キュウリが酢の物に化けないために
 先週の、私にとって吉日かどうかはわからないが、大安の土曜日。

 急に自家製のハムとキュウリのサンドイッチが食べたくなり、この日の夜はそれを作って食べなければ後悔するに違いないと、午前中のうちに食パン(角食)とハムを買いにスーパーに行って来た。

 この思いつきの背景には、冷蔵庫の野菜室の中で約一週間静置されたままのキュウリの姿があって、それが水のように溶けて――つまり腐って――しまう前に、即刻消費すべきだという危機感があった。

 もしかすると、妻はその日の夜にキュウリとわかめの酢の物なんぞを作ろうと思っていたのかもしれない。しかし、私はキュウリとわかめの酢の物よりキュウリとハムのサンドイッチの方が約一千倍好きなわけで、酢の物作りを妨害・阻止する狙いもあった。

 ホクレンショップに行き、日糧の「絹艶」10枚切と丸大のロースハムを購入。また、この日も「菊水」の「味わいづくり 札幌生ラーメン」がセール品になっていたので、それもカゴに入れた(あの日より1玉当たり1円高いけど)。

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  あのスーパーで買ったらデパ地下より高い!
 スープだが、いつもは断然しょうゆ派の私だが、この日はなぜか「たまにはしおラーメンも食べてみようかなぁ」なんてかわい子ぶって思っちゃったりなんかして(しおラーメンの何がかわい子ぶっていることになるのか不明だが)、西山のしお味のスープを買った。「菊水」の商品にも塩味のスープはあるのだが(「旨塩」)、ここの店にはなぜか置いてないのだ。

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 ところで、下の3枚の写真は上から順にホクレンショップ、大丸百貨店札幌店、そして某スーパーのラーメンスープ売場だ。
 ホクレンショップと大丸は4月(今月)に撮影、某スーパー――ええ、お察しのとおりあそこです――は先月の3月に写真を撮ったのだが、某スーパーの西山のスープの値段が「付け間違いじゃない?」ってくらい高い。デパ地下(大丸)よりも高いのだ(ホクレンショップと大丸は同じ価格)。
 また「菊水」のスープの値段も、ホクレンショップと某スーパーでは20円以上の差がある(大丸には置いてなかった)。
 どうしてこんな奇怪な現象が起こっているのだろう?

 物価高の折り、できるだけ支出を抑えたい準・年金生活者としては、こういった情報は重要である。ローカルな情報ではあるが、みなさんとも共有したい。 
 私も気づいたらお得情報を発信するので、みなさんからもこういった節約につながる情報をブログや SNS で発信してもらえたらありがたい。

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  拾った十円玉で『他力本願』
 買い物の帰りに、歩道に植えられている街路樹のナナカマドの根元に10円玉が落ちているのを発見。
 お金を拾うなんて何年ぶりのことだろう?
 本来なら派出所に届けるべきなのだろうが、届けるとなると私の労務費等のコストとあわなくなるので、自宅にあるパワーストーンのタイガーアイの下に置くことにした。窃盗ではない。預り金扱いである。
 拾ったお金で願うのもどうかと思うが、でも、金運が上がりますように!

 昼は、先ほど買ってきた菊水の麺と西山のスープで作ったしおラーメン。
 食べたいときが食べどき。いつもは『しお』だと味が物足りなく感じるのに、今回はけっこう満足。

 そういえば、今から45年くらい前に根室――父が単身赴任していて、何度か根室に行ったのだ――の「山しろ」ってラーメン屋で食べたラーメンは安くておいしかったなぁと、そんなことを突然思い出した(いまでも店はやっているようだ。食べログで店舗の写真を見たが、私が行ったときの建物とは違うと思う。たぶん場所も?)。

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  空白地帯をつくらないために
 夕方。
 ハムサンド作り。
 マヨネーズは、もちろん2枚のパンの両方に塗る。
 私はサンドイッチの角にハムが入っていないのがかなりイヤなので、扇形に4等分したハムをこのように配置する。

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 このようにしたあと、もう一枚ハムを置く。

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 これで全面がハムで覆われた。
 ハム空白地帯解消!
 めでたし、めでたし。

 照明の関係、スマホのカメラのクセで黄色っぽく写っているが、純白の絹艶にハムの妖艶なピンク色、そしてキュウリのさわやかなグリーンのコントラストが美しかった。

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 主食というよりは、つまみとしてハイボールのお供に最適だった。
 う~ん、大安吉日!

♪ 今日の一曲 ♪
 ラヴェル(Maurice Ravel 1875-1937 フランス)の「ジャンヌの扇(L'eventail de Jeanne)」の「ファンファーレ」(1927)。
 2行上のリンク先の記事に書いたように、このバレエは10人の作曲家による共作で、ラヴェルはファンファーレを作曲した。

RavelAbbado