新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は江別市「らーめん しょう」の味噌ラーメン。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

ノスタルジー

捨てずに残したのは「はたち」の中身だけ♪シューマン/5つのアルバム

  自分のときはこそこそと過ごした成人の日
 本日は成人の日である。
 私が成人式の招待を受けたときは、成人式は1月15日に固定されていた。しかし、2000年からは1月の第2月曜日が成人の日にあてられるようになった。だから今年は今日が、来年は1月13日が成人の日である。

 1981年の1月に私は札幌市長さんから成人式に来ていただきますようにとのお誘いを受けたのだが、当時受験浪人2年目の私は、どのツラさげて会場に行けるというのだろうと、晴れやかな思いをするのを自主的に辞退した。その式典の日が共通一次試験の直前だったか、それとも直後だったかは記憶が定かでない。

 後日、招待状を持って手稲東町(現在の西町。手稲区ができるまでは西町は手稲東という町名だった)にあった市の出張所に行って、表紙に「はたち」と書かれたアルバム(ページが追加で増やせるフエルアルバムタイプ)と交換してきた。市長さん、区長さん、その節はありがとうございました。

 そのアルバムには、その後の大学時代に撮った写真を主に貼っていたのだが、徐々に進めている『終活の一環としての断捨離』で、昨年末になかの写真だけ剥がして、アルバムを捨てた。とにかく、アルバムというのはかさばるし重い。なお、江別市の場合は、アルバムは「燃えるゴミ」である。今回は「はたち」アルバムと、別のもう1冊、これまたフエルアルバムの2冊を捨てたが、このたった2冊を入れたゴミ袋でさえ、かさばり重かった。

 その剥がした写真の中に、その年の夏にKbys 君と岩手出身の Yht 君と一緒にアポイ岳を登ったときの写真があった。札幌から様似行きの急行「えりも」に乗り、途中の苫小牧駅でホームで立ち売りしていた「サーモン寿司」を買い-そのときが私とサーモン寿司との出会いだ-、私のたっての希望で列車を浦河で降り、私が小学生のころに暮らした浦河の街を徒歩で散策した。

 これが堺町にあった、品田商店。私にとっては文房具もお菓子も、父のタバコも、なんにでもよく利用した店で、なによりもクリスマスの思い出が強く残っている店だ。私が住んでいたころの品田商店はこの新しい建物ではなく、またこの81年の時点では息子の代になっていたはずだ。

IMG_0001

 これが、私が通っていた堺町小学校。これまた、私がいたころから改築されていた。

IMG_0001 - コピー

 浦河の街を見たあと、私たちはお願いしてあった私の父の仕事関係の人の車でアポイ岳の麓の宿に向かったのだった。

 このアルバムには、当時使っていた AIWA のカセットデッキと、Aurex のチューナーと Adres(ノイズリダクションシステム装置)を写した写真もあった。

 あのデッキは良い製品だった。

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 シューマン(Robert Schumann 1810-56 ドイツ)の「5つのアルバム(5 Albumblatter)」。
 14曲からなるピアノ曲「色とりどりの小品(Bunte Blatter)」Op.99(1836-49)の第4~8曲である。

 で、成人式を迎えるみなさん、おめでとうございます。
 でも、決して式典でルールを逸脱した騒ぎを起こさないように。ただただ純粋にみっともないだけだから(式典開催のピークは昨日だったようだけど)。

SchumannBiretBox

むかしの札響公演パンフを画像データ化してご紹介♪1987 第9の夕べ

 ※ このシリーズを始めたきっかけについてはこちらをお読みください。

  バニーさんがそこにいたらしい
 1987年12月16日の札幌交響楽団第287回定期演奏会では、新進気鋭の山下一史が初めて札響の指揮台に立ったが、その2日および3日後の「'87札響特別演奏会 第9の夕べ」も山下が指揮を務めた。
 たまたま、チラシと当日のパンフレットが出てきたのだが-第九などの特別演奏会のパンフは定期演奏会のパンフレットとは別に無造作に保管してあったので、紹介したりしなかったりとムラがあって申し訳ない-、特にホテル アルファ・サッポロの広告が印象的なために、取り上げることにした。プレイボーイクラブなんていうのがあったのね。誰かに連れて行ってもらったことあったっけかなぁ?ないな、間違いなく。

 それにしても、表2ページ(表紙の裏側)のホクレンの広告の、文字の読みにくさよ!なんで、こんなフォントの組み合わせにしたのだろう?

