ソーセージは入っていないが双生児
 月曜日の朝。
 この日の札幌駅立売商会(弁菜亭)ワゴン(西コンコース臨時売店)は、すっかり商品陳列も終わっていて、「あぁら、選ぶのが楽しくなっちゃうわ」てな状態。

 「日替り弁当A」は初めて目にする「豚の黒胡椒ソース」というもの。
 これを買わない手はない。

 あいにくこのときは代金の550円ちょっきりの小銭を持ち合わせていなかったので、1000円札(野口英世バージョン)を売り子の女性に渡した。
 すると彼女は「450円のお返しです。値上がりしちゃったもので、すいません」と言ってお釣りを渡してくれた。

 いえいえ、お姉さま。値上がりしたのはあなたのせいではありません。謝ることなんてないんです。
 それより100円玉4枚と50円玉1枚をミニ金庫から取って私に渡すという手間をかけさせてしまって、こちらこそすいません。
 私は心の中でそう思ったのだった。
 でも、こういうひと言ってすごく素敵だと思う。善い人に違いない。

 なおこの日は、ふだんはこの時間にまだ到着していないミニカツ丼などもすでに並んでいた。いや、弁菜亭にはカツ丼はあるがミニカツ丼はこれまでなかったはずだ。品目拡大を図ったのだろうか?次の機会に、もっときちんと観察しなければ。

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 「豚の黒胡椒ソース」は「鶏の山賊焼き」の双子のような弁当。こちらの原材料表示が「豚肉の醤油胡椒ソース焼」なのに対し「鶏の山賊焼き」は「鶏肉の胡椒醤油照焼」となっており、ソース焼と照焼の違いは不明なれど山賊焼きの豚肉版と言っても良い料理。
 他のおかずも、焼売、もち巾着煮、ナムル、小松菜ごま浸し、梅干し、スパゲティと両者同じ。ただし「鶏の山賊焼き」は前回買ったときにはこれらのほかにオムレツと漬物も入っていた。だが、食材費高騰のいまなら「鶏の山賊焼き」が作られてもこの二品は、もう入っていないのかもしれない。

 黒胡椒という名だが、黒胡椒っぽいものの姿はあまり見られず、「うわぁ、すっごくコショーが効いてる!」って強すぎることもない、ほどよいピリッと感。「鶏の山賊焼き」と甲乙つけがたいおいしさだった。

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  後回しにすればするほど値上がりするだろうから思い切って
 コショーといえば、わが家の1階のトイレの温水洗浄便座の調子が悪く、だましだましー座ったお尻の位置を微妙に変えたりしてー使っていたが、昨年の12月にはついぞケツを捻ろうが腰を浮かせようが乱暴に座り直そうが、洗浄水がまったく出なくなり完全なる故障。年末に2社に見積もりを依頼。
 先月の20日過ぎについに便器と便座の両方、それも1階と2階の両方のものを交換した。
 そのことはここで臭って、いや、匂わせているが、近いうちに詳しく報告したいと考えている。

 なお、上で「ウォシュレット」と書かずに『温水洗浄便座』と書いたのは、ウチの便座が TOTO のものではなかったからである(便器は TOTO 製)。TOTO のものでないものはウォシュレットと呼んではいけない。
 ウチの便座は1階トイレが「CLEAN WASH」、2階トイレが「ビューティ・トワレ」。前者は東芝、後者はパナソニックの製品なのである。
 新しい便座は、1階も2階も「シャワートイレ」を選んだ。LIXIL(INAX)の商品名だ。
 これで便座は家の新築時から数えて、1階2階ともに3代目(3台目)となる。

♪ 今日の一曲 ♪
 モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)の6声のカノン「おれの尻をなめろ(Leck mich im Arsch)」K.231(K6.382c)。

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