再現部排除
序奏部 - 呈示部 - 展開部と進んだら、次は再現部ってことになる。ソナタ形式ならば。
でもアタシ、ひとこともこのシリーズはソナタ形式に従って話が進むなんて言ってないもんね。
だいたいにして、あの高熱が『再現』されるなんてまっぴらごめんだ。
ということで、リポートは再現部無しの終結部。
当面の生活空間確保
病院に行きコロナと判定されて自宅に帰った私は、1階の和室で生活するために(それまでの布団に加え)折りたたみ式の座卓テーブルを押し入れから出してきて布団の横に置いた。
これからは当面の間、私はここで独り、窓に向かいながら食事をすることになる。
妻は1階のトイレの前に ――しばらくの間、私専用となる―― にアルコールスプレーを置いた。
使ったら、ちゃんと消毒しなさいということだ。
この日の夕飯は、妻が作ったシューマイ。
幸いにして熱はずっと平熱だし、咳はたまに出る程度。なんといっても心強いことに、食欲はある。
しかし残念なことにカロナール服用中はアルコールはダメということで、炭酸水にポッカレモンを垂らしたものを飲んでがまんした。
鍋物を鍋から取り分け一人炭酸水で黙食
翌25日はもともと在宅勤務シフト。
起床時の体温は36.5度。のどの痛みも少し和らいだ感じがする。
が、横になっている時間が長いので、逆にぎっくり腰の痛みは再び悪化。たまに咳をすると腰に痛みが響く。
この日は妻も仕事が休みだったけど、昼ごはんは何を食べたんだっけ?
午後、少し長めに昼寝をしてしまったが、やはり夜はあまり熟睡できていないせいだ。
日中も平熱を保ち、夕方の検温結果も36.5度。
この日も禁酒。
とんちり鍋だというのに(写真は以前作ったときのもの)。
2日続けてアルコールを飲むのを休んだのは、このときに3日間休まざるを得なかった以来のことだ。
剃刀の刃を飲んだことはないけれど……
26日。
この日の朝、ブログで自分がコロナに感染していたことを公表。
起床時の5時の検温結果は36.5度。
ということで、私の平熱は規則正しく36.5度だということを初めて認識する。
ブログを見た、大学時代の友人 Kbys 君から激励のメッセ―ジが届く。
ありがたいことだ。
いやぁ、「奇人変人コーナー」、私も楽しみにして観てた。
電球男は知らないけど、金魚とか飲み込む人がいた。
そこまでして白いギターが欲しかったというのが、また不思議だ。
で、私の場合は『ガラスや剃刀を飲み込んだよう』っていう表現が当てはまるような痛みは全然なかったです、Kbys 君。
この日は「コロナ感染自主的自宅待機」として有給休暇取得。
ハチにおびえつつ庭仕事
部屋の中にいてもしょうがないので、庭に出て、夏の間豊作で私にうれしい悲鳴を上げさせたキュウリと、後半は実りの勢いが失速したミニトマトの苗を抜いて片づけた。
あたりにはやたらとアジナガバチが飛んでいる。
去年私を刺した、危険害虫だ。
オニヤンマのブローチを地面に置くと、しばらくするとアシナガバチはいなくなる。間違いなく追い払う効果はあるようだ。
ただ今回わかったのは、このように設置するよりも地面に置いたり、地面に水平になるようにした方が効果があるようだ。
そっか、そうだよな。
考えてみればトンボって地面に垂直にはとまらないもんな。
ただ庭のほかの場所にもアシナガバチが飛び回っているので、きちんとマスクをして DAISO に買い足すために行って来た。
が、もう売り切れていた。
ふだんはブラック志向なのに
昼は妻が作って置いてくれたサンドイッチ。
妻は仕事で出かけていないのに、私は律義に和室にこもって食べた。
DAISO に行ったついでにスーパーで買った Piknik をお供にしたが、コロナによる味覚に変化ってことはないのだろうが、やたらに『コーヒー牛乳系』の味が恋しくなったのだった。
「カフェ・オ・レ」だけど、これ『コーヒー入り清涼飲料』であって『乳飲料』ではないのね。
この日の夜は、ハイボールをふつうに飲んだ(そのかわり夜の薬は休んだ)。
夕食も残っていたサンドイッチやら、買ってあったアンパンなんかを食べた。
サンドイッチにアンパン。同じ仲間だ。
ハイボールにアンパン。そんな変な組み合わせではない。
こうして予想もしなかった発熱から始まった一週間の平日5日間が終わった。
♪ MUUSAN の今日の一曲 ♪
サティ(Erik Satie 1866-1925 フランス)の「家でただ一人(Seul a la maison)」。
3曲から成るピアノ曲「犬のためのぶよぶよした本当の前奏曲(Veritables Preludes flasques)」(1912)の第2曲。
サティ(Erik Satie 1866-1925 フランス)の「家でただ一人(Seul a la maison)」。
3曲から成るピアノ曲「犬のためのぶよぶよした本当の前奏曲(Veritables Preludes flasques)」(1912)の第2曲。










































