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▲ チラシ

▼ パンフレット

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 余談だが、共済ホールがあるのは共済ビルだが、この当時共済ビルの地下に「レストラン 赤れんが」という店があった(「赤レンガ」だったかもしれない)。ときおり昼に利用したが、日替わりランチもカレーも、どの料理もとてもおいしかった。
 なんだか、懐かしいなぁ。

 今日は(この2カ月後に行なわれたが、私は行かなかった定期演奏会の出し物の)メンデルスゾーン(Felix Mendelssohn(-Bartholdy) 1809-47 ドイツ)のヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64(1844)を。

MendelsshonVnMIDORI

思い立ったけど思い切れなかった私♪CPEB/fl協イ短調

  週のスタートは『華』がある昼食で
 昨日、こんなふうに札幌駅立売商会(弁菜亭)の「幕の内弁当 いしかり」について触れたが、そんなことを書いてしまったせいで「いしかり」が食べたくなり、連休明けの月曜日の朝は、迷いもせずに札幌駅西改札前の弁菜亭ワゴンで「いしかり」を買った。

 おいしかったが、やはり私は「ふきの胡麻味噌和え」より「ふき煮」の方が好きだ(ふき煮の方が軟らかいし)。

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  今回は年賀状、何枚買おうかなぁ
 ところで昨日は在宅勤務だったのだが、天気が良かったら『外勤』と称して庭の冬囲いに取りかかり始めようかと思っていた。しかし前夜のうちから雨。そこで、納戸の片づけに予定変更(おいおい、在宅勤務はどうなった?)。
 子どもが小さい時に写したネガフィルムを細断して捨てようと思ったのだ。
 実はフィルムスキャナーでほぼパソコンに取り込みが終わっているのだが windows が 10になって、このスキャナーが使えなくなった(ソフトが未対応)。そのタイミングで、これから取り込もうと思っていたのに取りこめなくなったネガフィルムが20本分ぐらいあった(取り込み済みのネガは細断して処分した)。それっきりそのフィルムをしまいこんでいたのだが、あらたにフィルムスキャナーを買うこともないだろうし、もし新たに買って取り込んだとしてもその写真を見返すことはまずないだろうし、考えてみれば当時プリントしたものはくそ重くて場所をとるアルバムに貼って残してあるので、思い切って捨てる決意をしたのだ。

 ところが、反転しているのではっきりとはわからないが、でも小さいころのかわいかった子どものネガを捨てるのは(パソコンで取り込み終わっているのならともかく)忍びない感じがして、やっぱりもう少し置いておくことにした(ダメだよなぁ、こういうんじゃ)。

 なお、そのときに、ネガの束からこんなのが出てきたことを併せて報告しておく。
 今年の話題となった人の一人の、1990年のころの姿である。

1990KonicaNenga

 昨日はグラウン兄弟を取り上げたので、今日はグラウンと同時代に活躍した、そして私の大好きな作曲家C.P.E.バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach 1714-88 ドイツ)の作品から、フルート協奏曲イ短調Wq.166,H.431(1750)を。

Bach,CPEFLcon


46年前、私はここで市営バスを待っていた♪サティ/喫茶店の音楽

  それは豆腐料理のページにあります
 このあいだの水曜日の夜は、凸川さんにお声かけしていただき、名古屋支社勤務時代の仲間とお酒を飲んだ。
 凸川さんとは1年ちょっと前に氷山さんと3人で飲んだが、中華素さんとは顔を会わせること自体3年ぶり、オディールさんとは顔を会わせることはあっても一緒に酒を飲むのは名古屋勤務時以来5年ぶりである。
 ここでおさらいしておくと、凸川さんとは名古屋で1年、大阪で2年一緒に仕事をした。中華素さんとは名古屋で2年、大阪で1年一緒に仕事をした。オディールさんとは帯広で2年、名古屋で2年一緒だった。現在は3人とも札幌に転勤してきている。

 場所は私が中華料理好きということをご配慮してくれ、オディールさんのアドバイスを参考に中華素さんが大通バスセンター近くのおでん屋、ではなく、中華料理屋を選んでくれた。私も初めて行く店だ。

