※ このシリーズを始めたきっかけについてはこちらをお読みください。

  あーゆーノリだったのね(9枚目)
 1991年3月の札響の定期演奏会(第323回)にも私は行っていないし、パンフレットも手元にない。
 定期演奏会は行っていないが、この月には仙台フィルと札響のジョイントコンサートがあった。プログラムはマーラーの交響曲第6番。万難を排して聴きに行った。

 中学3年生の春に第1番を耳にし、そこでマーラー教の信者になった私だが、あのころはオーケストラの規模からして(4番はともかく)札響の演奏で生でマーラーの曲が聴けるなんて思ってもいなかった。
 それが、その後、私がコンサートに行かなかったために聴きそびれた第10番の全曲復元版(クック版)と札響が取り上げたことのない「大地の歌」以外を聴くことができたのだから、隔世の感がある。

 これまでのところ、第6番を生で聴いたのはこの仙台フィルとの合同演奏のときの1回、そして第8番は名古屋フィルとの合同演奏のときの1回のみ。それ以外のマーラーの交響曲(1~5番、7番、9番)は、札響以外のオケのコンサートも合わせると、各曲複数回、生で聴けている。

 このジョイントコンサートのとき、私はホーム企画センターという会社のことは知らなかったが、このコンサートに協賛(?)してくれたことに感謝した。そして、この6年後に自分が家を建てるときに、ホーム企画センター縁ができそうだったのだが、すぐに縁がないことになってしまった

 演奏は良かったと思う。いや、目の前でこの大好きな交響曲が演奏されていることに圧倒されて、良い悪いなどと考えながら聴く意識はまったくなくなったのである。
 
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♪ 今日の一曲 ♪
 マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の交響曲第6番イ短調悲劇的(Tragische)」(1903-05/改訂'06,その後たびたび管弦楽配置を変更)をショルティ/CSOの演奏で(1970年録音)。

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