※ このシリーズを始めたきっかけについてはこちらをお読みください。

  なぜかフルネという名に特別な感じを抱いていた私
 珍しく第350回に続き2カ月連続で札響定期を聴きに行った。

 なんといっても、ジャン・フルネが指揮する演奏を生で聴いてみたかったからだ。

 ジャン・フルネの演奏を初めて聴いたのは1979年2月。
 NHK-FM をエアチャックしたボロディンの「中央アジアの草原にて」だった。
 次いで、同じく79年の6月。やはり NHK-FM 放送をエアチェックしたフォーレのレクイエム。

 それで、フルネのファンになったかというとそうではない。
 その後もフルネ指揮の演奏をエアチェックした記録はないし、LP レコードを買った記録もない。

 CD も現在までに買ったのは3枚だけ。
 1枚はオムニバス盤で、収録曲の中でフルネがシャブリエの「スペイン」を振った、DENON の管弦楽名曲集。
 あとはオネゲルの作品集とデュカスの作品集。

 このようによくよく調べてみると、特に私がフルネの演奏を多く聴いてきたということはない。いや、むしろ少ない。
 なのに、なぜかフルネという指揮者には特別感があり、それでオール・フランス物のこの定期にもぜひとも行かなければと思ったのだった。

 感想はここに書いたとおり。
 熱狂させられたとか、感動したとかではなく、この日の私は「なるほど~。目からウロコです」と思った(ようなの)だった。

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♪ MUUSAN の今日の一曲 ♪
 ラヴェル(Maurice Ravel 1875-1937 フランス)の「ツィガーヌ-演奏会用狂詩曲(Tzigane - Rapsodie de concert)」(1924)。

MIDORIatCarnegie