新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は自宅庭で咲いた「レディ エマ ハミルトン(2024年6月22日撮影)。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

リッピング

わが家のネットオーディオ体系、消滅す♪LvB/Sym3

  マウスで選曲した方が楽でした
 CD 音源をリッピングして無線 LAN ディスク(NAS)に FLAC 形式のファイルとして取り込み、それをネットワークオーディオプレーヤー(NAP)に WiFi で飛ばし再生するという体制、つまりネットワーク・オーディオの体制を構築したのは2018年のことだった。

 その後もリッピング作業は続き、持っている CD のほぼすべてを取り込み終えたのは昨年の暮れのことだった。
 ところがその少し前、去年の夏に突然 NAS が身動き一つしなくなった。幸い外付け HDD にも音源をバックアップ保管していたので助かったものの、これで NAS をサーバーとして WiFi で NAP(NA6005) とつないで音楽を再生することができなくなった。

 その後は 外付け SSD を購入し、ここにもリッピング音源を保管。SSD とパソコンを USB 接続し、パソコンの音楽再生ソフト MusicBee で音源を再生することにした。パソコンと CD プレーヤー(SA8005)を USB で有線接続し、CD プレーヤーに搭載されている D/A コンバーターを使っての再生である(実際には NAS が崩壊する少し前から、この方法を使い始めていた)。

DSC_1402

 音楽を再生する際にいちいちパソコンを開かなければならないので手間がかかるかと思ったが、NAP の小さなディスプレイを見ながら操作するよりも MusicBee で選曲するほうがずっと使い勝手が良く、手間は気にならなかった。

20231015MusicBee


 また、NAS だとサーバーとして DLNA 規格で扱えるファイル数に上限があることもネックだった(私が持っていた NAS では1万ファイル。もっと多くを共有できる機種もあるがなかなかお値段も高い)。いくら高速と謳われた NAS でも、HDD からファイルをコピーするのにかなりの時間がかかる。それも億劫だった。

 なので、新たに NAS を買い直すことはやめて、この接続、再生方法でずっと行こうと考えたのだ。
 そしてまた、NAP では数年前からインターネットラジオの vTuner が有料になり、それもまたいつまでサービスが提供されているのか不透明。となると、NAP を持ち続ける意味がなくなってきた。使う機能としてはチューナーだけだ。

 それでも、USBフラッシュメモリに保管した音源ファイルを聴くこともあるかもしれないとは思った。この NAP の前面にある USB 端子に差し込むと、FLAC 形式の音源ファイルが再生できるのだ(CD プレーヤーの SA8005 の前面にも同様の USB 端子があるが、FLAC 形式には対応していない)。
 しかし、この1年間、一度もそういった使い方をすることはなかった。

 ということで、このたび NAP を売却処分した。
 これで わが家のネットワーク・オーディオの体系は無くなり、PC オーディオとなった。まあ、実際には NAS が壊れた時点でネットワーク・オーディオとしての体系は崩壊していたわけだけど。

 プリメインアンプと CD プレーヤーというシンプルな2段重ねになって、なんとなくすっきりしたといえばすっきりした。

20231014AMP

 なお、これまでは土曜日に STVラジオの 「ごきげんようじ」を聞くときは NAP のチューナー機能を使っていたが、これからは小さなラジオで聞くことになる。

 ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven 1770-1827 ドイツ)の交響曲第3番変ホ長調Op.55英雄(Eroica)」(1803-04)を、刺激的なジンマンの演奏で。

EroicaZin

硬い円盤は箱に入れてしまっておきましょう♪吉松隆/Sym2

202302HDD  あちこちに保管すると別な危険が
 無線 LAN ディスクが突然死したあと、長年かけてリッピングしてきた CD 音源の保管場所が外付け HDD 1台になったので、それは危険すぎると身の危険を感じ、SSD を購入しバックアップ。さらに念には念を入れ-だって40年近くにわたり投資してきた CD の音源なのだ-もう1台外付け HDD を購入。こちらにもバックアップした。

