雪がとけたら made in Indonesia
 いろいろくだらないことを書いて楽しんでいるうちに、もう金曜日だ。
 単に私だけの欲求で報告しなければならないことが、まだたまっているというのに、もう金曜日だ。
 まあ、私が昼に何を食べたかなんて、急いで報告することもないんだけど、でも早く書かないと自分自身が忘れちゃうから……

 こないだの日曜日は、妻と久しぶりに新札幌に行った。
 昼前に行ったのだが、鉄道高架下のラーメン店「龍竜」はけっこう人が並んでいた。高架の耐震工事のために3月10日で閉店になるためだろう。この店、25年くらい前に入ってしょうゆラーメンを食べたことがある。けど、味の記憶は湯気の向こうのシルエットのようにぼぉーとしていてはっきり覚えていない。ホームページに載っている写真を見るとギトギトしていないので、私好みのラーメンだと思う。

 私は妻に夏靴(通勤とふだん履きの兼用)を買ってもらった。
 ここ数年は、冬に限らず夏も、いわゆるビジネス用の革靴を履くことはすっかりなくなった。仕事で取引先を訪問したりすることがほぼなくなったので、ウォーキングシューズでも問題ない。誰にも失礼にあたらない。
 ABC マートで軽くて歩きやすそうで、そして底が厚めで疲れにくそうなインドネシア産の黒い合皮のウォーキングシューズを買っ(てもらっ)た。
 妻は革製の方が長持ちするし足になじんでくると言ったが、このところ革製品の値段がぐんぐん上がっているということで、店頭在庫も少なく、どうせ私の足のことだし、私の足は従順だから足が靴になじむだろうと、リーズナブルな価格のものに決めた。

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 昼はサンピアザ地下の「萬字醬油屋本店サンピアザ店」でラーメンを食べようかと店の前に行ってみた。
 少し待てば入れそうだったが、そしてここのラーメンは私の好きな味なのだが、やっぱり店内が、この時間帯、ちょっとあずましくなさそう(北海道語で「落ち着かない」「居心地が悪い」の意味)なのでやめることにした。
 平日の昼時を外したガラすきの時間帯ならまだあずましいんだろうけど……

  ちょうどいい効き加減で舌鼓
 で、「八雲」にした。もちろんサンピアザ店である。

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 私は「八雲 天ざる」、妻は「蝦おろし」。

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 うん。やっぱり八雲のそばはおいしい。麺も蕎麦も。
 食べたあとも、おなかの不調を感じることはなかった。きっと「八雲 天ざる」だけにとどめておいた賜物だろう。よかった、よかった。めでたし、めでたし。
 これだけでは足りないとばかりに、「五目おにぎり」をつけたり、あるいはボリューミーな「かつとじそば」を頼んだりしたら、おなかがギュルギュルピーとなった恐れがある。食べすぎは禁物、特に外出中は。

 なお、このときと違って、当然のごとく小皿にはわさびの姿があった。もちろんいっぺんに入れたりはしない。最初にわさびを全部入れてしまい、鼻腔の奥が鋭い痛みに襲われ、泣いた経験が一度や二度ならずあるからだ。64歳になってもいまだに学習を重ね続ける私。

 そうそう。「八雲」といえば「焼きおにぎり」が有名だったが、いつの間にやらメニューから消えていた。

  江別産の商品が大安売り
 3時少し前の帰るころになると、雪がけっこう強く降り始め、ときおり吹雪模様に。
 わがインプレッサのアイサイトも、何度か「視界不良」と表示されて機能停止、そして復帰を繰り返した。なるほど、EyeSight って吹雪のときはこうなるのね。

 そんななか、これまた久しぶりに「江別河川防災ステーション」に。
 ここの1階にある「ヱベツ百貨店」のインスタグラムの投稿で、この店でいま、絶賛大安売り中なのを目にしたからだ。

 いろいろ写真を撮って「ここに来ればこんなに安く買えるよ!」と皆さんにも教えたかったが、よく見るとあちこちに撮影禁止の貼り紙が。
 どんどん撮って拡散を、というヨドバシカメラとは180度違うスタンスだ。けど、正面からの店の様子の写真を載せることをお許し願いたい(←うん、いいよ。と聖なる声)。

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 この日私が買ったのは1袋100円の「まるなか」の「蝦夷乃雪うどん」と「蝦夷開拓そば」(それぞれ2袋)、それと定価540円のが300円になっていた「トンデンファーム」のウインナー(私はオニオンをチョイス)を2袋。ちょうど1,000円。
 また力そばを作って食べなきゃ。

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♪ 今日の一曲 ♪
 グノー(Charles Francois Gounod 1818-93 フランス)の「アヴェ・マリアーバッハの前奏曲第1番につけられた宗教的歌曲(Ave Maria - Melodie religieuse adaptee au 1er prelude de Bach)」(1859)。

 アヴェ・マリアは「めでたしマリア」の意味で、マリアをたたえる歌。

 もう10年以上前のことだが、以前私が勤めていた会社(A 社)で偉い立場まで出世して、そのときはすでに OB になっていた人が、音楽好きが高じてプロの音楽家を呼んでコンサートを開催したことがあった(そういう NPO 法人を起ち上げたのだ)。そして、私はその人の依頼というか雰囲気的には実質的には『命令』で、当日配るパンフレットに曲の解説を書いたことがある。

 プログラムの中に「アヴェ・マリア」があり、私は「『アヴェ・マリア』とは『めでたしマリア』の意味で……」と書いたところ、原稿を読んだその OB 氏は「『めでたしマリア』だなんて、まるで頭がおめでたいマリアだと勘違いされるじゃないか」と文句をつけてきた。
 いやいや、いろんな本に書いてある通りそういう意味なんだし、おつむがおめでたいマリアだなんて思う人なんていねーし、と「句読点一つ直さないぞ」と抵抗しようかと思ったが、そうしたところで時間の無駄だから、じゃあ「おめでたマリア」にしようかと思ったけど、今度は「妊娠したみたいじゃないか」と言われそうなので、「おめでとうマリア」に直したことがあった。  
 それにしても、タダ働きな上に無記名で執筆させておいて筋違いの文句をつける方もひどいが、それを断り切れなかった私も、ある意味おめでたい人間である。

BachRedel


   音楽配信 レコチョク(広告) ハイレゾ アヴェ・マリア パド/ハンガリー放送cho