この日は『鶏』ではなく『鳥』
今週の月曜日。
札幌駅立売商会(弁菜亭)の「日替り弁当 A」は「酢鶏」。
「酢鶏」を前に買って食べたときの私の感想は、このように決して悪くなかったが、この日はなんとなくパス。
そこでまたファミリーマートに寄ってあの「チキンステーキ弁当」を買っちゃおうかと思ったが、そういえば最近職場の最寄りのセブンイレブンに不義理しているなぁと悔い改め、ファミマに行くのをやめてセブンイレブンに行った。なんとなくセブンイレブンに行かないのは、いま流れているセブンナウ(セブンの宅配)のコマーシャルが、なんて怠惰な家族だろうと感じてあまり好きじゃないからだ。
「私、金のハンバーグ」「ナナチキ!」「あと牛乳も」ってやつだ。母さんはわざとらしく忙しそうにしているが(パソコンを打ちながら金のハンバーグのことを考えているのではあるが)、ダンナと息子は暇そうじゃないか。気分転換と運動を兼ねて父子で買いに行けよって爺さんは思ってしまう。それともセブンイレブンが家から5キロぐらい離れているのか?あるいは、CM に対してとやかく言うのは余計なお世話ってものか(←その通り!)。
でも、こないだ(わくわく広場に行ったときだ)は札幌ステラプレイス・イーストのセブンイレブンは利用した。フリーズドライのみそ汁を8個買ったのだ。なぜなら、ここはキヨスクが運営しているからだ。キヨスクの売り上げには貢献したい私。
で、この日はチルド弁当の「炭火焼き鳥丼」を買った。
昼、この弁当をレンジアップ。
500Wで3分だ。
食事の前にレンジの庫内を掃除する悲しき64歳
が、1分ちょっと経ったときに私は異変に気づいた。
レンジの中で爆発が起こったのだ。
私としたことがなんということか!『必ずはがしてください」と書かれているタレの袋をはがさないままレンジにかけてしまったのだ。うっかり八兵衛だ。こんなことでは今の会社を退職したあと、コンビニのバイトに雇ってもらえない。
あわててレンジをとめ、中から加熱途中の弁当をいったん取り出し、モルダウ川の氾濫のように回転皿の下まで流れ込んでいるタレをティッシュとぬれティッシュで拭き取り、回転皿はトイレの手洗い場で洗い、他にレンジを使う人がいるかもしれないと思い、みんなに「わたくしの不徳の致すところで、焼き鳥のたれを沸騰・破裂させてしまいました。現在復旧のために掃除中です。それまでの間大変ご迷惑をおかけしますが、しばしの間、漂っているタレのかぐわしい香りをお楽しみください」と謝罪した。
焦りながら、でもこの年になってなんてこったと恥ずかしい気持ちに襲われながらも、無事清掃作業を終え、残り1分40秒のレンジアップを再開し、ようやく焼き鳥丼のレンジアップを完了した。
果たしてタレを失ったいま、この丼弁当の本来の味を味わえるのだろうか?
粗相した恥を早くも忘れ、そのことで頭がいっぱいになる。
中皿を持ち上げ、斜めにして丼の具をご飯の上へ滑らせて移動させる。
きれいに横滑りさせられなかった。
セコマのカツ丼のときはうまくいったのに、セブンイレブンの丼ものと私は相性が悪いのだろうか?それとも、単に今日は厄日のだろうか?あるいは、爆発事故の動揺が残っていたにか?
幸いにも危惧していた『味の不足感』はなかった。
添付の、私が失ったタレをかけなくても、元の味でじゅうぶんだった。
唐辛子の粉を喉に引っかけてしまい咳き込むという、周囲が嫌がる症状も発しないで済んだ。
焼き鳥の味もおいしいものだったが、焼き鳥の肉はモモ肉のほかに胸肉も混じっていて、(心構えなくモモ肉のつもりで)胸肉を口に入れたときは、その食感からババを引いてしまったような悲しい気持ちになった。ジジが言えた義理ではないんだけど。
♪ 今日の一曲 ♪
スメタナ(Bedrich Smetana 1824-84 チェコ)の交響詩「モルダウ(ヴルタヴァ。Die Moldau/Vltava)」(1874)。
エリシュカ/札響の演奏で。
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⇒
スメタナ連作交響詩「我が祖国」(全曲) / ラドミル・エリシュカ, 札幌交響楽団
スメタナ(Bedrich Smetana 1824-84 チェコ)の交響詩「モルダウ(ヴルタヴァ。Die Moldau/Vltava)」(1874)。
エリシュカ/札響の演奏で。
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悲惨でした。