新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は自宅庭で咲いた「レディ エマ ハミルトン(2024年6月22日撮影)。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

その他作曲家A~G

かしわそばの肉のようにゴロゴロしてますがカモなんです

  昼は鴨、夜は牛@TOMAKOMAI
 先週の火曜日、ということは三連休明けの初日ということになるが、朝、通勤のために江別駅に行くと、列車の改札案内板が新しいものに交換されていた。で、なぜかそれまで上にあった案内板は改札機の横に「機器調整中」の紙を貼られて静物のように置かれていた。きっと、前日あたりまでは、こちらの方で案内表示されていて、新しいものの方に「機器調整中」の紙が貼られていたのだろう。

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 新しい案内板は、その列車が何両編成であるかや、この列車は江別駅が始発の列車だ、という情報も表示されていて便利だ。

 4番ホームからは江別神社のどんど焼きに出されたお飾りなどの山が見えた。あのなかに、わが家から持参したお飾りもあるのだ。一番下の方に埋もれているに違いない。

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 この日はいったん出社後、午前中のうちに社員2人と一緒に苫小牧に出張した。
 苫小牧で昼ご飯を食べようということになり、国道沿いの「ゆで太郎」でそばを食べることにした。 

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 「ゆで太郎」は札幌の東雁来に店があるのを見かけたことがあるが、利用するのは初めて。私は「ゴロゴロ鴨南蛮そば」を頼んだ。

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 味は悪くなかったが、麺はやわらかくてゆですぎのように感じた。また、鴨肉が鴨特有の味がしなくて鶏肉っぽかったが、かといって鶏肉でもない感じの脂で、要するに私には謎肉だった。鴨せいろを頼んだ同僚も「鴨じゃない感じがした」と言っていたから、私だけがカモられたということではないだろう。
 とは言いつつも、かしわのような鴨肉に(売り文句である『ゴロゴロ』した形の鴨肉なので、カモっぽく感じなかったのかもしれない)、かしわ好きの私はひそかに喜びを感じていた。

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 日が暮れて、夕食は焼き肉店へ。地元の焼き肉店がどこも予約が取れなかったので「徳寿」に行った。でも、さすが「徳寿」。やっぱりおいしかった。
 もちろん後期中年者の私は、胃もたれ&おなか急降下必至と予測される上カルビなどのサシが入った肉は食べず、サガリとねぎ塩タン、ミノを食べることに徹した。厚切りのサガリは部分入れ歯の私には食べづらかったがおいしかった。もちろん、天国への階段が見えるようなことがないよう十分注意した。徳寿自慢のスイーツも食べたかったが、おなかのことを考えてやっぱりがまんした。

 なお、翌日の昼は会議会場で出た弁当を食べたことを申し添えておく。

♪ 今日の一曲 ♪
 マクスウェル・デイヴィス(Peter Maxwell Davies 1934-2016 イギリス)の「炎の舌(Linguae Ignis)」(2002)。

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床がドアに擦られるのを救ったのは薄いプラスチックの会員カード

  ドアの右側を浮かせるためには

 この日は、1階納戸のドアが床との間で引き起こす物理的摩擦をなんとかするべく取り組んだ。
 このドア、開けてすぐのときにドアの向かって右下がかすかに床面に擦るのである。実は家を建てた直後からこの症状が出て、丁番に紙を挟んだりして対処していた(ハウスメーカーの人が最初にやったのを真似てやってみていた)が、うまくいったりいかなかったり。また、症状が出るのは決まって冬期間。どうやら床の乾燥か何かが関係しているのではないかと思っている。

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 写真の黄色の〇のあたりが擦る場所で、シュッと音がする。フローリングにかすかにカーブの擦り跡がついているのがおわかりになるだろうか?
 擦らなくなるようにするには白い『⤴』の方向に回転させるようにドアの右側を浮かせれば良い。実際、ドアを開けるときに意識してノブを上に持ち上げるようにして開けると擦らない。ということは、まさに紙一重。紙一枚分くらい浮かせることができれば擦らなくなる。