 ところが、通常これらの音源を再生するときには物理的駆動のない SSD に保管したファイルを使っている。とすれば、HDD 2台をいつも部屋の中に鎮座させておく意味も必要もない。かえって埃まみれになるだけだ。

 いや、実はこれら2台の HDD にはリッピングした音源ファイル以外にも、別な個人的なファイル-年賀状の住所録や家計簿やブログで使った写真など-を定期的にバックアップしようと思っていた。
 しかし、バックアップも大切だが、いくつもバックアップをとっておくのも善し悪しではないかと思うようになった。私が突然死んで、HDD を無造作に廃棄することになると、音楽ファイルだけなら問題ないが、生まれたときのままの姿の写真はないものの、自分や家族の写真なんかのファイルが残っていると、個人情報大開放ってことになりかねない(私が突然死なないにしても、HDD を破壊することの大変さを無線 LAN ディスクのときに思い知らされた)。

 ということで、HDD はバックアップした音源ファイルだけを保管し-つまり今後は更新する機会はない-、箱にしまっておくことにした。

 その個人的な内容のファイルはいざとなればぽきっと折ることもできる USB メモリだけにバックアップしておくことにした。

 それにしても、HDD は 3TB と 2TB のもの。SSD は1TB のもの。
 リッピングした音源ファイルは705GB で収まった。ちゃんと計算して買えよなぁ、私ったら。

 吉松隆(Yoshimatsu,Takashi 1953-  東京)の交響曲第2番地球(テラ)にて(at Terra)」Op.43(1991)

YoshimatsuSym2

6年に及ぶリッピング作業がついに完了!♪ドビュッシー/西風の見たもの

20221229Clock  はるか西の九州からの届け物
 昨日から年末年始休暇に入った私。
 でも6時前には目が覚めてしまった。
 壁の電波時計を見ると、今日はちゃんと電波を受信していた。1秒たりとも狂っていない最良の状態だ。そう思うと、今日一日が充実したものになりそうな予感がする(でも『WEST』を受信)。

 今年最後のゴミ収集日なので、まずはゴミ出し。
 そのあとは朝刊を開く。
 『二世・易八大のきょうの運勢』を見ると、2月生まれは『好調。だがおごることなく最後まで全力で』と書いてあった。

 朝食は昨日の帰りに酔った勢いで-会社の事務所での納会で飲んだのだ-LAWSON でなぜか買ってしまったサンドイッチ。それに鍋に入っていたトマトスープ。仕上げにヤクルトとお薬各種。

 この日の朝も穏やかで、新しい雪がうっすらと積もった程度。
 こんなに何日も雪かきをしないで、バチが当たらないだろうかと不安になる小心者の私。

 トイレと浴室と洗面所の換気扇の羽の掃除。
 トイレと洗面所の換気扇は24時間365日回っているのだが、羽にけっこうなほこりがこびりついている。踏み台に乗って、左手にハンディークリーナー、右手に歯ブラシを持ち、歯ブラシでこそげ落としたほこりをクリーナーで吸いこむ。歯科医院でのバキュームのように。もちろん、おごることなく最後まで全力で。

  ちんたらと進めた6年間
 勤労のあとは趣味的労働。
 MusicBeeを使ってCDのリッピング。この日3枚のCDをハードディスクに取り込んだ。
 そして、約80枚のSACDハイブリッドのディスクとエラーが出て取り込みが進まなかった10枚ほどのCD-エラーをチェックしないクイック取り込みで取り込んでみたが、雑音だらけ(短波放送のよう)でまったくもって聴けたもんじゃなかった-を除き、持っているCDのすべてのリッピングが終了した。2016年の夏から始めたリッピング作業がようやく終わったのである。6年かかったことになる。完了を見届けずにぶっ壊れてしまった無線 LAN ディスクも、あの世で喜んでくれていることだろう。

