新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は自宅庭で咲いた「レディ エマ ハミルトン(2024年6月22日撮影)。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

セミ・クラシック

むかしの札響公演パンフを画像データ化してご紹介♪第257回定期演奏会

 ※ このシリーズを始めたきっかけについてはこちらをお読みください。

  学生の身で臨むラスト・コンサート
 1985年3月、私は大学を卒業。
 つまり、この第257回定期演奏会は、中学1年生の時から聴きに通うようになった札響の演奏会の、学生の身分としては最後のコンサートとなった。

 この日の楽しみにしていたのは、生であまり聴く機会のない「パリのアメリカ人」と「ウェストサイド」で、通常のステージでは見ることのない楽器の響きが新鮮だった。

 14ページを見ると、2014年12月に急逝した石原ゆかりさんの入団がこのときだったことがわかる。
 同じく、札響の顔の1人、戸沢さんがこの月に退団したこともわかる。

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 なお、このパンフレットに後日北海道新聞に掲載された批評記事の切り抜きがはさまっていたので、併せてご紹介しておく。

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 では、ガーシュウィン(George Gershwin 1898-1937 アメリカ)のパリのアメリカ人(An American in Paris)(1928)を。

GershwinPrevin

突如壊れたくせに、そのあとは丈夫だったヤツ♪ミヒャエリス/森の鍛冶屋

  データ漏洩を防ぐために
 CD をリッピングした音楽ファイルをバックアップ用として保管してある無線 LAN ディスク(NAS)が、ある日前触れもなく突然電源が入らなくなり、手の打ちようがなくなったことを先日報告した

 こうなると音楽ファイルは外付けハードディスクに保管してあるものだけになってしまい、それも壊れると私が35年にわたって買ってきた CD 音源が失われてしまう-リッピング済みの CD は順次オークションなどに出品し、すでに多くが私のもとから巣立っていった-という、想像するだけで涙が止まらない状況になるので、NAS に代わって SSD を購入し、早急にバックアップを作成し終えたこともすでに報告した

 問題は壊れた NAS の処分である。
 江別市では小型家電を無料で回収してくれる(市内の公共施設6カ所に回収ボックスが設置されている)。それに入れると、私にとっては役立たずになった NAS も、レアメタルなどのリサイクルに役立つだろう。
 しかし問題は、ディスク(プラッタ)に残っているデータだ。
 最近は音楽ファイルしか保管していなかったが、過去にはほかにもいろいろとデータや写真を保管していたことがあった。表面上は削除されたことになっているが、ディスク上にはまだ(その後も他の音楽ファイルで上書きされたりしないで)残っている可能性がある。
 そこでプラッタは取り除くことにした。

 外観では、ネジはシリアルナンバーが書かれたシールの横にある1つだけ。これを外す。

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 外してもどうにもならない。が、ちょっと横にずらすと、スライドして中身が現れた。
 ほこりがけっこう入っているし、小さな羽虫の乾燥死骸も2匹分あった。なんか、やだ。

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 金属のふたがついた箱が見えた。これもスライドさせると、外箱(の下側)から外れた。
 このいびつな弁当箱のようなもののふたが、しかしどうやって開けるのかさっぱりわからない。
 星型のようなネジがあるが、これがネジだということをこのときの私は知らなかった。翌日に『ハードディスクの壊し方』という YouTube 動画を見て、トルクスねじという特殊なネジだということはわかったが、そもそもトルクスドライバーも持っていない。

  分解するつもりが破壊に
 力づくで開けるしかない。
 ふたの下のわずかなすき間(といっても、透明なゴム状のもので密封されている)にマイナスドライバーを差し込み力づくでこじ開けるようにする。これを全周にわたって何度も繰り返し、徐々にすき間を広げ、ついにはふたを破壊的に取り外すことに成功した。

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 現れたプラッタは鏡のように美しかった。そこに写っている私も、プラッタに劣らず美しかった。

 しかし、プラッタもまた、『外れる』という概念がないほどびくともしない。
 これは大ごとになる。
 ということで、ここからは外で作業した。
 ドライバーをプラッタとプラッタの間のすき間に入れて、外そうとするが無理。
 そこで軸の部分でプラッタを止めているもの-ここにもトルクスねじが使われていた-を壊すことにした。
 金属製のこの部分にマイナスドライバーをあて、ハンマーで叩く。
 こうして、徐々に破壊した。

