増やさないと同時に減らす
先月、久しぶりに BOOK-OFF に行って来た。
CD を買い取ってもらうためだが、これまで本は買い取ってもらいに行ったことはあったが、CD は初めてだ。
老後に向けて『物を増やさない運動』に取り組んでいるワタクシこと MUUSAN だが、同時に『物を減らす運動』にも取り組んでいるところなのだ。いわゆる断捨離ってやつだ。
これまで買った CD はすべてリッピングしてハードディスクに保管してある。
そして、あれだけ『塔』などにお金を貢いで買い集めた CD を、何年か前から1円でも高く私に貢いでくれと、一生懸命オークションに出品しているところだ。
BOOK-OFFの買取価格は、CD でも本でも安いと言う人も少なからずいる。
私も安いと思うが、そう感じるのは買い取ってもらう側の希望や夢に反するだけで、買い取る側としてはいつ売れるかわからないものに、そうそう高値をつけられないのは当然のことだ。
だから私はふだんはオークションで売っているのだ。
たとえば定価1,200円の廉価盤のCDを350円で出品したとする。
オークションサイトの出品手数料が10%とすると販売金額は315円。
送料(スマートレター)が210円(私は送料込みの価格で出品している)。
送料差引後の手取りは105円。
これでもおそらく BOOK-OFF に売るより5~10倍くらい多いはずだ。
しかし、今回はブリリアント・クラシックスのセット物を多数処分したかったので、BOOK-OFFに持ち込んだ。
ご存知の方も多いと思うが、ブリリアント・クラシックスは廉価盤。
新品時でも実に安く買えた。
だから出品するにしても高い値付けはできない。
しかもセットものなので送料もかさむ。
それでもオークションに出品した方が実入りが良い可能性はある(その確率は高い)。
でも、郵便局まで持ち込むなど、かさばるセットゆえにめんどくさくなったのだ。
これが今回持ち込んだ山。
チャイコフスキーの後期交響曲集やらモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ全集、同じくモーツァルトの協奏曲全集にピアノ・ソナタ全集。
ヴィヴァルディの協奏曲集にベートーヴェンのピアノ協奏曲全集、シベリウスの交響曲全集など。
ブリリアント・クラシックス以外ではアルテノヴァ・クラシックスのジンマン指揮のベートーヴェン交響曲全集も持ち込んだ。
チャイコフスキー(4枚組)は30円、ジンマンのベートーヴェン(5枚組)は200円、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ全集は80円、モーツァルトの協奏曲全集は200円。
意外だったのはヴィヴァルディの協奏曲集(「四季」を含む。8枚組)で、600円という高値。
12点の合計で2,500円ほど。まあまあ、納得のいく価格で買い取ってもらえたと思っている。
ヴィヴァルディをオークションに出した場合を試算すると、例えば販売価格を1,200円にした場合、オークション出品手数料は120円で差し引き1,080円。
「おてがる配送」のゆうパック料金が750円なので実入りは330円と、これだけを比較すると BOOK-OFF に感謝ってことになる(オークションで600円の収入を得るなら1,500円の出品価格にする必要があるが、おそらく1,500円では入札されないだろう)。
2週間ほど後に BOOK-OFF に行くと、買い取ってもらった CD がいくつか棚に並んでいた(赤矢印の CD 。並んでいるのは買い取ってもらったすべてではなかった)。
早く売れますように。
不良在庫になりませんように。
お世話になった BOOK-OFF のために、そう願っているところだ。
♪ MUUSAN の今日の一曲 ♪
チャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky 1840-93 ロシア)の「イタリア奇想曲(Capriccio Italien)」Op.45(1880)。
買い取ってもらったチャイコフスキーの後期交響曲全集に、この曲も収録されていた。
チャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky 1840-93 ロシア)の「イタリア奇想曲(Capriccio Italien)」Op.45(1880)。
買い取ってもらったチャイコフスキーの後期交響曲全集に、この曲も収録されていた。




















































