2歳児に拒否された65歳爺
 先月、お孫ちゃんたちがわが家に遊びに来たとき、お孫ちゃん(弟)がスリッパを履くことに興味を持ち、お兄ちゃんのペンギンのスリッパを履こうとしたがお兄ちゃんにダメと言われ、しかたなく大人用のスリッパを履いてたどたどしく歩いていたが、それを見たお爺ちゃん(私のことだ)が次にお孫ちゃんが来るときのために弟ちゃんにラッコのスリッパを買っておいたことをここで報告した

 ゴールデンウィークにお孫ちゃんたちが来たとき、お爺ちゃんは弟ちゃんに「はいどうぞ」とラッコちゃんスリッパを見せた。

 弟ちゃんは言った。

 「いリャなィ」

 直訳すると「要らない」である。
 意訳しても「要らない」である。
 どう翻訳しても「要らない」以外の意思表示ではない。

 そして、差し出したラッコスリッパを邪険に床に放置したまま、また大人用スリッパを持ってきて履いて歩いていた。

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 嬉しそうに笑顔をふりまきながらラッコのスリッパを履いてくれるに違いない。
 そう確信していた爺様の希望、願望、要望はあっけなく粉砕された。

 その後、ラッコは傷心の爺ちゃんによってスリッパ置き場に持っていかれ、寂しげに置かれたままとなった。
 救いはお孫ちゃん(兄)はペンギンスリッパを履いてくれていたことである。

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♪ MUUSAN の今日の一曲 ♪
 アグリーコラ(Alexander Agricola 1446?-1506 オランダ)の3声のシャンソン「絶望した幸福の女神(Fortuna desperata)」。

Agricola