※ このシリーズを始めたきっかけについてはこちらをお読みください。

  盛り上がったコンチェルト、しみじみとさせられたアンコール 
 この演奏会はとてもよく覚えている。

 私としては初めて耳にする(つまり MUUSAN 初聴)ハチャトゥリアンのピアノ協奏曲がすばらしい曲だったこと。

 コンチェルトのあとにアンコールで舘野泉が弾いた(これまた MUUSAN 初聴)シベリウスの「6つの即興曲」の第5曲Op.5-5が、なんと言うか、いま私のために弾いてくれているように思えるほど、心にしみいったこと。

 コンチェルトが私にもたらした気持ちの高ぶりと、そのあとの即興曲が与えてくれたおだやかな気持ちは、曲そのものだけではなく、舘野泉の情感豊かな演奏からもたらされているのが確信できたこと。

 なんて幸せな時間だっただろう。
 あのときの記憶はいまでも鮮明に残っているのである。

 「ローマの松」を振る大友直人の姿もカッコよかった。

  札幌に山野楽器があったころ
 ところで5ページに、TOWER RECORDS の広告が載っている。

 札幌にタワーレコードができたのがいつのことなのか知らないが、この時点で私はまだ一度もタワレコを利用したことがなかった。
 札幌店も知らなければ、クラシカル・アネックスという店まであったなんて、いまこの広告を目にして初めて知った(1992年10月29日にこのパンフレットをちゃんと読んでいなかったのだろうか?)。

 当時の私は、札幌駅前通りに路面店があった「山野楽器」(越山ビル(いまの札幌フコク生命越山ビル。商業施設の名称は「シタッテ」)。その前は ESTA に入っていたと記憶している。このころは東急百貨店にも入っていたはず)か「玉光堂ススキノ店」を利用することが多かった。

 山野楽器が札幌からなくなり、玉光堂が『MALSA 2』に「PALS 21」を出店して(1994年?)からは 、もっぱら「PALS 21」を利用していた。あと、たまに「LOFT」に入っていた CD 店(「WAVE」?)。 

 しかし2004年8月に「PALS 21」は閉店(テナントで入っていた MALSA 2 の所有者が変わった関係で)。
 これを機に私はタワレコを利用するようになった(店舗は移転してピヴォの中にあった)。

 ピヴォは2023年に閉館、解体され、タワレコ札幌店はパルコに移った。

 しかし、私は札幌パルコにあるタワレコに行ったことがない。
 という以前に、私が最後に CD を買ったのは2018年の9月。その CD は上の "Op.5-5" のリンク先記事で取り上げている「舘野泉 シベリウス名曲集」である。 

 また、それ以前も、実店舗よりもタワレコのオンラインで買う機会が増えたので(CD を検索するのがとても楽)、いまは CD 店に寄ることはまったくなくなってしまった。

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♪ MUUSAN の今日の一曲 ♪
 ハチャトゥリアン(Aram Ilyich Khachaturian 1903-78 )のピアノ協奏曲変ニ長調(1936)。

 今日はラローチャのピアノで。

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