やまい再発
 今週の火曜日は在宅勤務だったが、最近は在宅勤務日の方が出勤必要日より早くに目が覚めてしまって困る。もう少しお寝坊さんしていたいのに、お目目パッチリさんになっちゃうのである。

 それはともかく、この日の午前中、2階の一室にいた私に階下から妻が叫んだ。
 「またおかしい!」
 「(じゃあ遠慮なく笑ったら、じゃなくて)何が?」
 「ビデオ、また映らない」
 いまや『ビデオ』ではなく記憶媒体は『ハードディスク』なわけだし、さらにこの場合は、ビデオとかハードディスクとかじゃなくて『録画した映像』というべきなのだが、そういうことを言ったところで難癖をつけてくる性格の悪い年寄りだと思われるだけなので、私は緊急出動する地球防衛軍のように階下に急ぎ足で向かった(地球防衛軍がそのような動きをしていたかどうか、記憶は定かではない)。

 すると前回と違い『ブラビアリンク』はちゃんとできている。
 しかし画面が真っ暗、15億光年先のブラックホールのように美しいほどの漆黒の闇のままだ。

 ・リモコンの『レコーダーホーム』を押すと、TV 放送から真っ暗な世界に切り替わる
 ・このとき、レコーダーをリモコンで番組出力にすると、画面は闇だが音声は出る
 ・リモコンの『録画リスト』を押すと、なぜかリスト画面がふつうに表示される

 これらの結果から、私はテレビではなくレコーダー側に問題があると判断した。
 前回の『機器が見当たらない』というのも、テレビ側ばかりを疑っていたが、実はブルーレイレコーダー側に非があったのだろう。どういうわけか一度は直ったが、完治ではなかったようだ。

 レコーダーの取扱説明書を開くと、『よくあるトラブルと解決方法』のページに類似した現象が載っていた。えっ?「よくある」?

202503RecorderManual

 それは『動作または動作音はするが、テレビに映像が表示されない』ってもの。
 "類似" と書いたのは、ウチの場合は『動作音はするが』ではなく『テレビ放送の音はするが』だから。

 ・HDMI ケーブルを抜き、もう一度つなぎ直す → こないださんざんやった
 ・電源 → 入ってます
 ・HDMI 端子の確認 → 穴が開くほど凝視して何度も確認した
 ・解決しないときは:解決してないけど、これは関係なさそうな気がするのでパス

 ということで、リセット(再起動)してみることにした。

 手順に従ってリセットし、その後テレビのリモコンで『レコーダーホーム』ボタンを押すと、はい、めでたくホーム画面が表示された。ホーム画面の『放送中番組を視聴』を選ぶと、音声だけでなくちゃんと映像も映った。
 解決した。
 よかった。

  どこからやって来た?何かから脱落?
 この日も気温が上がり、雪解けがどんどん進んだ。
 物置の前もだいぶ地面(に敷いたレンガ)が見えてきた。
 と、そこにこんなものが。

20250311Washer

 冬の間ずっと雪の下になっていたようだ。
 ワッシャーのようだが、いったい何の部品だろう。どこからか外れたのだろうか?それだったらよろしくないことではないか!

 写真を撮ってグーグルレンズで検索してみると、やっぱりワッシャー。そりゃそうだ、どうみてもドーナツには見えない。

20250313WasherSC

 "マツダ" という文字を見て、こういうワッシャーはマツダに限らずいろんな車に使われていて、もしかするとウチの車のどこからか脱落したんじゃないだろうな、と不安になる。
 でも、物置の前まで車は入っていけないし。
 いったいどこからやって来た、何の部品だろう。
 謎は深まるばかりだ。

 そうそう、外れて行方不明だった、自転車のタイヤのバルブキャップも雪の下から出てきた。
 これはうれしい発見だった。

 この日の『在宅ワークランチ』は、またこの組み合わせ、つまり「菊水」の麺とスープでしょうゆラーメン。
 いつもと変わらぬおいしさだった。

20250311Ramen

♪ 今日の一曲 ♪
 シューベルト(Franz Schubert 1797-1828 オーストリア)の「雪どけの水流(Wasserflut)」。
 歌曲集「冬の旅(Winterreise)」Op.89,D.911(全24曲。1827)の第6曲で、「あふれる涙」や「水の流れ」と訳されることもある。

Schubert Winter