 これまでは丁番に厚紙を挟んで対処していたが、完全解決には至らなかった(時間が建つとまた症状が出る)。
 そこで今回は厚さが潰れる紙ではなく、ビスを締めても潰れない、もう使わないであろう薄いプラスチックの某会員カードを使うことにした。これをビスとビスの間に入る大きさになるよう縦横それぞれ4つに切り、今回はそれを4枚重ねて、それがずれないようにセロテープで巻いて束ねた。

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 下の丁番のドア側のビスを緩め、隙間3カ所にこのプラスチックを入れて再びビスを締める。

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 するとおかげさまで、擦りが解消された。偶然にも4枚重ねがちょうど良い厚さだったようだ。

 最初は3カ所ではなくいちばん下にだけ挟んでみたが、擦りは解消しなかった。
 3カ所にプラスチック板を入れてこの丁番全体にすき間ができるようにすると成功した。

 つまり、
 ① 紙ではなく硬いプラスチックなどを使うこと
 ② それを下の丁番全体が浮くように挟み込むこと
ということが成功の秘訣であることが、今回ようやくわかった。

 いやぁ、納戸のドアを開けるたびに実に爽快な気分になれるようになった。

 ひと仕事を終え、この日は江丹別そばを茹でて、ざるそばにして食べた。
 前日の元日気分に続き、二週間前の大晦日気分がよみがえった。

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♪ 今日の一曲 ♪
 今年が生誕100年となるベリオ(Luciano Berio 1925-2003 イタリア)のピアノ協奏曲第2番エコーイング・カーヴ(Echoing curve)」(1988)。

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むかしの札響公演パンフを画像データ化してご紹介♪第319回定期演奏会

 ※ このシリーズを始めたきっかけについてはこちらをお読みください。

  遠藤さん、ほんとうに遊びに行っていいんですか?(10ページ)
 この日の定期演奏会は、足を運んだ1月以来、10カ月ぶりに臨んだ定期演奏会である。
 「英雄の生涯」も好きな曲だが、それ以上にバルトークのヴァイオリン協奏曲第1番を生で聴けるのが楽しみだった。バルトークのヴァイオリン協奏曲は、ご存じのとおり、第2番はそこそこ有名だが第1番はあまり聴かれることがないし、コンサートの演目にのることはまずない。
 私がこの第1番を初めて聴いたのは1981年1月。FM放送をエアチェックしてそれを繰り返し聴いているうちに好きになった。特に第2楽章の大太鼓のドンドンドンドンという音とともにオーケストラが盛り上がるところがツボになった。
 しかし、この日のコンサートに来ている人たちで、あらかじめこの曲を知っている人はそう多くなかったと思われるし、この日初めて聴くとなるとなかなかすぐには曲に共感できなかったと思われ、聴衆の反応はいま一つ。独奏のミンツも「なんで反応がいま一つなの?」と感想を漏らしている(第320回のプログラムに掲載された)。
 ミンツに言いたい。私としてはすばらしい演奏でとても楽しめた、と。

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♪ 今日の一曲 ♪
 バルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)のヴァイオリン協奏曲第1番Sz.36(1907-08)。

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2025年の仕事始めの日なのに、去年の大晦日から正月3が日にかけてのご報告

  終わってしまえば瞬息の間だった9連休
 「わぁ、9連休のスタートだ!」と喜んでいたのも Long long ago のことのよう。
 今日から2025年の仕事が始まる。それにしても令和になってもう7年目。これまた早いものだ。

 そんな新たな幕開けの日に、去年の大晦日の話。
 この日はときおり雪がちらついたが、まあまあ穏やかな天気。
 窓にくっついた雪が、ちゃんと結晶の姿を残していたので PENTAX K-S1 で撮影。黒死病を患っている私の K-S1。お孫ちゃんを撮るために回復させようと、グリーンボタンを100回以上繰り返し押し続け、復活させたタイミングで撮れたのだった。

