新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は自宅庭で咲いた「レディ エマ ハミルトン(2024年6月22日撮影)。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

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ロック(QUEEN)

『ラプソディ』のリピーターになった私♪ヘンデル/シバの女王の入城

QUEEN_LIVE AID1985  1回じゃ満足しなかったんです
 いろいろとハラハラ、ドキドキがあったが、日ごろの道徳観、倫理観のおかげで無事に新千歳空港に降り立つことができた私(ただし月曜日に、またまたひどい目に遭ったことはあらためて報告する)。

 その翌日の土曜日の午前中-この時間帯は、当初の予定どおりのフライトだったとしたら私は機中の人ということになる-、妻と映画を観に行くことにした。

 「ボヘミアン・ラプソディ」である。
 そもそもクラシック音楽以外にはまったくもってなれなれしくなかったこの私。
 クラシック音楽どころか、映画自体、観に行くのだって妻の付き合いで年に1度か2度程度。
 ましてや、同じ映画を映画館で2度見るなんて、人生初。
 年末に観たのに、でも、また観に行ってしまった。

 2回目ともなると、前回気づかなかったことにも気づく。
 また、前回のあと「GREATEST HITS」というアルバムを購入し聴いていたので、よりお近づきになれた気がする。

20190119AC
  年齢情報とかが利用されている?
 それにしても、ネットで予約購入した夫婦割引のチケットなのに、入場の際に年齢チェックしないのはなぜだろう?

 購入の際にクレジットカードの(生年月日の)情報と照合済みなのだろうか?あまり考えられないけど、そうだとしたらなんかイヤだ。
 それとも、性善説に立ってチェックしないのだろうか?

 さて、私のQUEENへの傾注度はそれでもまだ微弱なもので、あいかわらず鼻歌はもっぱらクラシック音楽なのだが、妻はすっかりQUEENにはまっている。
 そのうち、「私はQUEEN(女王)よ!」とか、家の中で言い始めなきゃいいが、と憂慮している。

 年末には妻がDVDも購入。さらに年明けに、やはり妻が「GREATEST HITS II」のアルバムも購入。

QUEEN_GREATIST HITS II

 妻名義のDVDを鑑賞させていただいた。
 妻名義のCDはリッピングさせていただき、そのflac形式のファイルをUSBメモリ入れた。これを大阪に持ち帰って来た。

BaroqueMasterP  別のQueenですが
 ヘンデル(Georg Friedrich Handel 1685-1759 ドイツ→イギリス)の「シバの女王の入城(Arrival of the Queen of Sheba)」。

 オラトリオ「ソロモン(Solomon)」HWV.67(1748)の第3幕のシンフォニア(オラトリオ全体としては第42曲)で、このオラトリオのなかでもとりわけ有名な、祝祭的な音楽である。

 バーンファルヴィ/ブタペスト・ストリングスの演奏で。

 1986年録音。ナクソス。
 バロック名曲集のアルバムである。

♪ 作品情報 ♪
【初演】 1749年・ロンドン(詞はT.モレルと考えられている)
【構成】 3幕。「シバの女王の入城」の演奏時間は約3分。
【編成】 S 2, A, T, orch
    
Handel♪ 作曲家情報 ♪
 
 大バッハと並ぶバロック音楽最大の作曲家。ハレ大学で法律を学んだのち、ハンブルクに出てカイザーの後継者として歌劇の作曲で成功。1706年から’10年までイタリアで活躍したのち帰国、ハノーヴァー選帝侯の宮廷楽長になったが、この年ロンドンに出て歌劇を上演、’12年ふたたびロンドンに赴いたまま、’27年には市民権を得た。この間おもに歌劇の分野で作品を発表し、イタリア人ボノンチーニと競いあったが、’32年より英語の歌詞によるオラトリオの作曲に新生面を見いだし、「メサイア」を含む数々の傑作を生みだした。
 (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

盛り上がる『パイン』、盛り返さない『バナナ』

YofukeBananaPoster  最初は良かったが……
 年明けの正月休み中に『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』を観に行った。

 テレビCFの予告編などで流れている、タイトルにもなっている、夜更けにバナナを買いに行かされるシーンは最初のうちに出てくる。ここでぐっと観る者を引きつけるわけだ。

 それはそれでいいのだが、正直なところ、そこからストーリーが進むにしたがってディミヌエンドって感じ。
 緩慢に盛り下がっていく。私にはそんな気分が否めなかった。

 その10日ほど前に、同じ『イオンシネマ江別』で『ボヘミアン・ラプソディ』を観たのだが、あちらはどんどん映画に引き込まれて-このロックなんて聴いたこともない私が!-尿意も忘れるほどだったのに、『バナナ』は『ボヘミアン』より上映時間が短いにも関わらず、間延びしてしまってとっても長く感じた(尿意は終演までがまんできたが)。