 始まりまで少し時間があったので、このあたりを散策。

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 帯広勤務時代に都市間バス「ポテトライナー」に乗るために何度か使った、中央バスターミナルに行ってみた。
 昭和そのものというノスタルジーを感じさせる食堂街を見るためだ。

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 看板に配管が貫通しているところがすごい。

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 そば屋でかん酒なんてなんか良さそうな感じだが、この時間、お客さんはだぁれもいなかった。

 次に大通バスセンターに行ってみる。
 札幌市営バスが運行されていたときには、ここは多くのバスの発着拠点だった。いまは寂しくなっている。

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 私も自転車で通学できないシーズンは、高校に通うのに西野ターミナル → 西28丁目駅 → バスセンター前駅 と乗り継ぎ、バスセンターから市営バスの丘珠線に乗っていた。
 おぼろげな記憶だが、写真を撮った場所が丘珠線が発車するレーンだったと思う。

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 さて、このあと中華素さんが予約してくれた中華料理店に行ったが-念のために断っておくが中央バスターミナル地下の「リトル・チャイナ」ではない-、そのころには心がウキウキしすぎて店の写真も料理の写真も撮り忘れた。
 メニュー表に麻婆茄子はあるのに麻婆豆腐がないと焦ったが、そこは野菜料理のページだったとか、そういう平常心を失ったほど楽しく、話は尽きず、時間はあっという間に過ぎた。料理もとてもおいしかった。
 なごやかな雰囲気をはるかに上回る活気があふれすぎの「なごやか会」だった。

 サティ(Erik Satie 1866-1925 フランス)の「乗合自動車(L'omnibus automobile)」。
 歌曲「喫茶店の音楽(Cafe-concert songs)」(1900頃)の中の1曲で、詞はV.イプサ。

SatieCiccolini

宝塚関係の雑誌とかが目立つ場所にあったんです♪スクリャービン/Sym3

  9月30日で弘栄堂書店はゼロに
 昨日に続き弘栄堂書店の話だが、むかしあった「地下鉄店」にはレコード売り場もあって、学生のころはここで LP レコードを何枚か買ったものだ。メロディアの廉価盤が置いてあって、昨日取り上げたショスタコーヴィチの「黄金時代」(組曲「ボルト」とのカップリング)の LP もその1枚(指揮はマキシム・ショスタコーヴィチ)。
 全音のスコアなんかも置いてあったんじゃないかと思う。

 アピア店の閉店で残る弘栄堂書店は北郷店とパセオ西店だが、昨日載せた道新記事に書かれているように、北郷店は入居する施設の建て替えにより閉店、そしてパセオ西店はパセオの営業終了(記事では“休業”と書かれている)に伴い閉店する。

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 弘栄堂書店の魅力はけっこうマニアックな品揃えだった。自分が買うかどうかはともかく、こんな雑誌を置いてるの?、とか、ちょっと変わった文房具!、という発見があった。

 2014年3月23日に閉店したエスタ帯広東館にあった弘栄堂は、出張で帯広に行ったときや、その後帯広に住むようになってからもときどき利用したが、宝塚の雑誌などマニアックな品揃えで、おもしろいなぁと思って見ていた。

 かつて地下鉄店で LP を買って、それで私がこの曲を知ることになったスクリャービン(Alexander Scriabin 1872-1915 ロシア)の交響曲第3番ハ長調Op.43神聖な詩(Le divin poeme)」(1902-04)を。

Scriabin 1979年10月にスクリャービンの交響曲を初めて知って(NHK-FMで第1番)けっこう気に入り、同年12月に第2番の LP を買って(@玉光堂すすきの店)かなり気に入り、年が明けた1月13日に 弘栄堂でスヴェトラーノフ指揮の第3番のメロディア盤を買ったのだった。
 にしても受験浪人中になにウロウロしてんだか……

 あっ、この日は共通一次試験だったのかもしれない。試験が終わって(会場は北大だった)、上出来な気分になどまったくならないで、「ポエムの世界に逃避しちゃおう」と、帰りにこのレコードを買ったような気がする。

秋山違いかもしれないけど懐かしい思いが……♪カプースチン/思い出

  縁がなかったけど……
 先日、札幌のマチナカでこんなトラックを見た。

20220705Akiyama

 北海道秋山造園(株)と書いてある。

 大学生のときの就職活動で-私の専攻は植物育種だったのだが-植物栽培に携わる仕事はないだろうかと、職業別電話帳で調べて電話した会社がある。
 それは「秋山萬栽園」という会社だった(漢字が間違っていたらごめんなさい)。

