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LSO より、やっぱり SSO
この日の定期演奏会には、もちろん私も聴きに行った。
だって、札響が「春の祭典」をやるのだ。はってでもずってでも行かなければならない。
私はこの前年に、初めて生で「春の祭典」を聴いている。PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)での M・T・トーマス/ロンドン響による演奏だ。
だが、『札響による春の祭典』ということは、またまったく別の、画期的な体験になるのだ。札響ファンって『札響が演奏するからこそ格別」という感覚を、みんな大なり小なり抱いているものではないだろうか?
解説に "ストラヴィンスキーの名作「春の祭典」が札響定期で初めて取り上げられるという。" と書いてあるが、これは逆に、定期以外では取り上げたことがある、とも読み取れる。
そして、実はそうらしいのだ。
創立25周年記念の定期演奏会となった、1986年9月の第273回定期演奏会。
その日のパンフレットの別冊の「25年間の作曲家別演奏曲目」にストラヴィンスキーの「春の祭典」の記載があるのだ。
いつどこでだれの指揮で演奏されたのだろう?
この日の『札響による春の祭典』は、すばらしい演奏だった。
秋山和慶の指揮ということで、演奏前から不安定になることはないことは確信していたが、この複雑なリズムの曲を余裕さえ感じるくらい見事に演奏しきった。
「春の祭典」にばかり関心が向いてしまったこの日だったが、ピアノ協奏曲で J-P.コラールがソリストとして協演していることも、すごいことだ。演奏は記憶に残っていないけど。
秋山先生は やっぱり きちんと感 安定感が ありますよね。
モーツァルト交響曲は どれも 素晴らしいので、 大好きです。本日の一曲も モーツァルトで 嬉しくなります。その上 御名前の上に " Sir " が ついたりしていると、有り難い気持ちに? なってしまいます。ピアニストの クリフォード.カーゾンも " Sir " が ついていましたね。