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  うま煮、半身揚げ、ザンギ ← チキントリオ
 昼すぎに長男一家がやって来た。
 お孫ちゃん(兄)とは完全にフレンドリーな関係を築いている『自称・江別の友蔵』的存在の私。しかし、生後10カ月のお孫ちゃん(弟)はまた私のことをお忘れになったようで、私を見て最初のうちは邪悪なものにおびえるように号泣。しかし、徐々に慣れ、夕方には笑顔で見つめ合える関係になった。

 そして妻による大晦日の夜の料理。
 手巻き寿司がメイン。いちばん下の鶏の半身は冷食の「小樽なると屋 若鶏の半身揚げ」。

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 かつての池田バンビのコマーシャルの「豆まきに、ピィーナッツ・トーリオ!」じゃないが、大晦日に鶏肉をけっこう食べたので翌日の元日の朝、起床した私の第一声が「コケコッコー」になってしまわないか心配になったが、杞憂に終わった。しかし、今年が酉年だったらその可能性があったかもしれない。←アホか!

 年越しそばを食べたあと、まだ22時前だったがお孫ちゃん(兄)と私は一足先に寝室へ。お孫ちゃん(兄)は遊びに来るといつもおじいちゃんとおばあちゃんと寝ると言って、ジジババと『川の字』になって寝るのである。

  穏やかな元旦
 翌日は新たな雪もほとんど積もっておらず、私は心も体も穏やかに新年の朝を迎えることができた。除雪作業に携わる人々にとってもそうだったに違いない。

 元旦仕様でいくつかの部で構成された分厚い-といっても、むかしに比べると迫力がなくなった-北海道新聞の通常面を見ると、やれやれ、元日から訂正記事。これじゃあまるで未明に執り行われる秘密の儀式みたいだ。

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 朝食はお雑煮。
 昼は前日の年越しそばの残りの麺でかしわそば。ここに書いてあることに反し(とはいえ、朝ではなく昼だが)、ビールを飲んでしまった。

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 夜はふるさと納税(宮崎県小林市)の返礼品の牛肉ですき焼き。
 この日も『爺』は、お孫ちゃん(兄)と早めに寝室へ。

  挽き肉を求めて出かけたが、帰りのお孫ちゃんの手にはロングトミカ
 2日。
 朝、焼き鮭をほぐしてご飯にかけた『鮭ご飯』を食べていたお孫ちゃんが、「おじいちゃんの作ったお肉のご飯が食べたい」と、これまたうれしいことを言ってくれたので、「じゃあ、明日ね」と約束。お肉のご飯とは、肉そぼろをかけたご飯のこと。しかし、約束したはいいが冷蔵庫にも冷凍庫にも挽き肉のストックがない。スーパーも正月休みだ。いや、MaxValu なんかはやっているがわざわざ車で買いに行くほどのことでもない。
 そうだ、LAWSON や セイコーマートに冷凍挽き肉が売っているかもしれないと思い、お孫ちゃんと買い物に。でもローソンにもセコマにも、挽き肉はさすがに置いてなかった。
 そしてまた、ローソンにはトミカが何種類か売っていて、お孫ちゃんに買ってあげちゃった。
 1,045円。豚挽き肉ならけっこうなグラム数が買えそうな金額だった。

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 この日の昼は「おせちもいいけどカレーもね!」のキャンディーズのハモリフレーズを思い出しながら、レトルトカレー。けどククレじゃなくて、ボンカレーゴールド。

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 午後、お孫ちゃん(兄)が「はい。おじいちゃんにお手紙!」と紙を渡してくれた。

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 開くと、3色ボールペンを駆使して描いた『メッセージ』が。
 トミカのお礼なのだろう。にしても、『ジジ殺し』的なかわいいことをやってくれる。

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 夜はふるさと納税(当別町)の返礼品の「スマイルポーク」でしゃぶしゃぶ。
 またまた、この日も『爺』は、お孫ちゃん(兄)と早めに寝室へ行き、2人そろって即寝。