 このときは大卒は採用する予定はないということで縁はなかったが、もしかして北海道秋山造園ってあのときの「秋山萬栽園」なんじゃないか?勝手にそう思って、懐かしかった。全然違っていて関係ないかもしれないけど……

KapustinPrelude カプースチン(Nikolai Girshevich Kapustin 1937-  ウクライナ)の「思い出(Remembrance)」。
 「8つの演奏会用練習曲(Eight concert studies)」Op.40(1984)の第4曲。

 本日は本館の記事も更新したので縁があると思って見に行っていただきたい。




日曜日の昼のウクレレが嫌いだった私♪芥川也寸志/交響三章

20220526PinoAlmond  もう姿を消したメロンちゃん
 先日、久しぶりに芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の「交響三章(Trinita Sinfonica)」(1948)を聴いたのだが、そういえばむかし日曜日の昼にやっていたテレビのお笑い番組-私にとってはちっとも面白くなかったが、誰が見るでもなくなぜか毎週かかっていた-の名前、なんて言ったっけなぁと、どうでもよい疑問がわいた。

 司会の牧伸二がウクレレを弾きながら出てきていた。それを耳にすると、「明日から月曜日かぁ」と、あぁ~いやんなっちゃったって気持ちになった。

 大正製薬がスポンサーだった。

 そして、芥川也寸志が「交響三章」の第3楽章の冒頭を指揮する映像のコマーシャルが流れていた(そのときは私はその曲が芥川の「交響三章」という曲だとは知らなかったが、印象に残る音楽だった)。

 便利な世の中だ。
 “日曜日 大正製薬 お笑い”で検索すると、ちゃんと情報が得られた(ウィキペディア)。

 それは「大正テレビ寄席」という番組で、日曜日の12:00~12:45に1978年の6月25日まで放送されていた。

 続いてウィキペディアで“芥川也寸志”を調べると、出演CM に“「大正サモン」というのがあった。

TaishoSamon つまり、あれはサモン(栄養剤らしい)の CM だったということだ(写真のドリンクは製造終了品)。

 それがわかったから何だ?って話だが、なんでチャンネルが「大正テレビ寄席」に合わせられていたのか謎である。
 そしてまた、1988年になって私が初めて「交響三章」を耳にしたときに、あのCMで使われていた曲だと発見に至ったときの喜びはとても大きかった。

 SamonAce そんな私は、先日サモンではなく「pino やみつきアーモンド味」をコンビニで買って飲んでみた。
 あのメロンちゃんを飲みたかったのに、もうすでに棚から姿を消していたのだ。アーモンドはメロンの代替にならないが、『やみつき』という言葉が病み気味の私の心をとらえた。

 ふつうにおいしかったけど、病みつきになるほどではなかった。

AkutagawaTrinica


朝早くからメッセージありがとう!♪ブリテン/聖チェチリア賛歌

BrittenChoralEditionBox  あのころは3人とも若かった
 昨日の記事を読んだKbys 君から、朝のうちにメッセージが届いた。

 それは、

 年末のTVで久しぶりに尾高忠明を見たのですが、別人のようでした。...

というもの。

 そうです、そうなんです。
 だって、あれから40年経ったんですもの。

 あのとき、尾高忠明は34歳、私たちは20歳。

 ってことは、(もし生きていれば)私たちも14年後には別人のようになる?(自分で気づかないだけで、もう別人化してる?)。

 ブリテン(Benjamin Britten 1913-76 イギリス)の「私は成長できません(I cannot grow)」。
 3曲からなる混声5部合唱曲「聖チェチリア賛歌(Hymn to St.Cecilia)」Op.27(1942。詞はW.H.オーデン)の第2曲。

若き日の穴の、いや、穴子の思い出♪デュファイ/……光ヲカカゲ

20211108Anago1  イチゲンさんお断り
 今週の月曜日の午前中にインフルエンザの予防接種を受けた。いつも通っている病院で、である。
 予約したのは10月の20日ごろだった。

 この日、(おそらく)飛び込みでやって来て、受付に「インフルエンザのワクチンを接種して欲しい」と図々しい態度で言い放ったおじいさんがいたが、「もう予約がいっぱいで受付できません」とていねいな口ぶりだがきっぱりと断られていた。やはり、今年はワクチンが不足気味だというのは本当だったようだ。私も早めに予約をし、無事接種を終えることができて良かった。

