最初にダメ出しされた色が……
 家の外壁の塗装をすると、以前お話しした。

 外壁の色見本の中から3つ選び、その3色について大きめのサイズの色見本を江別工務店(仮称)から借りた。
 同じように(ひさし)の色も2つ選び、大きめのサイズの色見本を借りた。

 が、なかなか決まらない。

 当初、色の選定は妻におまかせするつもりだったが、妻から責任逃れするのはずるいと言われ、センスが乏しい私も巻き込まれた。

 先週末は、妻と車で市内の住宅街をグーグルのストリートビュー撮影の車のようにグルグル回って人さまのお宅の色を観察させていただいたが、見れば見るほど、どの色がそしてどの組み合わせがいいのかわからなくなった。

 壁の候補の3つの色は同系色。
 右から、オレンジ色がかったものと赤みがかったベージュ、そして明るめのベージュ。

20250605Color1

 なんかわかったようなわかんないような表現だが、どうやらいまでは『は〇いろ』という表現はよろしくないらしいので『オレンジ色がかった〇だいろ』とか書けない。「uni」では『うすだいだい』と表記しているそうだ。

 まず最初に、明るめのベージュが、満場一致で候補から外れた。
 
 オレンジがかった色が最有力だったが、人さまのおウチを見て回っているうちに、良い色だけどウチには合わないかもしれないと、自信が無くなってきた。

 そこで赤みがかったベージュが急浮上した。

 しかし、やっぱりどうなのかなぁと決断できず、そんな悩める心の隙に忍び寄ってきたのが、いちばん明るい色のベージュで、夫婦そろって最初の考えを手のひら返しし、やっぱり明るめのベージュ(亜麻色っぽい色)がウチには合ってるという結論に達してしまった。
 いちばん最初に候補から外れた色が、みごとな敗者復活を果たしたのだった(6月5日時点。予告なく再度変更となる場合がある)。

  大きくすると思った以上に赤々していた
 では庇はというと、こちらも最初は引き締まった感じになるからいいねと言っていたビバレッドという色が、壁の色をあれにするとしたら合わないんじゃないかという話になり、さらに妻は「やっぱり赤はちょっと……」と、そもそもじゃあなんで候補に入れたのだろうという、最初の前提を根底から覆す変心ぶり。
 いや、確かに大きい色見本で見ると、思った以上に『赤々』していたのだ。

20250605Color2

 なら、もう一つのレディシュオレンジという色にしようと思ったものの、やっぱりもう少し濃い色の方が見た目が締まるんじゃないか?と私が余計なことを言ってしまったために、またまた決まらず、工務店さんに色見本をもう一度貸してほしいと電話し、届けてもらった色見本を見てマルーンがいいかなと思ったものの(チョコレートやカカオは現状の色に近く変化に乏しいので候補外)、でもこれって言ってみれば茶色だよねと私は思ってしまい、またまた妻にそのことを言ってしまったら、「じゃあ、やっぱりレディシュオレンジにする?」と妻が言うので、「うん。年寄り夫婦が住む家だから、庇くらい明るい色にしよう」という私のワケのわからない発想が決定打になってようやく決まった(6月5日時点。予告なく再度変更となる場合がある)。

 江別工務店への最終的な返答は、来週末まで。
 さて、このままどんでん返しなくいくだろうか?

♪ MUUSAN の今日の一曲 ♪
 ドビュッシー(Claude-Achille Debussy 1862-1918 フランス)の「亜麻色の髪の乙女(La fille aux cheveux de lin)」。
 「前奏曲集第1巻(Prelude )」(1909-10.全12曲)の第8曲。

 冨田勲(Tomita,Isao 1932-2016 東京)が編曲、演奏したシンセサイザー版で。

Tomita

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