  朝から肉を切り刻む音が……
 翌朝。
 みんなより早く起きた私は、前日のしゃぶしゃぶの豚肉の残りをまな板の上にのせ、トントントンと包丁で細かく切り刻んだ。
 嫌なことがあってその怒りを発散したかったわけではない。お手製の挽き肉作りだ。
 けっこう粗めではあったが、その挽き肉で肉そぼろを作った(No Photo)。

 1時間ほど後に起きたお孫ちゃん(兄)に「今日の朝ご飯は肉ご飯だよ」と伝え、朝食のときにご飯の上に肉そぼろをのせてあげると、大喜び(←お孫ちゃんが)。何度も「お肉、もっと」と追加をせがまれ、大喜び(←じいちゃんが)。トントンした甲斐があったってものだ。

 この日の午後、お孫ちゃんたちは帰宅。
 いつもは2泊3日なのだが、今回は3泊4日の滞在。
 楽しく充実した時間だった。
 そしてまた、来た日も帰った日も天気が穏やかで、JRが平常運転だったのも何よりだった(お孫ちゃんたちは JR を利用してやってきて、そして帰ったのだった)。

♪ 今日の一曲 ♪
 今年生誕100年となる芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-1999 東京)の作品から、交響曲第1番(1955)。

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2024(令和6)年を振り返る(2)

 昨日の記事に引き続き、年の後半を振り返ることにする。

  7月
 9月が車検月のレガシィ B4。
 車検を受けて2年後に買い替えかなと思い、一応最近の中古車の価格動向を知っておこうと SUBARU に見に行って、そこでインプレッサ・スポーツを買うことにしてしまった。

  8月
 7 or 8年ぶりに次男が帰省した。

 初めてコストコに行ってみた
 夫婦2人暮らしなら特に買うものはないなというのが私の感想。

 インプレッサが納車された。
 アイドリングストップになじめない私。最近は運転する前にアイドリングストップを OFF にすることが多い。ネット情報によると、近年、バッテリーに優しくないアイドリングストップ機能を装着しない車種が増えてきているらしい。

  9月
 au のホームゲートウェイの無線LAN機能を利用する料金が値上げ。そして、これまではスマートバリューの割引きで相殺されてゼロ円だったものが、月に330円かかるようになるため、無線 LAN 機能の利用を停止(解約)。再び自前で無線 LAN ルーターを購入した。

 20年数年ぶりに札幌市青少年科学館に行った
 私独りで、ではない。お孫ちゃんたちとだ。
 青少年でない上に札幌市民でもない私も、無事入館させてもらえた。

  10月
 ブルーレイディスクレコーダーが壊れたことが発端となって、新しいブルーレイディスクレコーダーのみならず、新しいテレビとテレビスタンドを買った。

  11月
 スマホを買い替えた
 もう「au スマートバリュー」が適用されている恩恵(上記9月の出来事のこと)がなくなり、これを続ける意味もなくなった。そこで、賢い節約術のため、キャリアも au からソフトバンクに替えた。

 11月、November、Novembre、霜月だというのに、こんな時期に(おそらく)蜂に刺された。
 私の体について外から入ってきたのかどうかわからないが、手が腫れ始めた日の夕方に帰宅すると、2階の寝室に1匹のハチが飛んでいるのを発見。その場で近くにあった「北海道時刻表」で床に叩きつけた。この状況から、手の腫れはハチに刺されたとしか思えない(そのハチの写真を撮るのを忘れたのは失態だった。憎しみのあまり冷静さを失っていたのだ)。手の痛みはまだ『少し』以上『それなり』未満に残っている。

 マイナンバーカードの更新のため、市役所を訪れた。
 運転免許の更新のように、5年ごとに市役所に行かなければならないとは、もっと歳をとったらけっこうめんどうなことだ。運転免許証なら歳でよぼよぼになって返戻すれば、もう行かなくて済むのに。

