窓は開けられません
水曜日の夜に妻と帰宅すると、家の窓という窓すべてが外から半透明のシートで覆われていた。
こんなことするのはいったい誰だ?
はい。塗装屋さんです(愛着をもって "塗装会社さん" ではなく塗装屋さんと呼ばせていただく)。
足場を組み、コーキング作業が終わり、この日からはいよいよ塗装屋さんの出番。
この日は妻も私も日中留守にしていたのでよくわからないが、高圧洗浄と窓をはじめとする各所の養生を行なったようだ。
翌日。
8時過ぎには塗装屋さんが4名やってきて、さっそく作業開始。
半透明の養生シートのため、家の中から外の様子を見ることができない。
が、音の様子からテキパキと作業が進んでいるように思う。
昼になって、また妻の弁当のおすそ分けのおかずと、スヌーピーふりかけのかかったご飯を食べた。
私が惣菜のコロッケが好きではないことは読者のみなさんもご承知のとおりだが、最近はこのようにコロッケを食べる機会が多く、苦手だとか好きじゃないとか言ってる場合じゃなくなっていて、その感覚がマヒし、良いか悪いがわからないが、惣菜系のコロッケの味に慣れてしまってきている。
昼食のあと外に出ると、休憩中の塗装屋さんの一人が車から降りてきて、しばし雑談。
天気も良く、作業は順調だという。
見本より鮮やか
外壁と軒天(庇の裏側の天井部分)は下塗りが1回塗りと上塗りが2回塗り。
このときはすでに下塗りは終わり(なので壁が白くなっている)、1回目の上塗りが進んでいる状況。
玄関横の、その色を見て、色見本よりもくすんでおらず赤みが強いのにちょっとびっくり。
でも、塗料の缶を見ると間違いなく私たち夫婦が葛藤の末選んだ色の品番が書かれている(なお、見積りに書かれていなかった、玄関ポーチの屋根の天井部分の石膏ボードも白く塗ってくれていた)。
またまた色見本の写真を載せるが、中央の色見本が今回選んだ色。
でも実際に塗ったところを見ると、むしろ右側の色見本の色に近いように見えるのが不思議。
これが軒天。
この写真を見ると、上の写真よりは色見本の色に近く見える。
いや、やっぱり見本より赤み(オレンジ)が強いか?
写真の撮り方(光加減)にもよるが、しかし、肉眼ではもっとオレンジ色が強いように見える。
実際に塗ると見本より明るくなるとは聞いていたが、色合いも違って見えるとは思わなかった。
いやいや、このテラコッタのようなオレンジ色が良くない、失敗したという意味ではない。
見本との差異にちょっぴり困惑したってこと。
気持ちも明るくなりそうでいいんじゃない?
物置の扉もオレンジなわけだし(色名はトロピカルオレンジ)。
夕方、仕事から帰ってきた妻が壁を見て「色、間違ってない?」と不安げに聞いてきた。
「いや、この色で間違いない」
やはり、見本との見え方の違いに最初はとまどっていた。
塗装作業は18時近くまで続いた。
2回目の塗装はローラーを使っていたが、1回目は聞こえる音から推測するに吹き付けだったのではないかと思う。
この日のうちに2回目の塗装まで終わった箇所もあり、そこの窓の養生ははずされた。なので、何か所かを除き、窓を開けて部屋の空気の入れ替えをすることができるようになった(この話、続く……)。
この日の夕食は私が調理担当。
♪ MUUSAN の今日の一曲 ♪
プロコフィエフ(Sergei Sergeevich Prokofiev 1891-1953)の組曲「3つのオレンジへの恋(L'amour des trois oranges/The love for three oranges)」Op.33bis(1924)。
プロコフィエフ(Sergei Sergeevich Prokofiev 1891-1953)の組曲「3つのオレンジへの恋(L'amour des trois oranges/The love for three oranges)」Op.33bis(1924)。