少し先から(実際には直線ではないが)赤い線で描いたような通路ができた。出入口は同じ高架下ではあるが今までよりも北側になり、間口も狭くなった。

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 その3月3日の朝は、かかりつけ医のところに行き採血。
 ここの病院の入り口にある体温計は、私が前に立っても「表面温度!表面温度!」としゃべるだけで、まともに取り合ってくれないのでいつも困ってしまう。だからって私にどうしろというのだ?マスクを外して、口を大きく開けてみればいいのか?
 それに、東急百貨店や大丸百貨店の入り口では、いつもちゃんと計測できているのだ、私は。いつも表示されるのは、35.2℃とかという爬虫類的な数値だが。

 そのあとサツエキ回りで会社に行った。
 というのも、この日は札幌駅の東改札側コンコースにある「The Smoke Shop」で、あのときぶりに「スモークチキン弁当」を食べようと思いたったからだ。

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 以前紹介したように、「The Smoke Shop」は「屋台屋亜細亜」や「農家の息子」を展開している「COTOTORI」のブランドの一つだが、このサツエキの店自体は「JRフレッシュキヨスク」の経営のようだ。キヨスクの売り上げに貢献できることは、私の歓びである。歓びであるが、キヨスクでは弁当を入れてくれるレジ袋はサービスなのに、ここでは有料だった(なお、北海道四季マルシェでは「農家の息子」の弁当を取り扱っている)。

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 で、弁当が入った袋をぶら下げながら、まだ有機溶剤っぽい臭いのするこの通路を歩いて会社に向かったのだった。あーよかった。話がつながって。

 前回同様おいしかった。どれもおいしかったが、チキン以外では衣に紅ショウガが入っていてタコ焼きのような味がするちくわの磯辺揚げが存在感をアピールしていた。

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  採血のとき、もうおなかがすいてましたけど……
 ところで、この日の採血に備え、今回は前日の夜にアルコールを飲むのをがまんした。
 ノンアルのハイボールを2缶飲み、そのあと炭酸水(500ml)を1本飲んだ。
 ベッドに入ってもなかなか寝つけなかった。だから睡眠時間はかなり不足しているはずなのに、朝の目覚めは悪くなかったのは、酔ってないので睡眠の質が良かったということだろうか?

 午後に検査結果を聞きに再び病院を訪れると、また「表面温度!表面温度!」と言われたが、もういちいち気にしてられない。受付窓口の人も「もう一度計りなおしてみてください」と言わない。きっとこのヒョーメン君が少し思いこみが激しい性格なのを理解しているのだろう。

 睡眠を犠牲にしてまでアルコールをがまんしたおかげで、今回の bad 項目はたったの2つ。

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 1つはもちろん中性脂肪の値だが、1年ほど前に初めて正常範囲内に収まったまでには至らなかったものの、史上2番目に良い数値。正常範囲を超えているが177という超優良スコア。
 医者が「順調だ!」というので、「昨日はお酒を休んじゃったりしました」と答えると、「やっぱり酒かぁ」と納得していた。
 もう1つは血糖値。131だが、医者は「109までの基準範囲は空腹時のもので、今日は朝ご飯を食べたあとだからこの数字は全然問題ない」と言ってくれた。医師は私が朝ご飯を食べているということをどこで知ったのだろう?でも、朝食を食べたのは採血の3時間半前なんだけど、と言おうとしたが、やっかいなトラブルに巻き込まれたらいやなので黙っていた。

 三善晃(Miyoshi,Akira 1933-2013 東京)の「春の坂道」を。
 1971年の同名の NHK 大河ドラマのテーマ曲である。

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8年間におよぶブルーな生活に別れを告げる♪池辺晋一郎/黄金の日々

  罰から解放される日は近い
 運転免許証の更新連絡書が届いた。
 ようやく「金」に戻ることができる。吹奏楽コンクールなら「ゴールド 金賞」である。

 2013年に十勝管内某所で一時停止違反(警察官が言うには「完全に停まってはいなかった」)で切符を切られてから、そのあとの2015年の更新で3年間の、2018年の更新で5年間の有効期限の青色免許証を2期間にわたり持つことになったが、ようやく刑期を終えることになる。
 長かった。違反から10年目、青ざめてから8年だ。やれやれ。
 万が一、更新する前に意に反して何か違反してしまうようなことになってはたいへんだから、早めに行かなきゃ。

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(日にちを隠す意味は全然なかったか……)

