「江別5丁目」バス停前の寂しき空き家
 先月の末に、江別市役所に出向いたことを報告した。読み間違えたあわてんぼさんがいると厄介だからしつこく念を押すが、「出向した」のではなく「でむいた」のである。

 市役所まではそれなりの距離があるにもかかわらず、歩いて行った。タウン(というほどのタウンではないが)ウォッチングして、ブログのネタが見つかればいいなと思ったからである。

 で、見つかった。
 というか、つぶれたことは知っていたが、現実を目の当たりにした。

 江別の老舗「釜めしのやか多」。
 鶏五目ご飯系が好きな私は、ご多分に漏れず釜めしも好きなのだが、そのうち食べに行こうと思いつつ延ばしのばしにしていたら、実現する前に店がつぶれてしまった。7月31日に自己破産を申請し、翌月20日に札幌地裁から破産手続き開始決定を受けた。
 それを報じた帝国データバンクの「TEIKOKU NEWS」の記事がこれ。

20241207Yakata_TeikokuN

 『館』は売りに出されていた。

20241127Yakata1

20241127Yakata2

20241127Yakata3

 これまでまったく知らなかったが、「やか多」のすぐ隣には「酒房 優心」という飲み屋があった。
 こんな場所に飲み屋さんがあるなんて意外だった。

20241207YuushinGoogleMap

20241127Yakata4

 家に帰って「そういえば」と、保管してある飲食店の出前や持ち帰りメニューのチラシを調べてみると、その中に「やか多」のもあった。
 たぶんコロナで飲食店がデリバリーや持ち帰りに力を入れているときに、新聞の折り込みかあるいは郵便受けに入っていたものだと思う。

20241207YakataP1

20241207YakataP

 コロナの感染拡大の影響が原因となって破産した「やか多」。
 自称『全道一の味自慢』という自慢の味を味わえないまま終わったのは痛恨の極みだ(味を自慢するのは全道一って意味にもとれるが……)。

♪ 今日の一曲 ♪
 ハイドン(Franz Joseph Haydn 1732-1809 オーストリア)の交響曲第53番ニ長調Hob.I-53帝国(L'imperiale)」(1778)。

HaydnSymCompDorati