 取り込んだCDの枚数ははっきりわからないが、たぶん1,200枚ぐらいだと思う。
 取り込んだデータ容量は705GB(FLACなので圧縮されている)。ファイル数は28,494(1トラック1ファイルで取り込み)、フォルダ数は10,768。

20221229PrtSc2


20221229M_Propaty

 ついでに MusicBee の画面もあらためて載せておこう。

20221229MusicBee

 ドビュッシー(Claude-Achille Debussy 1862-1918 フランス)の「西風の見たもの(Ce qu'a vu le vent d'ouest)」。
 「前奏曲集第1集(Preludes 1)」(1909-10。全12曲)の第7曲である。

 ここではピアノの原曲版ではなく、ブレイナー編の管弦楽版のディスクを取り上げておく。

Debussy21PrelidesBreiner

これでまずは安心!二重バックアップ体制確立♪ベリオ/ボッケリーニの帰営ラッパ

20220829HDD  75分で安心をGET!
 CDをリッピングして保管している無線 LAN ディスク(NAS)が突如壊れたことは報告したし、壊れた NAS をさらに壊したこともお伝えした
 そのため保管先は外付け HDD だけとなり、これに万が一のことが起こると私のクラシック鑑賞人生が水泡に帰するので、あわてて SSD を購入しバックアップをとった

 また、「幸せの黒い猫」さん-この方は私がいつも訪問しているウィッチ・ハウンドさんのブログ「What,Me Worry?」にしばしばコメントを寄せている-が、「外付け HDD を通常用とバックアップ用の2台運用した方が安全だと思います」とアドバイスをコメントとして寄せてくれたので、自分の財布の安全を脅かしはするものの、これまでの人生を台無しにしないために、2 TB の外付けハードディスクを購入した。アイ・オー・データ機器製である(HDJA-UT2R)。
 いま使っている 3T の HDD よりも、今回新規購入した 2T の HDD の方が大きい(写真下)。電源が内蔵されているせいだろうか?

20220831HDDdouble

 HDD → HDD とバックアップ・コピーするよりも、SSD → HDD でコピーした方が速いのではないかと考え(そうではないかもしれないが)、SSD にバックアップしたファイルを新たに導入した HDDにコピーした。

20220831SSD


 全ファイル(全フォルダ。約650GB)を一括コピーするとトラブルが発生した時に厄介なので、何回かに分けてコピー作業を実施。
 SSD の読み込み速度の理論値は350MB/S、HDDの書き込み速度の理論値は5Gbps(625MB/S)だが、いろいろな要因があるのだろう(パソコン自体の能力とか)。実際の速度は200MB/Sをやや下回るくらいのものだった。

20228031BuckupScr

 それでも覚悟していたよりも早く、バックアップは75分ほどで完了した。

 なお最終的には、音楽ファイルを再生するときにはもともとあった HDD に保管してあるものを使うのではなく、SSD に保管してあるファイルを使うようにし、2台の HDD の両方をバックアップ用と位置付けるつもりである。

BerioLintu 名前が目についたので、ベリオ(Luciano Berio 1925-2003)の「ボッケリーニの『マドリードの夜の帰営ラッパ』に基づく管弦楽編曲(Quattro versioni originali della Ritirata Notturna di Madrid di L.Boccherini)」(1975)を。リントゥ盤で。












Vivaceほどは速くないかもしれないけれど♪バルトーク/アレグロ・バルバロ

  コースターじゃありません
 わが家の家庭菜園では、昨年はまったくもって不作だったナスが今年は順調に生長し次々実をつけてくれている。
 そのことを喜んでいた矢先に、突然 NAS が不順どころか完璧に壊れた

 壊れた NAS(無線 LAN ディスク)はアイ・オー・データ製だった。
 ならば、もうアイ・オーの製品なんて買うものか、と思うのが一般庶民にありがちな考えだが、私は違う。義理堅い異色庶民の私は、アイ・オー・データ機器の SSD を購入した。