 池辺晋一郎(Ikebe,Shin'ichiro 1943- 茨城)の「黄金の日々」(1978)。
 同名のNHK大河ドラマのテーマ音楽である。

 廃盤である ↓

Dokuganryu











最低と最高を知る楽しみ♪伊福部/釧路湿原

202011SharpKashitsuki  2週間ごとの義務
 早いもので週の後半の木曜日である。

 リビングで使う加湿器をケーズで購入してもうすぐ2週間が経とうとしているが、2週間経つということは取扱説明書に書かれている指示に従い2週間に一度のフィルター掃除をしなければならないということだ。

 この加湿器、買うときにダイニチという加湿器では有名なメーカーの製品と迷ったのだが、それは一般的なタンク取り外し式で、あれってタンクを持ち上げたときに水滴が床にたれたりしてけっこう厄介ではある。
 なので、タンクレス(トレーに水を入れておくタイプ)のシャープの製品にした。これだと上から水を継ぎ足すことができるのである(とはいえ、もちろんその日残った水はちゃんと捨てて新しい水に交換している)。

 また、これは気休め程度で考えた方がよいのだろうけれども、この加湿器はプラズマクラスターを部屋に放散してくれる。少しはウイルス対策に貢献してくれることだろう。

  白い粉の恐怖
 これまでは加湿器として、無印良品のアロマディフューザーを使っていた。ただし、あくまでアロマディフューザーであって無印良品はひと言もこの製品のことを加湿器とは言っていない

 が、霧が出るから湿度は上がる。問題は超音波式で白い粉があちこちに付着することだ。特にリビングに置いてあるルーターや無線LANディスク、テレビにDVDレコーダーなんかに良いわけがない。
 今回のコロナの猛威で、リビングにはもっと能力の高い加湿器が必要ということで、シャープのハイブリッド式(気化式・温風気化式)の加湿器を買ったわけだが、これで白い悪魔の心配からも解放されると思うとうれしい(アロマで使う程度なら稼働時間も長くないので白い粉の汚れに神経質にならなくていいだろう)。

202011Shitsudokei また、加湿器を買った数日後に新たに温湿度計も買った。ヨドバシドットcomである。

 これを私はけっこう気に入ってしまった。

 24時間以内の最高と最低の温度と湿度も表示されるようになっていて、これがなんともうれしい。

 いや、何に応用するのかと言われると何にも使わないのだが、たとえば加湿器をとめた夜中はここまで湿度が下がったのか、だとか、節約のために出かけるときにヒーターのパネルの目盛りを下げたら想定以上に室温も下がっていたとか、ちょっぴり驚けるのだ。
 ということで、すぐにもう1個追加購入してしまった。

Kushiro 伊福部昭(Ifukube,Akira 1914-2006 北海道)の交響的音画「釧路湿原(Kushiro marshland)」(1993)を。

 いまはもうタワレコのオンラインショップでは取り扱い無し。

 湿度は大切だが、あくまでも適湿ということが大事。
 部屋の中に結露が出ないようにも気をつけねば(そこまで湿度は上がらないんだけど)。

好天・追い風、のちみぞれ♪武満/源義経

  今回は『弟子屈』ではなく……
 このあいだの火曜日は朝の便で大阪空港から新千歳へ。

 飛行機は客(私)にとっては理想的な混みかた。隣もその隣もそのまた隣も空いていたし、前も後ろも空いていた。しかもずっと後方の、もちろん通路側。久々に味わう機中での開放感。

 機長からの「富士山が見えます」というアナウンスを耳にし、後ろのドアのところに行き、初めて日本に来た外国人観光客のように Mt.Fuji の写真を撮った。けど、何だか美しくない富士山だった(オーラはあるが)。

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 飛行機は定刻より15分早く新千歳空港に到着。
 いつものように食事をとらないで飛行機に乗った私は、おなかと背中がくっつくほど空腹だった。だから新千歳に着いたら、ターミナルビル3階に行って何か食べようと思っていたものの、これなら《あの45分間》に間に合うだろうと、空港での高い食事をお預けワンワンにし、10:30発の快速エアポートに乗車した。

  時間たっぷりのご老人や早飯サラリーマンたち?
 11:07に札幌駅に着くと、早足であそこに向かい、520円でかしわそば(冷たいほう。つまり『かしわせいろ』)を食べることができた。
 にしても、まだ11:15くらいなのに、けっこうな混みかただ。私はもちろん相席を受け入れざるをえなかったが(炉端席)、それはやむを得ない。

