「江別5丁目」バス停前の寂しき空き家
先月の末に、江別市役所に出向いたことを報告した。読み間違えたあわてんぼさんがいると厄介だからしつこく念を押すが、「出向した」のではなく「でむいた」のである。
市役所まではそれなりの距離があるにもかかわらず、歩いて行った。タウン(というほどのタウンではないが)ウォッチングして、ブログのネタが見つかればいいなと思ったからである。
で、見つかった。
というか、つぶれたことは知っていたが、現実を目の当たりにした。
江別の老舗「釜めしのやか多」。
鶏五目ご飯系が好きな私は、ご多分に漏れず釜めしも好きなのだが、そのうち食べに行こうと思いつつ延ばしのばしにしていたら、実現する前に店がつぶれてしまった。7月31日に自己破産を申請し、翌月20日に札幌地裁から破産手続き開始決定を受けた。
それを報じた帝国データバンクの「TEIKOKU NEWS」の記事がこれ。
『館』は売りに出されていた。
これまでまったく知らなかったが、「やか多」のすぐ隣には「酒房 優心」という飲み屋があった。
こんな場所に飲み屋さんがあるなんて意外だった。
家に帰って「そういえば」と、保管してある飲食店の出前や持ち帰りメニューのチラシを調べてみると、その中に「やか多」のもあった。
たぶんコロナで飲食店がデリバリーや持ち帰りに力を入れているときに、新聞の折り込みかあるいは郵便受けに入っていたものだと思う。
コロナの感染拡大の影響が原因となって破産した「やか多」。
自称『全道一の味自慢』という自慢の味を味わえないまま終わったのは痛恨の極みだ(味を自慢するのは全道一って意味にもとれるが……)。
もしそのように復活してくれたあかつきには、真っ先に食べに行きます。でも、建物もかなり古そうなので居抜きもむずかしいように思います。
MUUSAN
がしました