嫌いなのに食べたくなった怪現象
8月1日。
月初めだというのに私は在宅でのワーク。
いや、なんのことはない。
私の担当業務は月初めは関係ないのである。
むしろ毎月20日以降の方がまとめなきゃならない資料作りでちょっぴり忙しくなる。
そんな生活もあと7カ月。
来年の2月、つまり私の誕生月をもっていまの会社も任期満了。65歳の第2次定年退職を迎える。
52~53年前には第2次性徴期を迎えていたというのに、同じ第2次でも前向きではなく後ろ向きでえらい違いだ。
とにかく、長きにわたった会社勤め生活ももうちょっとで終わる。
その8月1日の昼は、勤務時間中にもかかわらず午前中にスーパーに買い物に行ったので――妻からの指示命令は上司からの指示命令に勝る――自分の昼食用にカップ麺(マルちゃん正麺濃厚味噌)と筋子のおにぎりを買った。
筋子のおにぎりを買ったものの、私はいくらは好きだが筋子はそんなに得意ではない。
でも、このときはなんとなく筋子に魅かれたので買った。
そして、ラーメンには筋子の味はあまり融合しないことを理解した。
手間いらずだけど……
午後に配達された郵便。
そこには『普通郵便』で送られてきた楽天カードもあった。更新時期なのだ。
あらかじめメールで新しいカードを送るという連絡が来ていたのでそろそろ届くころだと思ってはいたが、このように普通郵便で届くのは楽ちんだ。簡易書留なら留守にしていたら再配達を頼まなければならないから。このときの厳重さとはえらい違いだ。
ただ、いまのわが家は工事の遅れでいまだに郵便ポストがついていない。
風除室の中にではあるが、100円ショップで買ったプラスチックのかごを置いてあるだけだ。
もし留守中に悪意のあるものが郵便物を盗もうとしたら、盗むことができる。
普通郵便でクレジットカードが届くのは手間がかからなくていいが、盗難や抜き取りにあったという被害の心配はないのだろうか?
この日の夜に、長男一家がわが家にやって来た。
そして、日曜日の午後に帰るまで、おじいちゃまはお孫ちゃんたちと充実した時間を過ごしたのだった。