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 ちなみに私はロの字型のテーブル(だから炉端)の角に座ったが、左隣のおじさんは冷やし山菜そば、右斜め隣の、やはりおじさんは、温かいかしわそばを食べていた。
 遠くからは「たぬきには生卵が入っていますが、大丈夫ですか?」と客に確認する店員さんの声も聞こえた。

 この日はすでにご報告したように移動だけで、休暇をとっていたのだが、15時から病院の予約を入れていて、さてどうやって時間をつぶそうかという課題に直面した。

  いまだに私を拒み続けるH大
 採血の結果のため(血糖値を下げるべく)歩こうとまずは道庁に行く。

 そのあと北大の風景でも撮影しようと思い立ち北へ向かう(受験で相性が最後まで悪かったこの学校には、ふだんは行く気にならないが)。
 しかし、やっぱり宿命的に相性が悪いのか、急にみぞれが降ってきたため、引き返すことにした。

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 このカエデは途中、単に歩道沿いにあったもの(『義経ジンギスカン』の向かい)である。 ……続く。

 武満徹(Takemitsu,Toru 1930-96 東京)の「源義経」(1966)。
 NHK大河ドラマのテーマ曲である。

 外山雄三/NHK交響楽団の演奏(放送音源)。

 1966年録音。ポリドール。

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伊福部作曲の校歌が歌われた最後の日♪新得高校校歌

Tsubuyaki  これは室蘭水族館の『つぶやき』
 このところチュンチュンと呟きの場でも書くことが多いので(私がツイッターを重要視するようになったのは、北海道胆振東部地震が発生したあとからである)、本ブログの記事内容と多少内容が重複することがあるが、寛大なあなたならそんなちっぽけなことに目くじらをたてるなんてことはないだろう。もし、あったとしても、そんなこと知らん!

  HBCだからこそ?
 土曜日に十勝は新得町の道立新得高校の閉校式が行なわれたと、HBC(北海道放送)のニュースでやっていた。といっても、この日私は大阪にいたので、目にしたのはネット配信のニュースである。
HBC_Shintoku

 ニュースでは、新得高校校歌を作曲したのは「ゴジラ」などでおなじみの伊福部昭氏による、と触れられており、校歌を歌う生徒たちの映像も流れた。

 左の写真はネットで観ることができた、そのHBCニュースの映像。すいません、勝手に使っちゃって……

 北海道新得高校は、1948年に清水高等学校新得分校として開校。1952年に北海道新得高等学校として独立。
 分校開校から70年。歴史の幕を閉じることになった。

 他の北海道のテレビ局がこのことをニュースで取り上げたかどうかは知らないが、伊福部昭と少なからず関係が深いHBCだからこその目の付け所だったんじゃないだろうか?

  奇しくも同じ1952年
 というのも、以前も書いたように、かつてHBCで使っていたラジオ放送のコールサインは伊福部作曲の「ウポポ」であり、テレビ放送のコールサインも伊福部が書いたものだったからだ。

20180810HBC1 その2曲は今年8月にリリースされた、3月に行なわれた『伊福部昭トリビュート 春の音楽祭 イン キタラ』のライブCDに収録されている(なお、HBCテレビのコールサインは、これより前に蘇演されており、ライヴCD『伊福部昭百年紀Vol.3』に収められている)。
 このCDの制作はHBCであり、発売元の1社でもある。

 HBCラジオのサービス放送は1952年2月8日から、本放送は3月10日から開始され、“放送の開始と終了を飾るラジオのテーマ音楽”として「ウポポ」が作曲された。
 なお、HBCラジオが民放としては北海道で初めてのラジオ放送である。

 アイヌの踊りをイメージしたこのオーケストラ作品は放送開始と同じ1952年に作曲者自身の指揮で録音され(ということは、放送開始直前ってことだろう)、その後48年間にわたって使われたという(そのことを知っていれば、実際に使われているうちにラジオで聴いてみたのに!)。

 また、北海道で最初に民放でテレビ放送を開始したのもHBC。1957年のことである。
 「ウポポ」と同じくアイヌの踊りをイメージしたこの曲を、放送の開始と終了時に毎日流した。
 このコールサインはいつまで使われていたのだろう?
 もしかして今でも?
 でも、早起きの私でも、起きたときにはもうHBCテレビはテレビショッピングとかが始まっちゃっているし、夜は起きてられないし……

2016-10-05_142sub  合唱じゃないのが残念だが……
 新得高校校歌は1960年に制定された。作詞は阿部戸一。

 うん、もうこれは良くも悪くも伊福部以外の作曲家とは勘違いしようのないメロディー!

