未経験だけど懐かしいのはよく目にしていたから
その日の札幌駅立売商会の日替り弁当 A が何だったかわからないまま終わった日の帰り。
近頃の Kiosk の弁当事情はどうなっているんだろうと、かつてはよく利用していたキヨスクのラッチ中店を覗いてみた(それにしてもキヨスクがどんどん閉店し、残っているこの店が激コミになるのは不便なことだ)。
夕方の4時少し前だったので弁当の数も少なくなっていたが、初めて見る「リトルスプーン」監修というチキンカツカレーがあった。
リトルスプーン。
懐かしい!
かつては札幌市内でいくつも店を展開していた。
次回、ラッチ中店がたとえ朝で混んでいても、レジに並んで買ってみようか……
一瞬そう思ったが、考えてみれば私はリトルスプーンのカレーを食べた経験がない。つまり、この弁当を見て懐かしく思ったのは、その名前とシールの色合い。かつてマチナカでよく目にした看板を思い出して懐かしく思ったわけで、味は知らないのだ。
翌朝。
江別駅に行くと、私に断りもなく、いつも乗っている134M 列車は運休(家を出る前に JR 北海道のサイトで運行状況を確認したときは『〇』だったのに……)。
スマホで調べると、うん、いま駅員がアナウンスしていることは冗談ではないようだ。やっぱり現実は現実として受けいれなきゃならない。
私が駅に着くのは6:55から6:58くらいの間なので、岩見沢から来る江別7:03発の小樽行き(132M)に乗ることができた。
電車が札幌駅に着いたのは7:30すぎ。
キヨスクはそれほど混んでいなかったが、でもリトルスプーンのチキンカツカレーは買わなかった。
札幌駅立売商会のワゴンは、というと、ワゴンだけはもう置いてあったが、店員の姿も商品もなかった(でも、この時間にもうワゴンを移動させてきているとは!)。
カツカレーが気づくとチキンカレーに
この日は午前中に出かける用事があったので、その帰りにデパ地下で弁当を買うことにした。その外勤のときに、わざわざ弁菜亭ワゴンをのぞいてみたら、カツカレーがあった。急にというかやっぱりというか、カツカレーが食べたくなったが、そうだ、とんかつ専門店である玉藤のカツカレー弁当を食べてみようと、急に妙な意欲がわいてきた。
用事を済ませ、11時に東急百貨店の地下の玉藤に行ったが、なんとまだカツカレーは並んでいなかった。このとき、かつ重が並んでいたら迷わずにカツカレーからかつ重に方針転換したと思うが、かつ重の姿もまだなかった。
こうなると焦って正常な判断ができなくなってしまい、カツカレーを求めていたくせになぜか私はカツ欲求から遠のき、「ビエンナーレ」のチキンカレーを買ってしまった。チキンカツカレー → カツカレー → チキンカレーと、私の頭の中は変遷をたどったのだった。
そのチキンカレーはこれまた本格的でスパイシー。そして私にとってはけっこうな辛さ。
私はその辛さに泣く思いで食べたのだった。
こんなことなら札幌駅立売商会の600円のカツカレーを買って食べるべきだった。食べたことはないが、カレールーの味はなんとなく私の口に合いそうな気がする。
でも、職場でカレーの香りを漂わせるのはちょっとした迷惑行為に当たるかもしれない。
教室でボンカレーとはなかなか大物ですね、その彼。
私はけっこう弁当を持参していたのでパンはあまり買わなかったのですが、ソーセージドーナッツは懐かしいですね。メロンパンもあったような。
旅行、お気をつけて楽しんできてください。
MUUSAN
がしました