市立はすぐに予約が入らないだろうから
先日、江別市から案内が来ていた『高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種』を受けてきた。
市内の(対応している)接種医療機関のなかから、どこに予約しようかと迷った。
昨年受けた『帯状疱疹ワクチン予防接種』は江別市立病院で受けたが、電話しても予約が入るのは1ヵ月や2カ月先のことだった。
2回目の接種予定だった9月の予約日には当日に高熱を出してしまったが ――結局コロナだった―― 振り替えで新たな予約が入ったのは12月で、あやうく1回目から半年が過ぎてしまうところだった(帯状疱疹ワクチン(シングリックス)は2回接種で、1回目の接種のあと、2カ月目以降6カ月以内に2回目を接種しなければならない)。
市立病院という大病院なのに、いくら込み合っているとはいっても、接種希望者の受け入れキャパが少なすぎないか?
こんなんじゃいつまで経っても赤字は解消しないだろう。
たくさん受け入れて稼ごうという気にならなきゃだめだ。
ということで、市立病院はまた同じ感じですぐには予約が入らないだろうと考え、パス。
あの内科医院は歓迎モードでないだろうから
そこで、以前肝炎の検査を受けたことがある(そして、それよりも前にはインフルエンザの予防接種も受けたことがあった)個人病院(内科医院)にしようと思った。
ここの医者は、暗いというか、愛想っけがないというか、面と向かっていても晴れやかな気分になるタイプの人物ではない。
出勤前に家でウルトラ級の夫婦喧嘩をして奥さんに壊滅的な攻撃を浴びたせいで、世の中のすべてのことに対し無関心になってしまったかのような人だ。
でも、予防接種なんだからちょっと話をすればあとは看護師が打ってくれるだろうと思い、顧客満足度には目をつぶることにした。
電話をした。
しかし、誰も出ない。
金曜日の10時過ぎにもかかわらず、電話に出ない。
Google マップでは『営業中』になっているのに、出ない。
私は、ここに決めたことを撤回することにした。
行くべき場所ではない予感がしたのだ。
ここならおしっこの悩みの相談ができるだろうから
もう一度、市内の接種医療機関のリストを見てみた。
すると市立病院の近くの個人病院(泌尿器科医院)でも対応していることがわかった。
電話をかける。
すぐに出た。感じも良かった。
一週間後に予約が入った。
そうだ。せっかく泌尿器科に行くのだからトイレが近いことを相談してみよう。
「診察もお願いできますか?」と尋ねると「大丈夫です。当日、受付で言ってください」と言ってくれた。
当日。
泌尿器科で、診察もしてもらうのだから尿検査があるに違いないと、少し膀胱に尿が残るように調整して病院を訪問。
受付で「初めてかかるんですが診察もお願いします」と言うと、問診票を渡され、さらに検尿コップも渡された。事前の準備が功を奏し、適度な量の尿をコップに出すことができた。
また、「高齢者予防接種済証はお持ちじゃないですか?これまでインフルエンザの予防接種とか打ったときに渡されなかったですか?」と聞かれたが、私はそんなカードをもらったことがない。
「いえ、去年の12月に帯状疱疹の予防接種を受けましたが、そのときも渡されなかったです」と答えると、「じゃあ、あらたに作りますね」と言われた。
ほどなくして診察室に呼ばれた。
まずは予防接種を済ませる。
そのあとは尿が近いことを医者に訴える。
1時間か1時間半に1回は行きます。
乗り物とに乗る前とか出かけたときにはすぐにトイレに行きたくなります。
尿意が来たと思ったら、そのあとがまんできないくらい急激な波が押し寄せます。
映画とかコンサートか怖くていけません。
いまも、もうトイレに行きたくなってます……etc,etc.
尿検査の結果は異常なし。
その場で超音波検査を行なったが、膀胱の容量は減少していないことがわかった。
いま、膀胱に残っている尿の量はわずか14cc。
ただ前立腺が少し肥大しているという。
「ワタシのゼンリツセンが肥大しているんですか?」
驚いて聞き返した私。
「いやいや、65歳にもなれば多少は大きくなるものです。MUUSAN の場合は当たり前のレベルの大きさです」
ほっとした(そのあとネットで調べてみると、"前立腺の肥大は50歳以上の男性では一般的" という記載があった。そういえばいまから45年位前だったと思うが「ハイリハイリフレハイリホ〜♪ 大きくなれよ」と言っている丸大ハンバーグのコマーシャルがあった)。
で、結論としては、少し大きくなっている前立腺が尿道を圧迫し尿の流れを妨げるために膀胱が完全に空にならず、そのために頻繁に尿意を感じるようになっている可能性が高い、というものだった。
つまりは男特有の原因による頻尿ってわけだ。
薬を飲んで1カ月様子を見ることになった。
前立腺や尿道の筋肉の緊張を緩めて尿の通り道を広げ、尿を出しやすくするタムスロシンという薬である。
この薬によって、尿の勢いが弱いとか、トイレが近いとか、残尿感が改善されるだろうということだった(尿意切迫も前立腺肥大が原因であることがあるそうだ)。
あのときはまだ中年者だったから
帰りに昼食を買うためにセイコーマートに寄った。
「でも、家にご飯はあったなぁ。おかずだけでいいんだけどなぁ」と思っていたら、なんとこの日は HOTCHEF の「カツとじ」が売られていた。
まるでセコマは私の置かれている状況を察しているかのようだ。
家に帰ってご飯にカツとじを乗せてカツ丼にしようか迷った末に、この日は『カツとじ定食』にした。
カツとじ定食を食べているときに、急に、なぜ私が『高齢者予防接種済証』を持っていなかった理由に気づいた。
昨年インフルエンザワクチンや帯状疱疹ワクチンの予防接種を受けたときは、私はまだ高齢者ではなかったのだ!
今年の2月に65歳になって、晴れて高齢者の仲間入りを果たしたのである。
だから今回が高齢者予防接種済証をもらえる最初の機会だったってことになる。
なぜ、病院の窓口でそのことに気が付かなかったのだろう?
きっと高齢者になって頭の回転が鈍くなってきているに違いない。