 で、もうこのあとはいろいろ手を変え品を変えで、鍛冶屋のようにカンカン音を響かせて、ついぞ3枚のプラッタを外すことができた。
 プラッタは作業中にすでにねじ曲がったが、さらに曲げた。これでゴミの中から拾われてもデータを読むことはできない。
 おそらくアルミ製だろうから、強アルカリの洗浄剤に漬け込めば完璧だろうとも思ったが、そこまではしなかった。
 ちょっと力仕事をしなければと思ったのに、ここまでで1時間くらいかかったんじゃないかと思う。
 外での作業はここで終えて、再び家の中へ。

 これがプラッタを外した姿。

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 プラッタ以外のものは元の本体の中に戻し(ただ入れただけ)、プラッタは今度の『燃やせないゴミ』の収集日に出し、基板などが残っている本体はそのうち小型家電回収ボックスに入れてくる予定だ。

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 なお、この写真を撮ったあと、念には念を入れて、さらにプラッタの表面をハンマーで鍛冶屋のように丹念に叩き続けくぼみだらけにした。

 ドイツの通俗音楽の作曲家、ミヒャエリス(Theodor Michaelis 1831-87)の管弦楽曲「森の鍛冶屋(Der Schmied Walde)」。

 私はこの曲の音源を今はもっていない。

 むかしむかし、NHK-FMで9時から放送されていた「家庭音楽鑑賞」という番組を、1976年の7月27日にエアチェックしたテープを聴いていたものだ(演奏はウェッセルデッカー楽団という楽団)。なので、カセットテープを処分した30年ほど前からこの曲を聴いていない。
 この日の「家庭音楽鑑賞」では、私はほかに、「おもちゃの兵隊の観兵式」や「ペルシアの市場にて」、「クシコスポスト」などを録音している。
 きっと夏休みに合わせたのポップスコンサート的な内容だったんだと思う。

あげだま85%引き!ヱベツ百貨店に急げ!♪グローフェ/ミシシッピ組曲

  3袋セットくらいなら買うんですけど……
 江別の河川防災ステーションには物販コーナーがあるが、2階の「江別ホルモン食堂」で食事をして以来、ここを訪れていなかった(もう6年も前のことだ)。

 2022年4月に、物販コーナーがリニューアルしたということは耳にしていた。
 で、このあいだの日曜日に行ってみた。

 その名も「ヱベツ百貨店」という店になっていた。

 肉や米、江別の特産品が売られていたが、今回私のツボにはまったのはこれ。

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 「菊水」の「あげだま」が10袋で130円!
 つい一週間ほど前にスーパーで100円ぐらいで1袋買った私。
 この破格値には驚くが、10袋保管しておく冷凍庫がないしな……

 菊水の即席ラーメンが勢ぞろいしているコーナーも圧巻だった。

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 雑然としているが、掘り出し物やお買い得品がたくさんありそうな店である。

 ここに寄ったあと、「ハックベリー」へ。
 この店に来るのは初めて。前にテレビで紹介されているのを観たことがある。

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 私はコーヒーを、妻はパンケーキセット(ドリンクはグレープフルーツジュースをチョイス)をオーダー。

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 おいしいコーヒーだった。
 妻も、パンケーキもジュースもおいしいと言っていた。

Grofe ハックベリーはニレ科の木の名前で、このカフェの名前もその木に由来するのだと思うが、今日取り上げる曲はその木とは関係なく「ハックルベリー・フィン(Huckleberry Finn)」。
 グローフェ(Ferde Grofe 1892-1972 アメリカ)のミシシッピ組曲(Mississippi suite.1926)の第2曲。

 このハックルベリー・フィンは、マーク・トウェインの小説「ハックルベーリ・フィンの冒険」の主人公のことである。

ファイル名変更時に最初の文字が消える怪♪アンダーソン/タイプライター

Sakata_Aiko  危うく恥っかきになるところ
 仕事で書類を複合機でスキャンして pdf ファイルにすることが機会が多い。

 その pdf ファイルは無味乾燥とした日付+通し番号のファイル名になるので、ファイル名を変更するのだが、最近になってファイル名を変更するときに日本語入力がスムーズにいかなくった。

 これは入力のキータッチのスピードが速いとかキーの押下が足りないとかではなく、何らかのタイミングのときに、最初のアルファベットの文字が入力されない(キーが反応しない)のである(最初は自分の手の衰えによるキータッチミスを疑った←実際、このごろはキータッチミスが多いのも事実)。