20220810SSD1

 本当は2TB のものが欲しかったが、予算の都合およびたぶんこの先リッピング作業を続けていっても理論的に 1T で収まるはずだとの思いから1T にした。

 製品の『謳い文句』は読んでいたものの、実際に実物を見ると、本当に小さくて軽い。

20220810SSD2

20220810SSD3

 ハードディスクから SSD へのデータコピーは、いくら SSD の書き込み速度が速いといっても、何時間かはかかるだろうと覚悟した。

 過去にハードディスクから NAS に一括でコピー指示を出して、パソコンがおかしくなった経験があるので、今回もこまめに分けてコピーすることにした。

 が、うわぁ~、速い!
 肩透かしを食らった感じで、全然長期戦にならなかった。

 こうして、無事、再びバックアップディスクを作ることに成功したのだった。
 なお、私が使っている据え置き型ハードディスク(アイ・オーの HDC-LA30)は USB3.0 での最大転送速度が5Gbps/秒(625MB/秒)の超高速タイプである(今回買ったポータブル SSD より速い)。

 バルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)のアレグロ・バルバロ(Allegro barbaro)Sz.49(1911)を。

BartokBarbaro











突然、ナスすべなしに!♪「ソフィーの不幸」に基づく7つの踊り

20220809LANDISK1  あの日、突然……
 私が CD のリッピング作業を開始したのが、2016年のこと
 時間があるときには、ついついブログ書きという非生産的なことをしてきたので、いまだ終わっていない。しかし、ざっくりと見たところ、手持ち CD の7割のリッピングが終わった感じである。

 私のリッピング作業の諸々については、右のサイドバーにある「記事検索」で『リッピング』と入力していただければ、うんざりするほどの記事がヒットするはずだ。うんざりした気分になりたいときは、お試しするとよい。

20220809LANDISK2 リッピングで取り込んだ音楽ファイルは、私は外付けハードディスクに保管。
 同じものをバックアップ用として無線 LAN ディスク(NAS)に保管している。さらに NAS にはバックアップで外付け HDD とまったく同じものを保管しているドライブのほかに、もう1つドライブを作ってあり、それは共有ドライブとして使用。よく聴く音楽作品や演奏のファイルをコピーして保管し、ネットワークオーディオプレーヤーで再生している。
 なぜ NAS のバックアップ用ドライブをそのまま共有ドライブに充てないのかというと、共有ドライブに設定するドライブの保管ファイルの上限数は1万ファイルまでという制限があるからである。

 なお、外付け HDD を接続したパソコンと CD プレーヤー(USB-DAC として使用)を USB ケーブルで接続し、パソコンの音楽再生ソフト(私は MusicBee を使用。リッピングにも MusicBee を使用)で音楽ファイルを再生する方法もある

 さて、このあいだの日曜日にはジャン・フランセの3枚組CDの取り込みを行なった。

 取り込みが終わったあと外付け HDD に保管された CD 3枚分のファイルを NAS にコピー。
 双方の値に違いがあってはならないのでチェックすると、両方とも635GB、682,149,950,913バイト、24,548ファイル、9,579フォルダと、一致した。

 そして、その数日後。
 在宅勤務勤務で、BGM で NAS の共有フォルダに保管した音源を聴こうと思い、リビングのルーター近くに置いてある NAS のスイッチを押すと(ふだんは電源を切っている)、、、ウンともスンとも言わない。パイロットランプも点灯しない。ファンも回らない。
 別なコンセントにつないでもダメだ。何度やってもダメだ。
 どう考えても故障だ。すでに、ただの重めの箱だ。
 この数日でいったい何があったというのだ?私はソフィーになった……