 この校歌が学び舎で在校生たちの合唱によって歌われることはもうないが、現時点では独唱ながらも『伊福部昭の団体歌』で部外者でも聴くことができる。
 歌っているのはバリトンの根岸一郎。ピアノ伴奏は河内春香。

 2016年録音。スリーシェルズ。

  また『伊福部昭トリビュート』の指揮は藤田崇文。管弦楽は札幌交響楽団。
 HBCラジオ&テレビのコールサインを良質なサウンド&演奏で耳にできるだけでも、買う価値十分の1枚である。

 2018年ライヴ録音。ポニーキャニオン(発売元は北海道放送、スリーシェルズ、TBSヴィンテージクラシックス)。

Ifukube団体歌

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 上に載せた新得駅の駅名表示板の写真は1978年に、夜行急行の『狩勝』で釧路に向かう途中で撮影したもの。

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 つまり、まだ『石勝線』ができる前。
 なので、手前の駅は『落合』だけの表示。
 現在は新得で根室本線と石勝線が合流。そのため『落合』と『トマム』の2つが書かれている。

墓参りのあと、たまたま亡父の好きだったそばを食べる♪武満/波の盆

Naminobon  朝から盆モード
 12日・日曜日は帰省していた次男坊が朝2番の電車に乗って帰るというので-まっすぐ帰るのではなく、函館~青森経由なんだそうだ-駅まで送った。ちょうどAIR-G(FM北海道)の『アサクラ』が始まり、いきなり尾高/札響による武満の「波の盆」がかかった。このディスクであり、この曲である。

 庭仕事-ラティスパネルの修理-のあと、亡き父(&ご先祖様たち)の墓参りに行くかと11時ころに家を出る。墓は札幌市西区の平和霊園である。

  関係ない墓地への渋滞に巻き込まれる
 家を出てほどなくして渋滞に巻き込まれた。こんなところが渋滞しているのに遭遇するのは初めてだ。
 それは墓参り渋滞だった。江別霊園に向かう車で先に進まない。
 しばらく待ったが次の交差点に差し掛かるまで30分以上はかかると判断。Uターンして別な道を進んだが、札幌新道は流れは順調(高速にのるとかえって混んでいそうな予感がして一般道にした)。
 途中、西野二股の手前で『司寿し』の看板を見かけた。「ブログつながりのサムさんがよく行っている店がここなんだ」と、実際に店は見なかったが(通りの奥にあるようだ)、妙なもので懐かしく思う。

 墓に憑き、いや、着き、水をくむバケツ(手桶)が殺到する墓参家族たちで出払ってしまっているかもしれないと、念のためにペットボトルを持参したのだが-なんて気が利くんでしょう!-、手桶は3つも残っていた。

 父に「宝くじが当たりますように」とお願いし、霊園のすぐ横の山は岩肌が露出していて、このところ石に興味を持っている私はそこを写真に収めようかと思ったが、場所が場所だけに『変なもの』が写っていたらあとあと後悔すると思い、やめる。

  そうだ、あの店があった!
 そのあと、西野6条にあるそば屋が人気店らしいと妻がスマホで調べた店に行ってみるが、1時を過ぎていたのに路上駐車だらけ。つまりそれだけ混みあっていた。こういうことに執着しない私は、すぐに「そうだ、志ぶ家にしよう」とそちらに向かう。けど、あの路駐は近所の人、ひどく迷惑しているだろう。
 亡き父が晩年好んでいたそば屋で、麺は白い更科そばである。

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 私は田舎そばの方が好きで、更科だと食べている途中で“飽き”が来るかもしれないと思い、親子丼とのセットにする(なんせ、丼物や定食だってやっていると謳っているのだ。親父さんの自信がうかがえる)。

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 『志ぶ家』のメニューはこう。って、食べログかっ!?