  この日は初心貫徹
 その帰りに以前お話しした(いや、書いた)「穴子の押し寿司」を東急百貨店地下の「魚一心」で買った。
 東急百貨店の地下の寿司店ではむかしから「穴子の押し寿司」を置いてあるのを知っていたし買ったこともあるのだが、意外なことに ESTA の地下や大丸百貨店の地下では見かけない(見落としていたらごめん)。なので、東急百貨店の「魚一心」は貴重なのだ(って、前はこの場所、「日乃出寿司」だかとかじゃなかったっけ?)。
 しかも、見るといつも1パックしか置いてない(他にハーフサイズが1~2パック)。1パックずつ出しているのかもしれないが、いざ買いに行くとなると「なかったらどうしよう」と、格別な不安に襲われるのである。
 この日は1パックだけ鎮座していたフルサイズの商品を無事ゲットできた。

  生魚が苦手だった私向きのお寿司
 ところで、私と「穴子の押し寿司」との出会いは1976年までさかのぼる。
 この年、西友西野店がオープンした。地上3階建てのワクワクする「デパート」のようなショッピングセンターだった。
 ここの1階に、テナントとして手稲東町(現:西町)に店を構えていた「ひかり寿司」入っていて、「穴子の押し寿司」(穴子のバッテラ)も売っていた。それを初めて食べたとき、私はこんなおいしいものがあるのか!と驚愕、その後も何度も食べるようになった。なお、当時の私は、まだ生寿司はひどく苦手で全然食べられなかった。だからこそ、魚に火の通ったこの寿司との相性がばっちりだったのだろう。

 余計なことを書くと、西友西野店は現在ジェーアール生鮮市場やサツドラ西野1条店がある場所にあって、マンションのクリーンリバーが建っている場所は第2駐車場だった。



 西友西野店は1993年に西町店ができたことで閉店したが、西野店に対し西町店は「新たにより快適な郊外生活の提供を図る『生活コミュニティ館』をテーマにした新タイプの店舗」としてオープンしたんだそうだ(当時の日本食糧新聞の記事による)。

 「ひかり寿司」が西野店時代にすでに撤退したのかどうかはわからないが、「ひかり寿司」そのものの店も、もうない。

 ということで、私には「穴子の押し寿司」について、この青春の謳歌とも言うべき美しい思い出があるのである。

 さて、今回食べた「押し寿司」はとてもやわらかで上品な味。

20211108Anago2

 関西の方ではご飯の間にかんぴょうが入っているが、「魚一心」のは入っていない。穴子一本やりだ(ひかり寿司のも同様だった)。私もその方がお好み。

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 しょうゆの小袋が入っていたが、私にはこの完成された味で十分。しょうゆは使わず。だって、これにしょうゆをかけたら味変しちゃうでしょ?
 でも、ガリの小袋が入っているともっとうれしいような気がする。

 この魚の名前、あらためて漢字を見ると『穴の子』って、なんだかすごいものがある。

 デュファイ(Guillaume Dufay 1400頃-74 フランドル)の3声のロンドー「コノ喜バシキ世界ハ 光ヲカカゲ(Hic iocundus sumit mundus)」(原歌詞は消失)を。

 なお、このディスクは廃盤。

Dufay


両手にいっぱいお買い物をしたかった♪オルフ/カルミナ・ブラーナ

  相互じゃないよ、十合だよ。バじゃないよ、ナだよ
 年末に本棚にあったクリアポケットファイルを整理した話続きの話の続き。

 こんなん、出てきました。
 札幌そごう閉店のご案内と SOGO CARD である。

200010Sogo

202012SOGOcard

 エス・オー・ジー・オー そごうに行こう
 エス・オー・ジー・オー そごうに行こう
 両手にいっぱい お買い物
 そろってそごうに い・こ・う!

 これって、コマーシャルソングとしてなかなかの名曲だと思う。

OrffBlom そごうには山野楽器も入っていて、この曲名表記ミスのブロムシュテットによるオルフ(Carl Orff 1895-1982 ドイツ)の「カルミナ・ブラーナ(Carmina Burana)」(1935-36)のCDも、そこで買ったと記憶している(そのときはミスに気づかないで買ったのだが)。


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