 買ってから5年。よくもったと言うべきか?いや、企業で使うような使用頻度では全然ないのだ。こんなに早く壊れないでほしかった。

 修理に出しても保管済みデータは消すそうだし、もう後継の NAS を導入することはやめることにした(ネットワークオーディオプレーヤーはFMチューナーとしてしか使われなくなる)。
 そしてまた、こうなると外付け HDD も危ないかもしれない。いや、けっこう危ないだろう。これも動かなくなれば、リッピングした音源を聴く術が無くなってしまう(リッピングした CD はほぼもう手元にはない)。
 あわてて外付け SSD を購入した。痛い出費だ。だが、HDD が壊れたら、いままで CD を買ってきた投資と、チンタラながらも進めてきた作業がすべて無駄になる。

 やれやれだ。
 どうかSSDへのバックアップが終わるまで、HDD に異常が起きませんように……
 
 フランセ(Jean Francaix 1912-97 フランス)の「バレエ『ソフィーの不幸』に基づく7つの踊り(Sept danses d'apres le ballet 'Les malheurs die Sophie)」(1971)

 廃盤

Francaix100
 










ええ。15cm足りないんです♪GM/Sym7

  無線から有線に
 ここ数年は音楽を聴く方法としては、 CD をリッピングして NAS に保管した音源(flacファイル)にネットワークオーディオプレーヤーで WiFi 接続するのがもっぱらな私である。

 しかし、ここに書いたように、私が持っている NAS は、DLNA として共有できるファイルは1万以内という制限がある。1万というとすごい数ではあるが、例えばバレエ音楽などでは1曲で20や30ファイルになってしまう(1トラック1ファイルとすると)。これが何百曲ともなると、ファイル数は膨大な数になる。実際、現在もまだまだ進行中の私のリッピング作業だが、これまでリッピングが終了した分のファイル数は数日前の状況で、9,400フォルダ、23,800ファイルになっている。
 このなかから1万ファイル以内になるように選んで共有フォルダに入れておかなければならない。

 例えばマーラーの交響曲第7番で共有分に入れておくのはショルティとベルティーニの2種だけでがまんしておくとする。
 けど、クレンペラーのものを聴きたいとなると、共有フォルダにコピーしなければならない。
 当然、このようなことを繰り返していると数は増えるばかりなので、代わりに別なファイルを削除しなければならない。

 そこで、名古屋時代に-NAP を買う前に-やっていたように、パソコンとCDプレーヤーを接続して聴くことにした。CD プレーヤーを(内蔵されている)USB-DAC として使うのである。

 つまり、〔リッピングした音源がすべて保管されている外付け HDD〕 → 〔パソコン〕 → 〔CD プレーヤー〕という接続である。

202203USBDAC

 これまでこの方法をとらなかったのは、そういう概念を忘れかけていたこともあるが、オーディオ用のUSBケーブルの長さの限界と、メーカーから指定されている(そしてまた私が持っているケーブルの長さでもある)パソコンと CD プレーヤーとの距離が3メートルでは収まらないからだった。

 ふつうの5mのケーブルもあるが、前にこれでつないだときは音が飛んだりして使い物にならなかった

 でも、である。
 ダメもとで、この粗悪な、いやごく普通のタイプの5mの USB ケーブルでつないで HDD に保管してある音楽ファイルを再生してみると(プレーヤーは MusicBee。下がその再生中の画面)、もう何日か使い続けているが、音飛びはゼロだし、何かノイズが発生するわけでもないし、私の耳には音も悪くは感じない。

202203MusicBee3

 前に音が飛んだのは、じゃあ何のせいだったのだろうかというと、いま思えばあの時使っていたあまり能力が高いとは言えなかったパソコンのせいかもしれない。

 でも、オーディオ用の3mのケーブルでつないで、聴きたいなぁ……
 せっかくあるのに宝の持ち腐れってやつだ。音ももっと良くなるんじゃないかと思うし。
 あと15cmくらいで届くんだけどなぁ……