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 低めの値段設定がうれしい。
 妻が頼んだのは天ざる。

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 親子丼は、私にとっては理想的な味。うまい!やわらかい鶏肉もたっぷり。そしてそばもセットの物なのになかなかのボリューム。

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 更科があまり好みではないと書いたが、ここの麺はコシもしっかりありつゆが出汁がきいていてうまい。途中で飽きることなくおいしくいただいた。

 昼の営業は2時までのようで、おやじさんが1時45分頃にのれんをさげた。
 しかし、そのあとも2組ほど来店。しかし、何も言わずに当たり前のように注文を受けていた。善い人だ。

  お盆に食われたくないし
 そして、先日書いた、私が石を拾いに何度か通った坂道。
 それがここである。

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 あの立て看板の先がなぜか鉱物が敷き詰められた道だったのだ。当時はこのように枝葉がうっそうとしてはなく、太陽が直接照り付ける熱中症になりそうな開かれた道だったと記憶している。

 札幌市はこのところクマの出没情報が相次いでおり、この道の先の宮丘公園は過去にヒグマの目撃情報もあることから、あの道を確かめに行くことはあきらめた(というか、ハナからその気力はなかった)。

 こうして父の墓参りを盆前に終えた。

 武満徹(Takemitsu,Toru 1930-96 東京)の「波の盆」(1983)。同名のテレビ番組のための音楽である。

 尾高はこういう“美しい”曲を歌い上げるのはとても上手だと思う。

 オーケストラはもちろん札幌交響楽団。

 2000年録音。シャンドス。

?年ぶりの高知♪間宮/竜馬がゆく

20180704Kochi1  幸運その1
 私は幸運だった。

 水曜日。大阪空港に行くために駅に向かったのだが、駅に着いた途端にどしゃぶりの雨が降り出したのだった。つまり、私は雨に当たらずに済んだ。

 今回の目的地は高知。
 高知市に行くのは何年振りだろう?過去のブログで確認しようとしたが、まるで高知に行ったことを隠しているかのようにヒットしない。だから、自分でも何年ぶりかわからないが、回数としては3回目だと思う。

  幸運その2
 私は幸運だった。

 高知に着いたときも雨に当たらずに済んだ。すでにあがっていたのだ。
 空港のターミナルはなんとなく記憶にあるから不思議なものだ。
 高知県らしく、看板も横断歩道の道路標識に描かれているおじさん、ではなく歴史上の人物をかたどっている。

 高知駅行きのバスに乗る。
 途中停車したバスターミナルに『よさこい』のポスターが貼ってあった。

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 そうだ。前回来た時にタクシーに乗ったら、運転手さんに「どっから来たの?」と尋ねられ、「北海道」と答えたら「こっちが本物なのに、北海道ではまねして『よさこいソーラン』とかやっている」と非難めいたことを言われたことを思い出した。ふんっ!

 あのときから何年も経っているのに、はりまや橋は成長しないで短いまま。
 あっという間に通り過ぎる。

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  幸運その3
 私は幸運だった。

 夜は和食の店で食事。今回は蛸島課長などと一緒。蛸島課長の課の天本係長が、私に気を遣ってくれて頼んでいたコースの《かつおのたたき》を鶏肉料理にチェンジしてくれていた。私が苦手だということをウィキペディアか何かで調べたらしい。ありがたいことである。これまた、係長の配慮とはいえ、私には幸運なことだった。

 食事を終えホテルに戻るときには雨が降っていたが、天気予報では強い雨ということだったので、そう思えばこれまた幸運。もちろん傘も持って行っていた。

  幸運その4
 私は幸運だった。

 昨日の木曜日は朝から強い雨。しかし車で市内を移動するので問題なし。
 ほかのメンバーはもう1日用事があるので連泊。私はこの日の午後戻り。
 しかし用務が早く終わったので、空港に向かった。
 なぜか高知→伊丹便はどれも満席で、空港でしばらく時間をつぶすつもりだったが、40分後に出発する便に空席発生。それに乗ることができた。

Dokuganryu  幸運その5
 私は幸運だった。

 大阪空港に着くとどしゃぶり。
 しかし、これまたモノレールと阪急で移動し駅で降り、私が外を歩かなければならないときに限って小降りになってくれた。
 2日間、なんとなくツイていた。
 北海道の自宅のあたりにも洪水警報が一時出たが、昨日の午後には注意報に格下げになったし……

 間宮芳生(Mamiya,Michio 1929-  北海道)の「竜馬がゆく」(1968)。

 この年のNHK大河ドラマのオープニング曲で、演奏は外山雄三/NHK交響楽団。

 同じ音源のCDが現在はNHKレーベルで販売されている。

 ※ 私的連絡~masaさんメッセージありがとうございます。

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