QUEEN_GREATEST  HITS これはレスピーギの「ローマの松」の最終楽章がピアニッシモで始まり、徐々に盛り上がりながら最後はフォルテッシモの大爆発!というのと、ちょうど反対だ。
 なお、このところ私は、ほぼ1日に1回は「ボヘミアン・ラプソディ」を聴いている。

 映画に引き込まれなかったのは「バナナ」の主人公の強烈なわがままぶりが、私に拒否感を抱かせたのかも知れない(その点、大泉洋は憎らしさを見事に演じている)。

 あのわがままこそが、鹿野という主人公の人物の生き方だ。その描写がこの映画の見どころでもある。
 しかし、彼の強烈な個性と発露がどこまで実像に忠実なのかはわからないものの、いくら重症難病患者であろうと(そのつらさはRespighiRomaMuti並大抵のことではないのは私にもわかる)、あそこまで周囲の人間を振り回すようなことが容認(ともすれば賞賛)されるものなのか、そこのところが私にはどこか共感できないし、感動もできなかった。

  結局、救いは札幌市内・近郊の映像?
 唯一の救いは、高畑充希のバイト仲間の女の子の1人-古川琴音というらしい-がかわいかったことだが、彼女のほかのネット上の写真を見ると、もっと化粧や表情がシャープで、良い意味での素朴な感じがなくて……結局救われなかった。

 なお、映画の最後のクレジットには協力先として江別市の名もあった。
 鹿野氏が住んでいた住宅(レンガ壁の平屋)は江別の古い市営住宅に似てなくもなかったが、そう言い切る自信はない。

 さて、レスピーギの交響詩「ローマの松」。
 盛り上げられているのはわかっていても、心臓バクバク、ドーパミン大放出になってしまう、じつにツボを押さえた音楽である。

 ムーティ/フィラデルフィア管弦楽団の演奏を。

 イタリア人指揮者と、作曲家自身もここで指揮をしたフィラデルフィア管弦楽団との組み合わせ。

 いまさらそれがどうしたって話ではあるが。

 1984年録音。EMI。

 ♪ 作品情報 ♪
レスピーギ(オットリーノ)/Ottorino Respighi(1879-1936 イタリア)
 交響詩「ローマの松」(Pini di Roma〔伊〕/Pines of Rome〔英〕)  

 【作曲年】 1923~24年,初演:1924年(ローマ)
 【構 成】
  全4楽章(各楽章切れ目なく続けて演奏される。約23分)
  I.  ボルゲーゼ荘の松(I pini di Villa Borghese)
    Allegretto vivace~Vivace 8/2拍子
  II. カタコンバ付近の松(Pini presso una catacomba)
    Lento 4/4拍子
  III. ジャニコロの松(I pini del Gianicolo)
    Lento 4/4拍子
  IV. アッピア街道の松(I pini della Via Appia)
    Tempo di marcia 4/4拍子

 レスピーギは1926年にフィラデルフィア管弦楽団を自ら指揮する際、この曲について、次のように記している。

 「ローマの松」では、私は、記憶と幻想を呼び起こすために出発点として自然を用いた。極めて特徴をおびてローマの風景を支配している何世紀にもわたる樹木は、ローマの生活での主要な事件の証人となっている。

 【編 成】 orch(fl 3(第3奏者はpicc持替),ob 2, E-H, cl 2, b-cl 2, fg 2, C-fg, hrn
            4, trp 3, trb 4, timp, 打楽器各種, Str, p, cel, org, 録音されたナ
           イチンゲ-ルの声)
        舞台裏のtrp
        ブッキーナ(舞台外の別動隊のバンダ)
 
Respighi♪ 作曲家情報 ♪ 
 近代イタリア復古主義の一翼を担った作曲家。ボローニャの音楽学校で学び、ヴィオラ奏者として活躍。1913年よりローマのサンタ・チェチーリア音楽院で教鞭をとる。流麗なオーケストレーションと甘美な旋律を特徴とし、中世、ルネサンス、バロックのイタリア音楽の要素と民族主義的立場を結びつけた。
 (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)





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