  Shared では避けられない
 そうそう、MusicBee を使って音楽を再生しているときに Windows が放つサウンドなど他の音が鳴っては邪魔である。
 MusicBee で再生中にそういった音が鳴らないようにするには、MusicBee の「設定」から「プレーヤー」の「出力」で「WASAPI(Exclusive)」を選ぶ(「WASAPI(Shared)」ではなく)。

202203MusicBee1

 このように説明が出ているが、逆いえば MusicBee で音楽を再生中は、他の音に邪魔させませんということだ。

202203MusicBee2

 もちろん、コントロールパネルの「サウンド」で、「排他モード」をこのように設定しておく必要がある。

202203排他モード

 で、マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の交響曲第7番ホ短調「夜の歌(Lied der Nacht)」(1904-06)だが、マズア/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏も、私はひそかに好きだ。

Mahler7Masur

混合がダブルスだった金曜日♪バーンスタインのGM7

  みんな対等
 先週は外へ出かける用事があったので、火曜日のほかに金曜日にもあの店に立ち寄って昼食用の弁当を買った。

 幸い、この日は「ミックス」弁当があった。
 あったが、しかし、その顔は、私の知っている「混合」の顔ではなかった。
 前にも指摘したが、この店の弁当は中身が画一的ではなく、日々ビミョーに変化しているのである。そして、この日の「ミックス」は微妙どころか、私が知っている「ミックス」とはかなり趣を異にしていた。メインが合鴨ロースの燻製だったからである。

 私としてはスモークした合鴨はメインの『おかず』として認めたくない。そもそも合鴨はそれほど得意ではない(そばでも「鴨南蛮」より断然「かしわそば」に軍配を上げる)。
 しかたない。火曜日と連続になるが、でもおいしいから許せちゃう「鶏テリ」にしようか……
 そう思って、並べられた弁当群をもう一度眺めると、なんと、もう一種類「ミックス」というのがあるではないか!
 その「ミックス2」がこれである(“2”とは書いてないが)。

20211210PL1

 この「ミックス」の特徴は、ごはんが高菜チャーハンである(と思われる)ことである。
 また、どれかがドカンとメインを張っていない、民主主義的副菜群が見た目にも微笑ましい。
 そして、ザンギとシュウマイの間には、「ミックス1」では主役を張っていた合鴨が、ここではさりげなく参加している。

20211210PL2

20211210PL3

 これぐらいの存在感で良いのだ。合鴨の燻製は。だって、これっておかずというよりは酒の肴ですもの。

 弁当を食べながら私は微笑ましい気持ちになったのだった。

MahlerCompBernstein 微笑ましいといえば、マーラーやショスタコーヴィチのボックスセットのCDをリッピングし、リッピングが無事成功しているか何曲か『試聴』しているうちに、このところ古典派などの保守系な曲を聴く傾向にあった私に変化が生じた。
 マーラーを聴きたいという意欲、欲望、欲求が湧いてきたのだ。これは喜ばしく微笑ましいことではないか!
 なんだか精神が若返った気がしないでもない。まだまだ気力は衰えていないという希望が湧き、光明が見えてきたようにさえ思う(断っておくがマーラーとマラをかけているとかそういうお下劣なことでは一切ない)。

 レヴァインやラトル、バーンスタインのボックスから何曲か続けて聴いてみたが、不思議なものでバーンスタインの演奏(今回聴いたのは第7番。1965年録音)は、古くさく感じる。これって、録音年の問題というよりは、アプローチのしかたによるのだろう、きっと。

 なお、本日は本館の記事も更新しておいた。16日だから。
 おっ、ということは今年もあと半月か……

若き日の演奏で、自らを悼むかのよう♪レヴァインのマラ10

20211207PL1  象形文字っぽいチキン
 弁当のことを書いた翌日は鳥の糞のことを書き、まるで消化作用講座のようだが、今日は再び『食』の話。

 このあいだの火曜日は、午前中に出かける用事があったので、あのビルの地下の弁当屋に寄り、そこは弁当販売糸筋なわけなので、私は弁当を買った。
 前回は「ミックス」が並んでいなかったので「ミックスフライ」を買ったが、この日も「ミックス」はなく、私は10種類以上に及ぶ弁当の中から「鶏テリ」を選んだ。もちろん、これも税込み500円である。それにしても、なんだかデザイン化された『鶏』の字だ。