 「年金請求書」が届いた
 年金生活が現実味を帯びてきた。

  12月
 札幌東急百貨店地下の「天一」が1月末をもって退店するということを知り、自分へのクリスマスプレゼントとして25日に最上位の天丼弁当「松」を初めて買って食べてみた。またの名を「特製天丼」である。1,425円。
 たまたまこの日の店員さんの気分で、ではなく、『特製』ゆえなのだろう。容器が違う。「」は白い容器でふたは透明だが、「特製」は全体が品格のある黒だ。そしてまた、「竹」はポリ袋に入れて渡されるが、「特製」は紙袋に入れて渡された(手提げ袋ではない)。さらには「特製」にはお手拭きまでついていた。


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 載っている天ぷらは、ピーマン、なす、海老2本、いか、きす、だ。
 ふだん買っている「竹」(972円)はさつもいもが載っていて、いも天が苦手な私はそれを同じ価格のナスに替えてもらっている。そのため『私の竹』は、いつもピーマン、なす、海老2本、いか、だ。

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 ということは、『私の竹』と「特製」との差は、きすの天ぷらがあるかないかだけってことになる。
 きすの天ぷらだけで453円アップということは、いくら容器や包装が違っていてお手拭きもついているからといっても、価格差がありすぎる。

 たぶん、「竹」とは海老の大きさとか、天ぷらのアイテム数以外の素材の高級化がなされているのだろう。食べていて私には違いはわからなかったけど。でも、「竹」のときより満足感が大きかった気はする。

♪ 今日の一曲 ♪
 ブリテン(Benjamin Britten 1913-76 イギリス)の「青少年のための管弦楽入門-パーセルの主題による変奏曲とフーガ(The young person's guide to the orchestra - Variations and fugue on a theme of Henry Purcell)」Op.34(1945)。

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私は特別な年金を支給していただける権利を与えられた最後の世代

  3カ月前から準備ができるが、受付は誕生日の1日前
 2月生まれの私。
 年が明け1カ月半も経つと、64歳になる。

 先月「年金請求書」が自宅に郵送されてきた。
 年金がもらえる年齢になる誕生日の3カ月くらい前になると届くものなのだそうだ。

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 でも、年金の支給は65歳からじゃないのかって?
 そう。正式な年金は65歳から支給される。
 しかし、私の場合は「特別支給の老齢厚生年金」というのが、64歳から支給されるのである。

 昭和60年-この年は私が大学を卒業し社会人になった年だ-の法律改正で、厚生年金の受給開始年齢が60歳から65歳に引き上げられた。
 が、社会人としてピカピカの新人だったときにこんな意地悪な法改正が行われていたなんて、最近になって「特別支給ってなんぞや?」とふと疑問に思うまで、まったく知らなかった。
 だって当時24歳。年金の受給年齢が引き合上げられるなんてことに興味も関心もあるはずがない。

 60歳から65歳に引き上げられることに対して、移行を段階的に行なうようにする措置がこの「特別支給の老齢厚生年金」。
 そしてこれは、男性の場合、対象になるのは昭和36年4月1日以前に生まれた人。
 つまり、私の生まれ年度の人たちが、最後の「特別支給」の対象となるわけだ。

 もっと前に生まれた人は、「定額部分」と「比例報酬部分」を年代によってそれぞれ、もしくは「比例報酬部分」だけを、5~1年間支給されたが、私の場合(昭和34年4月2日~昭和36年4月1日生まれの男性)は65歳の誕生日までの1年間、「比例報酬部分」だけが支給される。

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 さて「年金請求書」は、64歳の誕生日の前日から受け付けてくれるそうだ。なぜ『前日』からなのだろう?4月1日生まれが早生まれなのと同じ考え方ってことか?(民法第143条の、年齢は出生より起算し、その期間は、年においてその起算日に応当する日の前日に満了する、という規定。だから、4月1日生まれの人は、翌年の3月31日で年を1つとることになり、早生まれとなる。この年金手続きも、64歳になる誕生日の前日に起算が満了になるので受付が開始となる、ってことなんだろう、きっと)。

