母が死んだが、それとは関係ない話
日曜日の未明に私の実の母が亡くなった。
入院してから亡くなるまで Prestissimo(きわめて速い) のように進んだ。
これまでも書いてきたように、私は母とは絶縁状態だったので悲しみはない。
しかし、やはり混乱はしている。今後いろいろと整理しなければならないことに関して。
そして、ブログで今回の出来事を書くにもまだ、頭の中は『切れ子』の『わけありたらこ』状態。
なので、今日は全然関係のない、先週の金曜日のことについて書くことにする。
インフルエンザの予防接種の副反応なのか、あるいはコロナ感染の後遺症なのかわからないが、インフルエンザの予防接種の数日後からしつこい咳と痰が続いていたので、先週の金曜日の朝にかかりつけの病院(総合病院)に行った。たくましくも、自転車で。
ふだんかかっているのは循環器内科なので、受付に「今日は呼吸器内科にかかりたいのですが」と告げた。
「どうなさいましたか?」
「咳と痰が続いているものですから」
「……それでは有熱者外来となりますので、午後からの診察になります」
「熱はまったくないんですけど。いや、ゼロ度とかいう意味じゃなく、平熱なんですが」
「それでも有熱者外来になります」
どうやらコロナとかを疑われているらしい。
看護師から説明があるということで、廊下の奥の方にある机の前に座って待機する。
看護師が来て問診票に記入。
「10日前にインフルエンザの予防接種を受けました。コロナも先月かかったばかりですけど」
「コロナは1カ月後にまたかかるってこともないことはないですからね」
そう言われて、午後に来るよう地図を渡される。
なんの地図かというと、有熱者外来の入り口への行き方の地図だ。
つまり、有熱者外来は一般の外来者とは隔離され、別棟の部屋に直接行くようになっていたのだ。
午後、今度は車で病院まで行く。
指定された時間の少しに行くと、有熱者外来のドアはまだ鍵がかかっていた。
時間ちょうどになって看護師さんがやって来て、解錠し建物の中に入った。
入ってすぐが待合室、というか待機場で、パイプ椅子が8脚か9脚置かれていた。
新型コロナウイルス予防接種の集団接種会場の待合場所のミニ版という感じだ。
私の少し後に、あと2人が患者としてやってきた。
名前を呼ばれ、奥に行く。
そこで鼻に綿棒を入れられ粘液を採取。つまり、コロナとインフルが陽性か陰性かの検査である。
結果が出るまでそこで待ち(車で待つことも可)、医者がやって来て診断。
私の結果はコロナもインフルも陰性。ほっ……
まあ、ただの風邪か?ってこと。
咳を鎮める薬と痰を出しやすくする薬が処方された。
これなら個人病院に行った方が『簡単』だったかもしれない。
そもそもは気管支や肺に炎症が起こっていないかエックス線検査をしてもらえないかと総合病院に行ったのだが、その検査も必要無しと判断された。
まっ、なんでもなかったから『良し』とするか。
と、帰りにお祝いとしてセコマでデザートを買ったのだった。
♪ MUUSAN の今日の一曲 ♪
A.スカルラッティ(Alessandro Scarlatti 1660-1725 イタリア)の無伴奏5声のマドリガル「昔いちどは燃やした情熱(Arsi un tempo e l'ardore)」。
A.スカルラッティ(Alessandro Scarlatti 1660-1725 イタリア)の無伴奏5声のマドリガル「昔いちどは燃やした情熱(Arsi un tempo e l'ardore)」。