 これまたコスパ抜群!味も抜群!すばらしい弁当だった。

20211207PL2

  安らかに……
 なお、今日も私は CD リッピング作業にいそしむつもりである。

 先週の土日にマーラーやショスタコのボックス物のリッピングをしたが、リッピング後に聴くと、ラトルやベルティーニのマーラーやコフマンやヤンソンスのショスタコのすばらしい演奏に、久々に、そしてあらためて、心がわきたった。

 せっかく買ったのに、ネットワークオーディオプレーヤーの楽さに慣れてしまい、CD再生するのを面倒くさがって、さらにリッピングも後回しにして、こういうすばらしい音源-すばらしいことは過去のブログで書いているように、十分わかっているのに-を放置していたなんて、バチ当たりな私である。

 レヴァインのマーラーも-第9番のことは先日書いたが-、いま聴いてもすばらしい。
 LP 時代に最初に聴いたレヴァインによる第10番の全曲版(クック版)も 、今回あらためて聴いてると、終楽章(第5楽章)がレヴァイン自身を追悼する曲のように聴こえてきた(レヴァインは今年3月に死去)。

MahlerRattle1-10 レヴァインによるマーラーの10番は廃盤。
 では、かわりにラトル盤を。




箱に入ったタコをいじりながらマラ9で嫌なことを思いだした昼下がり♪GM9

  減量を急ごう!
 昨日の記事で、土日はマーラーの3つの交響曲全集と1つの交響曲集(つまりレヴァインは全集を完成させることができなかった)をハードディスクに取り込む作業にいそしんだことを報告した。
 日曜日は、さらにヤンソンスとコフマンのショスタコーヴィチの全集のリッピング作業も行なった。

ShostakovichJANSONS

ShostakoKofmanComp

 これまでセット物のリッピングは後回しにしてきた私。
 というのも、セット物は時間の都合などで途中でリッピングをやめたりして中途半端すると気持ちが落ち着かず(あくまで私の気持ちの問題である)、となると長時間作業に拘束されることを覚悟して取り組まなければならないわけで、ついついセット物は延ばしのばしにしてきたのだった。

 ただし、同じセット物でも枚数が少な目だったり、ボックスの厚みがあまり厚くないものはすでにリッピングを終えたものもある。
 リッピングしたあとのCDは順次オークションに出したりしているが、厚くないものはゆうメールで発送できるからである(3cm以内)。逆に、出品し落札されても送るのが面倒な大きさのものが残ってしまっているのである。

 だが、あの雑誌を読んで、「いかんいかん終活の一環の物減らしをもっとスピードを上げて進めなければ」と痛感し、単純な私は、憑りつかれたように、1枚物よりは場所をとるセット物の取り込みに取りかかったのだった。

 ええ、ひどく時間がかかります。
 早朝から夕方まで、ずっとです。

 昨日はショスタコの音源をリッピングしながら、土曜日にリッピングを終えたマーラーの何曲かを、正常にリッピングされているかの確認を兼ねて、聴いた。

Mahler9Levine そのなかのレヴァインが振る第9交響曲。
 なんか切ない気持ちになった。
 このことを思い出してしまった。40年も前のことだというのに。

 レヴァインのマラ9でこのありがたくない気分がよみがえったということは、うまく説明できないけど、曲だけでなく演奏も記憶に結びついているということだ。
 やれやれ。でも、なんだかすごい。

 どーでもいいが、レヴァインのマーラーのCDはことごとく廃盤になっている……

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