 年金請求書に添付しなければならない書類には、戸籍謄本か住民票などがあるが、マイナンバー登録済みの場合はそれらの書類の添付は不要。
 そりゃそうだよな。そうでなければ何のためのマイナンバー制度なんだ?ってことになる。
 なので、私の場合は年金を振り込んでもらう口座の通帳の写しと、雇用保険被保険者証の写しだけ用意すればいい、たぶん。

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 が、この「特別支給の老齢年金」の支給額見合いの分、私の給料(年俸)は減額されることになっている。会社との約束(契約)がそうなっているのだ。だから、年金分がそっくり、前年の収入に上乗せされるということはない。世の中、私に対してはうまくできていないのだ。

♪ 今日の一曲 ♪
 クープラン(Francois Couperin 1668-1733 フランス)の「若殿様、旧若様(Les jeunes seigneurs, Cydevant les petits maitres)」。
 クラグサン曲集第4巻(1730刊)に収められている第24組曲(全8曲)の第2曲。

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チューブの中は超強力ペースト←処方されたのはデルモベート

  泣きっ面にカツ丼
 今週の月曜日。
 出社した私は「壁も屋根もあるし窓も閉まっているのに家の中に侵入した蜂に刺され、金土日と痛くてたいへんだった」と同僚に報告した。
 同僚たちはまだたっぷり腫れている左手の甲を見て、「病院に行った方がいい」と口々に言った。
 そのうちの一人は、以前自分がかかったという皮膚科の診察券を財布から出して、ここに行ったらいいと教えてくれた。そこは会社からも近い場所にある皮膚科。電話をして確認すると予約制ではなく来た者順だというので、すぐにそこに向かった。

 混んでいた。しかし、患者の流れはよく、30分も経たないうちに私の名が呼ばれた。

  「先週の水曜日の午前中に、手の甲がなんかチクチクするなと思っていたら昼ころからどんどん腫れ、やけどのように痛み出しました。夕方家に帰ると、信じられないことに家の中に蜂が一匹潜んでいて、そりゃあもう、勇気を奮って怒りを込めて退治したのですが、もしかすると寝ている間に刺されたのではないかと思ったのです。でも、針の穴のようなものは見当たりません。痛みのピークは金曜から日曜でしたが、いまでも十分に痛くてたまらないので来た次第です」

 私を含め誰も私がハチに刺された瞬間を目撃していないので、ハチに刺されたことによる腫れと痛みとは医者も断言できなかった。しかし、傷があってそこから雑菌が入って化膿するという状態ではないので、屋内を空中散歩していたハチに刺されたということが原因とみなし、ステロイド剤が出された。「けっこう強い薬なので、腫れているところ以外には塗り広げないように」と念押しされた。

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 薬を院外薬局でもらい、迂回して札幌駅西コンコースに行き、この日の昼食用に「カツ丼」を買った。昼になって食べたが、なぜか途中でおなかがいっぱいになってしまい。ご飯を4口分くらいとカツを2切れ残してしまった。まるで泣きっ面に蜂だ。

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 午後は氷山さんに渡したいものがあって A 社へ。
 氷山さんに会うのも久しぶり。元気だったが少しやせたかもしれない。
 こうして皮膚科に行ってカツ丼を食べ、A 社に行く途中に偶然にも檜さんに会い、氷山さんと会って話をし、スーパーで特売の炭酸水を買って帰った一日が終わった。

  一瞬痛みを忘れるほどの歓び
 翌日。
 朝起きるとステロイド効果で痛み消失!という期待もむなしく、やっぱり蜂刺されの患部は痛かった。腫れは少しひいたような気がした。痛みも少し和らいだような気もしないでもなかったが、気のせいのような気がしないでもなかった。
 ステロイド剤を塗るのは1日2回なので、シャワーを浴びたあと塗って、出勤。

 この日の134M 列車は721系。
 この列車は先行する札幌行きの特急「ライラック4号」が江別駅を通過したあとに発車するのだが、この日はライラック4号が5分遅れ。なので、私が札幌駅に到着したのもいつもより5分遅かった。

