なんと夜中に39度超え
 熱も37度近くまで下がり、ふつうにハイボールが飲めるようになった23日の夜。
 早めにふとんに入った私だったが、なかなか寝付けない。
 そりゃ昼も何度かうとうとと寝たので、そう眠くはならないだろう。

 が、不思議なことに気がつけば時は30分、1時間と過ぎている。
 眠れていないと思っているが、実は少しは眠っていたのだろう。
 現実と夢のはざまを行ったり来たりの不思議な状態だ。

 夜中になって一度検温してみる。
 と、なんと39.1度にまで上がっていた。
 ハイボールを飲んだので解熱鎮痛剤を飲むのをやめたが、それにしても高い。
 落ち着いてきたはずが、これでは想定外の進行に転じてしまった。

 気になって30分おきくらいの間隔で測る。
 38度台まで下がったが、それでも十分に高い。

 3:30に朝刊がポストに投げ込まれた音を耳にしながら測ったときの体温は38.0度。

 すんなりと快方に向かわないと考えざるを得なくなり、さすがに今日は病院に行こうとと決心する。

  熱の峠、急に越える
 ところが6:00に測ったときには37.0度にまで下がっていた。

 いつもどおりの時間に江別駅に向かう。
 微熱はあるが、あいかわらずほかに症状はない。ただ、のどの痛みがこの朝方から強くなったような感じがした。

 だからいつもと変わらぬ様子で駅まで歩いた。
 が、いつもよりは汗をかいた。
 
 130M 列車は721系エアポート編成。
 不思議なことだが、熱が上がってからというものいつも以上にオシッコが近く、しかも毎回それなりに出る。感染症になると体が悪いものを排出しようとして、尿の量が多くなることは珍しくないそうだ。
 なので、いつでも行けるように、席には座らずデッキのトイレ前に立って札幌まで向かった(この日の編成では u シート車両の札幌寄りにトイレがある)。

 会社でルーチンの仕事を済ませ、朝の集中を避けるため、開院時間よりちょっとあとの時間に病院へ。

 6時の段階で自然と平熱近くまで下がったので通院する必要はないかもと、またまた現実逃避もしくは合理主義的考えが浮かんだが、もしインフルだとしたら週末に遊びに来るかもしれないお孫ちゃんたちに致命的な迷惑をかけてしまうと考え、きちんと受診することにした。

 この病院に病気でかかるのは初めてだが、人間ドックの胃内視鏡検査では何度か利用している。
 医師も看護師もみな穏やかで親切だ。

 「けさはもう熱は下がったのですが、月曜火曜の2日間、38度前後の熱が出て、いまはのどが少し痛いので診ていただきたいのですが。自分で調べたところコロナは陰性でした」と、受付に申し出る。

 検温したが、なんと36.8度の平熱。
 もう、ボク、治ったんじゃない?

  2日前は陰性だったのに一転陽性反応が
 インフル&コロナがセットになった検査を行なう。
 
20250924CovResult

 10分ほどあと。
 医師が「インフルは大丈夫でしたが、コロナの陽性反応が出ました」
 「えっ?コロナは陰性だったはずなのに」

 そう。
 自宅で調べたときは陰性だった。
 検査するタイミングが早かったのか(でも、すでに十分発熱していたのだが)、あるいは1年前に使用期限が過ぎていたせいなのか……

 私の中で、もしかするとインフルエンザの可能性はあるかもと思っていたが、意表をついてコロナとは!

 「痛みを抑える薬を出します。深刻な状態になることは考えられませんので心配しないでください」
 医師はそう言ってくれた。

20250924Medicine

 なお、会計時には、ここでインフルエンザの予防接種の予約をした。

 会社に戻り「コロナでした」と告げ、早退。
 みなはほとんど驚いていなかった。
 考えてみれば、確か私以外の人はもうすでにコロナ感染経験済みなのだ。

 これが5年前だったら、総務担当の人がビル管理会社に「わが社でコロナ患者発生」と連絡し、ビル管理会社は共用部を消毒し、エレベーターホールには『昨日当ビル低層階のテナントからコロナ患者が発生しました。すでに共用部の消毒は終わっております』と貼り紙が掲示されていたことだろう。
 よかった。世の中が過剰反応する状況から変わってくれていて。

 妻にも LINE で「コロナだった」と連絡。

 私は10:26札幌発岩見沢行き普通列車153M に乗って江別に向かったが、デッキ近くでひっそりと立ったまま乗っていた。

 昼から薬を飲むために昼食を食べたのだが、はて?、この日何を食べたのか思い出せない *)。
 
 妻は、念のためこの日は仕事を早退(二次感染で職場の人たちにうつしては困るので)。私の帰宅後、1時間ほどで帰ってきた。

 コロナ確定を踏まえ、寝室を分けていることに加え、当面の間、私の食事は和室で。トイレは妻が2F、私が1Fと完全分離。私は調理に一切携わらない。洗い物もすべて妻に任せる。もちろん、基本的には私は和室で過ごす。このように徹底した家庭内隔離作戦を行なうこととした。

 また妻は、長男に「お父さんがコロナなので、週末は来ないように」と注意喚起の LINE を送った。

 2020年の年明け早々から湧き起った新型コロナの流行。

 自分なりに衛生管理を徹底し、ワクチンも7回受け、ここまで感染せずに過ごしてきた。

 ところがここにきて、ついに感染してしまった。
 もちろん、いまでも通勤時などはマスクを着用している。
 今回もどこで感染したのだろうと思い起こしても、まったく心当たりがない。

 が、とにかく感染してしまった。

 そしてまた、症状としてはかなり軽い方だったのではないか?
 だって、熱とのどの痛みぐらいだから(後半はちょっと鼻づまり)。
 「剃刀の刃を飲み込んだよう」なんて痛みでは全然なかった。

 コロナと病名がはっきりしたことで、24日の午後以降は「コロナ感染者」らしき生活を送ることとなったわけだが、コロナ流行初期の感染者の人たちはこれよりも比べものにならないほど不安で孤独だったのは間違いない。

 *) 冷蔵庫に入っていた前々日の夜に食べられなかった焼き魚を食べたことを思い出した。

♪ MUUSAN の今日の一曲 ♪
 モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)のピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537戴冠式(Coronation)」(1788)。

 コロナというのは王冠のことだが、コロナウイルスは突起がついたその姿が王冠(もしくは太陽の光冠)に似ているので、その名がついた。

MozartPfCon25Sof