あまりに魅惑的なメロディーなので……
リヒャルト・シュトラウス(Richard Strauss 1864-1949 ドイツ)の交響的幻想曲「影のない女(Die Frau ohne Schatten)」(1946)。
同名の歌劇(Op.65。1914-17。3幕。台本=H.v.ホーフマンスタール)から単独のオーケストラ曲として作られた。
というのも、このオペラにあるメロディーの数々がたいへんに美しく、周囲からこれをもとに管弦楽曲を書くようシュトラウスが求めれたからであった。
オペラの筋は、霊界の王と人間の間に生まれた女が影を失い子どもを産めなくなる。皇帝の后となりながらも、乳母とともに影を求める、というもの。
僕の影は監禁中
これで私が思い浮かべるのは、村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」(新潮文庫)。
“世界の終り”の人びとは、影を引きはがされ、それまでの記憶を失う。
主人公の“僕”も影を引きはがされ、この世界にやって来る前の記憶をほとんど失ってしまう。
“僕”の影は、この世界から脱出することを企てるが……
さて、交響幻想曲「影のない女」は実に官能美に溢れた作品。
色彩豊かで、さすがR.シュトラウスという感じ。
ラヴェルが管弦楽の魔術師なら、R.シュトラウスは官能の魔術師……なんてことを言うと、「この、変態エロじじいめ!」みたいに思われるか……。何かの魔術師にしたいんだけどなぁ。なんて言ったらいいのでしょ?
とにかく、シュトラウスらしいサウンドにどっぷり浸ることができる(シュトラウスが書いたんだから、そうでなきゃマズイことではある)。
ドラティ指揮デトロイト交響楽団の華麗かつ流麗な響きの演奏がお薦め。
1983年録音。デッカ(TOWER RECORDS VINTAGE COLLECTION)。
たまに日向山課長の話
先週末、久しぶりに日向山課長とゆっくり話す機会があった。
お酒の席である。
そこにはヤマダ課長もいたし、まだ私が命名していない課長2人もいた。
この2人の今後の登場頻度は未知数だが、1人は羽衣(はごろも)課長、1人は米茸(よねたけ)課長ということにしよう。 ところで、日向山課長や阿古屋係長、そして橘皮課長と並べると、ヤマダ課長の名前はあまりにも手抜き命名だった。彼が誘惑に負けておなかを壊したのも、私のつけた名前が悪かったことに由来するのかもしれない。
そこで、今後はヤマダ改め“秋吉”にすることといたしたい。
名の由来?それは秘密だ。
なお、読者の方におかれましては、今回の名称変更に伴う事務手続き等、面倒なことは一切発生しないので胸をなでおろして結構だ。
日向山課長の中学生の娘さんは、嵐のファンだというが、近ごろは交際相手=彼氏がいらっしゃるようで、お父様である日向山課長も相手のことは良く知っているという。
親公認の仲という言い方が当てはまるのかどうかわからないが、とにかく娘さんがお父さんに言った最近のポリシーが、本日のブログ・タイトルの言葉。
なかなかおじょうずだわいと思いながら、辛子茄子を頬張った私。
ところで、単身赴任の身である日向山課長。最近、家に電話をかけると子供が出るケースが多く、かつ、それで終り、奥さんとはなかなか電話で話せないという。
だからといって、そんなこと言われたって、私は困るだけである。
そのこととは特に関係ないが、土曜日に“夕張メロード”に立ち寄ったとき、テナントで入っている菓子店の前で、目を引くPOPを見つけたので載せておく。
これを見た私の妻は、けっこうウケテいた。
が、私にはこの絵の夫婦、顔がなんかいやだなぁ。
旧館(~2014.6.21)入口
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© 2014 「新・読後充実度 84ppm のお話」
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メロン頭、ちょいとブッキーですよね。饅頭にメロンが使われているのかどうかわかりませんが、この菓子店の売りは「タンドラ」、炭鉱のどら焼き、だそうです。どんなものか知りませんが。なお、この店ではないですが、道の駅の中ではメロン入りの大福を売っていました。