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 その5分遅延のおかげではないだろうが、前日の朝はまだ営業開始していなかった弁菜亭のワゴンももう営業していた。この日の「日替り弁当 A」は「鶏の山賊焼き」。手の甲の痛みを一瞬忘れるほどうれしかった。

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 昨日の昼の左手の状態がこれ。
 赤みがほぼなくなり、腫れも「ちょっと腫れているかな」という程度に治まってきた。
 痛みも焼けるような痛みではなくなったが、それでもまだまだ痛い。

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♪ 今日の一曲 ♪
 グリーグ(Edvard Hagerup Grieg 1843-1907 ノルウェー)の「山の魔王の宮殿にて(I dovregubbens hall)」。
 1888年に付随音楽「ペール・ギュント(Peer Gynt)」(1874-75)より改編された「ペール・ギュント第1組曲(Peer Gynt, Suite Nr.1)」Op.46(全4曲)の第4曲。

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むかしの札響公演パンフを画像データ化してご紹介♪第315回定期演奏会

 ※ このシリーズを始めたきっかけについてはこちらをお読みください。

  演奏会よりマイ・ベビー
 この演奏会も私は行っていない。
 実はこの年の春、私は会社の人事異動で同じ札幌勤務ながら部署が変わり異動当初はなかなかコンサートに予定を合わせるのが難しかった。そしてまた長男が誕生し、早く仕事が上がるときはコンサートよりもわが子ってことになった。そんなわけで演奏会から足が遠のいていたのである。

 とはいえ、札響ではない演奏会、この年が第1回目の開催となった PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)の演奏会には、3回足を運んだ。
 3回ともこの年のレジデント・オーケストラとなったロンドン交響楽団のコンサートで、

 ・6月29日 指揮:バーンスタイン、vn:五嶋みどり
   ①ブリテン/「ピーター・グライムズ」~4つの間奏曲
   ②バーンスタイン/セレナード
   ③ベートーヴェン/交響曲第7番

 ・7月4日 指揮:M・T・トーマス、vn:五嶋みどり
   ①ワーグナー/「さまよえるオランダ人」序曲
   ②シベリウス/ヴァイオリン協奏曲
   ③ストラヴィンスキー/春の祭典

 ・7月8日 指揮:大植英二(①②)、バーンスタイン(③)
   ①バーンスタイン/「キャンディード」序曲
   ②バーンスタイン/「ウェストサイド・ストーリー」~シンフォニックダンス
   ③シベリウス/交響曲第1番

という内容だった。

 さて、札響の第315回定期では、第282回でマーラーの第5番を振り、そのすばらしい演奏によって会場を興奮のるつぼと化したシャローンが、再び札響のステージに戻ってきた。
 どのような演奏だったのだろう?きっとすばらしかったに違いない。

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 この日のプログラムの1曲目のバルトークのヴィオラ協奏曲は、私のとても好きな曲である。

 そうそう、現在北海道新聞に連載されている土田英順さんの『私のなかの歴史』。楽しく読ませていただいている。

♪ 今日の一曲 ♪
 バルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)のヴィオラ協奏曲Sz.120(1945)。

BartokEMI


毒針の毒は想像以上に強かった。長引く腫れと痛みに耐え続けるMUUSAN

  痛みに耐えカバーかけ
 蜂に刺されたためと思われる左手中指と人指し指のつけ根の手の甲の腫れと痛み。
 違和感を感じたのは20日の午前中。その後痛みが増し、さらに目で見て明らかに腫れているのがわかるようになって、21日もとどこおりなく進行し、そのピークは22日。23日も気休め程度に腫れはかすかに治まったようにも思ったが、5日目となった昨日の時点でも痛みは残り、腫れはさらに治まったが、皮膚が突っ張るような感覚が生じている。

20241124Hand

 ということで、おビョーキ中なので、今日の記事はこのくらいにしておく。

 そうそう、そんな痛みがジンジンしているなかではあったが、21日-その日は在宅勤務だったが-にエアコンの室外機にカバーをかける作業を、まるでマルちゃん正麺を作るようにちゃちゃっと済ませた。
 例年はブルーシートで被うのだが、今年は専用のカバーをヨドバシ.com で買ったので作業が早く済んだのだった。