 例えば「協会」と変換するために「kyoukai」と打つと、なぜか最初の「k」は反応せずに「youkai」となり、仕事の書類のファイル名なのに「妖怪」という語句が含まれるなんていう、気が付かなければ大恥をかくところだったという事象が起こるのである。「妖怪」なら笑って済ませられるかもしれないが、これが「sinbu(深部)」→「陰部」ならファイル名を利用したセクハラと認定される恐れすらある。
 「kaisai(開催)」と打ったのに「aisai」となっていて、気が付けば、あらあら「愛妻」だってってこともあった。他にも「hokyuu(補給)」が「お灸」、「zaiko(在庫)」が「愛子」etc,etc……

 この現象、上に書いたようにキータッチのスピードとか押し加減によるものではない。

 キーボードの故障でもない。外付けキーボードにしても同じ現象が発生する。

 会社のPCで発生するようになったのはここ一週間ほど前からだが、実は自宅のPCではもっと前から起こっていた。ただ、自宅ではこういうことをすることはあまりないし、あったとしても個人ではファイル名は半角英数字しか使わないことが多いので、さして支障はなかった。

 現在確認できているのは、pdf ファイルのファイル名を変更するときにだけ起こり、ワードやエクセルなどで日本語の入力・変換を行なうときには問題はない。

 ネットで調べると、IME(日本語入力ソフト)のアップデートによる不具合ではないかという情報を発見したが、詳しいことはわからない。そういうバグなら、個人で直せるものではないだろうし。

 作業効率の低下は著しい。
 とにかくストレスがたまる、、、、、

 アンダーソン(Leroy Anderson 1908-75 アメリカ)のタイプライター(Typewriter.1950)を。

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まだ早い!←わかっちゃいるけど抑えきれない♪アンダーソン/春が来た

  目にすると買わねばという強迫観念が……
 5月1日のことだったが、妻と Homac に行き、そのときはビオラの苗だけを買うつもりが、野菜の苗も買ってしまった。まだ早いに違いないのに、毎年の反省を踏まえずに、またがまんしきれず-売り切れたら困るとあり得ないことを恐れながら-買ってしまった。
 ナスとピーマンとミニトマトと中玉トマトとふつうのトマトとキュウリの苗である。

 そう、まだ寒いから植え付けるのには早いのだ。
 だから買って来ても夜間は物置に入れて、しばらくはそのままにしておこうと思った。

 ところが翌日になって、いつまでも物置に入れたり出したりしていてはかわいそうだと思い(作業する私が)、植えた。去年より2週間ほど早い。

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 ところが翌4日の江別は、暴風警報こそ出てはいなかったものの、その翌日の道新朝刊の記事になるほどの強い風。気温もあまり上がらない。

 さらに昨日も、朝のうちは「穏やかな天気だわい」と茶の一杯もすすっていたのだが、実はそれはつかの間のことで、すぐになかなかの風になり、午後には真剣に吹き荒れた。気温も前日よりは高いが、暖かぁ~いとはお世辞にも言えない。

 午前中に歩いてスーパーに行って来たが、行くときにあたりを見ても、まだ庭に野菜苗を植えている家は見かけなかった。帰りの道すがらはどうかというと、やはり一軒もなかった。だって、行きも帰りも同じ道だったから。
 そもそも、このスーパーに入っている園芸店も、まだ野菜苗は取り扱っていなかった。

 一応ビニールで囲って風は防いでいるものの、とっても心配だ。心配のタネを作ったのは、私自身だが。

 まだまだ早い。寒さで枯らせてしまう危険性大だ。
 そうわかっていても、野菜苗が並び始めているのを見ると買ってしまうこの習性は、直りそうにない。

 なんとか、この寒さを耐え忍んでほしい。

AndersonPcon アンダーソン(Leroy Anderson 1908-75 アメリカ)の「春が来た(The First Day of Spring)」(1954)を。

















今日は『星期二』だったりするなど♪グローフェ/ミシシッピ組曲

202110AmazonSpamKyakusama  詐欺目的ではなく愉快犯?
 まあ、いろんな迷惑メール(スパムメール)が届くし、迷惑メールのほとんどが『しっぽ』を見せているのだが、『しっぽ」どころか、全面的にウソの塊とわかるものもある。こういうのを見ると、わざとそうしていて、人をだまそうとしてるんじゃなくて、単に楽しんでいるんじゃないかとさえ思えてくる。

 これなんか、なかなかひどい。

 冒頭から《客様》ですよ。
 《変更されたなど。》って、文をそう終わらせる?
 『星期二』って火曜日のことなんだけど、ニッポン人に送り付けるメールなら、ニッポン国では『星期二』は『火曜日』というらしいってことは下調べしておいた方がよろしいんじゃないかと、老婆心ながら(じじいだけど)申し上げておく。

Grofe グローフェ(Ferde Grofe 1892-1972 アメリカ)の「懺悔火曜日(マルディ・グラ。Mardi Gras)」。
 4曲からなる「ミシシッピ組曲(Mississippi suite)」(1926)の第4曲で、むかし毎年放送されていた「アメリカ横断ウルトラクイズ」で使われていた。

 ところで、『さくらインターネット』って何?
 自分には無縁すぎて、これっぽっちもびっくりできないんですけど……

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「顔、違いませんか?」となる恐れも?♪グローフェ/ハリウッド組曲

202105Mynapoint  あまりに読みとれずにイライラ!
 マイナンバーカード作成の申請をし、出来上がったカードを市役所で受け取ったのは3月のことだった。

 その日のうちにマイナポイントを受け取るための申請をしたのだが、その際に(私は Kitaca の還元を申し込んだ。2万円チャージすれば5,000円分がバックされるというものだ)、あまりにもカードがスマホで読みとれず、執拗に現われるエラーメッセージに何度も癇癪を起しそうになった。2時間ぐらいかかってなんとか完了したが、そのことを思い出すだけでまた嫌な気分になる。
 政府発信のネット情報やチラシなら、簡単にできそうに書いてあるのに、障害物競走に参加させられたような感じだった。

 あれから2カ月。先日、バック分を受け取った。

 不要不急の外出は厳に控えるようにという現状ではあるが、ええ、通常の通勤に使わせていただきます。

 それにしても、作ったもののマイナンバーカードを使ったことは一度もない。この先使うあてもない。

 そうこうしているうちにカードの写真と実際の顔が大きく乖離してしまわないか心配である。

GrofeDeathValley グローフェ(Ferde Grofe 1892-1972 アメリカ)の6曲からなる「ハリウッド組曲(Hollywood suite)」(1938)の第5曲は「製作ナンバー(Production Number)」という曲である。以上!

 製作ナンバーって何?




芝生の際を整えてすっきりしたお庭に!♪アンダーソン/作品集

  今年買ったビオラはパンジーっぽい顔立ち
 昨日の朝は、私がキュートにのびのびをして起きたときには、無礼なことに外ではかなり強い風が私に許可を求めることもなく吹き荒れていた。

 よかった。前の日にすべきことを済ませておいて。

 幸いその前日は、少なくとも午前中は穏やかで暖かで外に出ると(当たり前のことだが)陰にこもったような感覚とはおさらばでき、鼻づまりはあったものの、ガーデニング作業に取り組んだのだった。

 現在はまだバラの花の季節ではないが、ビオラやユーフォルビア、そしてまさに昨日はゲウム(ミセス・ブラッドショー)が開花した。

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 雑草であるタンポポでさえ、咲くと愛おしい感じがする(撮影後、即抜いたが)。

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 そしてまた、芝とバラなどを植えているエリアにきちんとエッジを入れた。つまりバラ・多年草エリアへ侵出しようとしている芝を切って、境界をはっきりとさせたのだ。

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 こうすると庭の見た目がピシッとする(個人的なひいき目がある場合があります)。

 久しぶりに充実した時間を過ごせた(鳥の糞を洗い流している間を除く)。
 でも、この話、明日ももう少しさせてくれ!

 さて、今日も明るく楽しく頭を空っぽにして(失礼!)聴ける曲を。

AndersonFen 「シンコペイテッド・クロック」(これ、「イオン」の店内で流れている曲)や「タイプライター」「ワルツィング・キャット」「そり滑り」などのセミ・クラシックの作品が有名な、アンダーソン(Leroy Anderson 1908-75 アメリカ)の作品集を。









目には目を、鶏には鶏を♪アンダーソン/チキンリール

  CDの帯に小さく“MONO”って書いてあるのに通ずるものが……
 あれは火曜日のことだった。
 札幌駅のあたりに用事があって出かけたので、東急百貨店の地下で昼食を調達することにした。
 最近、これが私のトレンドになっている感が無きにしも非ず、である。