202411AIrConCover

20241121AirconCover

 こうして、2024年のエアコンの任務は完全に終了した。
 もちろん、ブレーカーの専用回路のスイッチも OFF にした(ちょっと暖房を入れようかと、間違ってスイッチを ON にしてしまうことを防ぐため)。

♪ 今日の一曲 ♪
 クープラン(Francois Couperin 1668-1733 フランス)の「毒槍(Les dars homicides)」。
 「クラヴサン曲集第4巻(Pieces de clavecin quatrieme livre)」(1730刊)に収められている「第24組曲( Ordre No.24)」(全8曲)の第3曲。

CouperinOrdreCompBaumont


納税して豚しゃぶしゃぶセットをいただきます。B4の自動車税は無事還付

  ふるさと納税のわが家の定番返礼品
 先週、ふるさと納税の手続きを済ませた。
 実はふるさと納税をするようになったのは3年前から。けっこうな返礼品がもらえて納税する側からすればメリットだらけということは聞いていたが、なんとなく手続きが面倒そうでやろうという気にならなかった。
 が、妻がやっぱりやってみようと言い出し、遅ればせながら3年前から始めたのだった。

 所得に応じて、いくらまでふるさと納税ができるか限度額が決まってくる。
 「さとふる」とか「ふるなび」、「楽天市場」などのふるさと納税取り扱い事業者のサイトで簡易的にシミュレーションすることができるが、私は安全を考えて、シミュレート結果よりもけっこう低めの金額分をふるさと納税するようにしている。

 3年間変わらずに収めている町が、江別の隣町・当別町。
 当別町には「スマイルポーク」のブランド豚を生産している浅野農場というところがあり、その肉は江別市内のイオンでも買えるのだが、甘みがある上品な味わいの豚肉。その、しゃぶしゃぶ用の肉を返礼品で選んだ(文末にリンク先(広告)を掲載した)。
202411SmilePork

 今年はほかにふるさと納税先として、九州の某市と京都市を選び、牛すき焼肉とみりんをそれぞれ返礼品として選んだ。
 正月に食べる豚しゃぶと牛すき焼きの肉はこれで調達したってことになる。

  あのときのおじさんはいったい何だったんだ?とあらためて思う
 税金といえば、マイカーを入れ替えたので、SUBARU の方でそれまで乗っていた B4 の登録を抹消してくれたのだが、残り半年分の自動車税をお返ししますというはがきが9月の末に届いた。

202409zei_Tsuuchisho

 還付金を銀行に振り込んでほしいときは、このはがきが届いてから7日以内に道庁(石狩振興局)に電話して口座番号などを伝えることになるのだが、前回、B-sport から B4 に乗り換えた9年前は、電話してそこで聞かれた必要事項を相手(言葉遣いが丁寧とはいえないおじさんの声だった)にきちんと答えたのにもかかわらず、約1カ月後の言われた日にちになっても還付金が振り込まれないという事件が起こった。問い合わせると「受け付けた記録がない」と言われる始末。

 そのときの教訓があって、私は今回、相手の名前をしっかり確認し、メモした(はがきに白く塗ってあるところが、私のメモがある箇所)。だが、今回の相手はていねいな応対のしっかりした感じの女性で、たぶん間違いないだろうと思った。

 そして、言われた通りの日にちに還付金は振り込まれ、通知書も振り込まれた翌日には届いた。
 前回起こってしまった思い出すだけでいたたまれない気持ちになる相手のミスによるトラブルもなく、無事に税務処理が行なわれたことに、当然のこととはいえ、感謝する。Hさん、ありがとう。

202410zei_kanpu

♪ 今日の一曲 ♪
 フォスター(Stephen Collins Foster 1826-64 アメリカ)の歌曲「故郷の人びと(スワニー川)(Old folks at home(Swanee River))」(1851)。

RogerWagner


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