 『生姜焼き重』の店は、圧迫面接を受けているような気持ちにさせられてからまだ日が浅いので近寄らず(近寄れず?)、『天丼』の店は-その日の私はかなりテンドン・フィーリングではあったものの-「サツマイモを別なものに変えることはできますか?」と頭巾をした店員さんにうまく言えそうな自信がなかったのでチラ見しただけで通り過ぎ、その横の焼き鳥屋で弁当を買った。

 ご存知の方も多いと思うが「えん」である。居酒屋なども展開しているチェーン店のはずだ(割り箸の袋に仲間たちの店名が書かれている)。

 そこの「鶏ももステーキ重」が私に勝手と訴えていた。
 うわぁ、すばらしく充実したもも肉がご飯を覆い隠している。これで500円!

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 訴えを退けずに購入。
 そして、昼。

 ところが口に入れると、、、、、「ひぇ~っ!」っとなった。

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 買うときには気づかなかった。
 そもそも《たすき》に小さく書かれているだけだ。浮足立っていた私が気がつかなかったのも無理はない。

 “七味焼き”…………

 私は鳴きはしなかったものの、泣いた。
 社内には、おいしさに感動するあまり、私が涙を浮かべていると思った人もいたかもしれない。
 でも違うのだ。私には十分に辛かったのだ。小悪魔も黙る閻魔さま級だ。舌がピリピリした。
 年をとったら味覚は鈍くなりそうなものなのに、私の舌は、頭とは違ってまだ鋭敏である。

 肉厚でジューシーで税込み500円でレジ袋付き。十分に賞賛に値する弁当。
 どうか“照り焼き”版の発売も検討していただきたい。

  肉が貧相に見えちゃうけど……
 その翌日は、このまま鶏に対してピリピリ由来の苦手意識を持ち続けるのは良くないと、(この日がチキン王ことカーネル・サンダーズ氏の誕生日だったこととは関係なく)チキンと仲直りするべく、あの駅弁、すなわち「知床とりめし」を買った。

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 やはりこれはうまい。
 前日のステーキ重に比べると鶏肉の姿が貧相に見えるが、鶏肉もおかずもご飯もすべてが私に対して暴力的ではなく優しい。ご飯粒1つ残さず完食。

 だが、昨日のステーキ重の1.8倍の値段だと思うと、複雑な気分だ。
 流通コストとかいろいろあるんだろうけど……
 いや、むしろ昨日の500円っていうのが破格なのだ。

AndersonFen アンダーソン(Leroy Anderson 1908-75 アメリカ)の「チキンリール(Chicken Reel)」(1946)を。

 では、みなさんにおかれましては、良い週末をお過ごしくださいませ!








えぇ、今年はポツラポツラと……♪アンダーソン/ビューグラーズ・ホリデー

20190526TW  だって自宅でずっと暮らすのは8年ぶりですもの
 早いもので金曜日である。そして本格的なお盆に突入である。

 自分自身、この夏はいつもの年と何か違うなと思っていたが、そっか、考えてみれば、ここ数年は単身赴任で、帰省にあわせてお盆休みと夏休みを、欧米並みとは全然言えないもののまとめて取っていたが、こちらに戻って来てそういった取得パターンがなくなったためだ。

 さらに出向元のA社はお盆休みというのがあったが、出向先のB社にはお盆休みというのはない。A社で30年以上働いてきた私には、ご先祖さまをちっとも大切にしないくせに、お盆休みはきっちりとる習慣が身についていたのだ(もっとも、今年は15日が土曜日だから、どっちにしろ休みだが)。

 つまり去年までの集中型から分散型に、私の夏の休みの取り方が変化したわけ。これは『密』を避けるべきいまの時代にマッチしていると言えなくもない(かもしれないような気がしないでもない)。
 私にとっての夏の『新たな日常』ってもんだ。

AndersonPcon アンダーソン(Leroy Anderson 1908-75 アメリカ)の「ビューグラーズ・ホリデー(Bugler's Holiday)」(1954)。
 「トランペット吹きの休日」と呼ばれることもある。

 ってことで、今日はワタクシ、夏休みをいただいております(でも、私はビューグルを吹けるわけではまったくありません)。

 ※ 写真は前に大阪で撮ったもの。今日の記事内容とまったく無縁ではないような気がして載せた。

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