2週続けて月曜日の朝は舞踊気分
 日本人なら誰でも知っているように(とは言い切れないが)昨日は休日だった。『文化の日』の代休を、私は非文化的に過ごした。そして今日は、平日である。仕事をしなければならない。そんな日の朝に、テンションが上がるわけがない。
 「X」では『今日も元気に……』みたくポストしたが、嘘ついてごめん。今の私の口は「あ~ぁ、また一週間が始まるのかぁ」とぶつぶつ言いたくてしょうがなくなっているのである(いや、今週は今日から始まったわけじゃないんだけど)。

 先週の月曜日の朝。電車が札幌駅に着き、さっそうと西改札を抜け、札幌駅立売商会のワゴンの前に行ったとき、またまた小躍りしそうになってしまった。この日はギャロップじゃなく、ジーグ的躍動感に襲われた。ジーグ(ジグ.gigue)がどんな踊りか、私は知らないが。

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 とにかく、私の目に飛び込んできたのは(←見えたという意味で、目に攻撃を受けたわけではない)「本日の日替り弁当 A」の「鶏の山賊焼き」。これで心躍らないとしたら、それは私が自分を見失っているってことになる。およそ3カ月ぶりの再会だ。

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 おいしかった。ピリッとしたコショウの風味の余韻がこれまたすばらいいアクセントになっている。それが楽しめる、口内炎でないことの歓び!
 満足、マンゾク。

  不器用さを克服

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 火曜日は3カ月に一度の歯科通院。
  朝起きた時につばを吐くと血が混じっているのは、以前よりは良くなったが、あいかわらず出血している。
 医者が診てみると、ブリッジの下にフロスを通して汚れ除去に努めた左上の箇所は、歯ぐきがとても良い状態になっているという。要するにほめられた。前回は、ここをつつくだけですぐに出血したのに、歯ぐきが締まって出血してこない。

 では、なぜまだ寝ている間に出血するのか。
 実はもう一カ所、歯ぐきが弱っている箇所があって、前回の診察のときにそこにもフロスを通すように言われたのだ。しかし、全然フロスを通すことができず(入っていかない)、そのままにしていた。

 「すいません。不器用なものでフロスを差し込めなかったんです」
 そう言うと、歯科医師はけっこう楽しそうに笑ってくれた。そして、もう一度入れ方見本を実演してくれた(私は鏡を使ってそれを観察。その間もそこからはけっこうな出血)。
 そのあと歯科衛生士に歯ぐきのクリーニングをしてもらい、会計時には新しいフロスも一緒に購入し、歯科医院をあとにした。

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 会社までの帰りにいろいろ寄り道して、昼食は APIA の「わくわく広場」で購入。
 アジトの「鶏五目ご飯」をリピート買い。
 ほんと、これおいしい!
 前回触れなかったが、煮物に入っているだし巻き玉子が私にとってはこれまで縁がなかった料理(ニンジンのお花の下のタケノコのように見えるもの)。こういう玉子焼きの食べ方もあるのね。

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 その日の夜。
 フロスを入れようと試みるが何度やっても入っていかない。すき間に入ったと思いきや、フロスの先はすき間の手前で曲がって、通っていない。それを繰り返すこと30分。さすがにこの日はここで断念。
 だが翌日の夜に再挑戦すると、10分ぐらいでついに挿入成功。
 不思議なもので、一回成功したあとはだいたいうまく通せている。この調子で続ければ、やがて寝起きの赤い唾液とはおさらばできそうだ。

 半日話はさかのぼるが、フロスを無事通せた日の昼は、まだ一玉残っていた「藤原製麺」の太麺と西山製麺のスープでしょうゆラーメンを作って食べた(No photo)。
 うん、やっぱり私はラーメンの麺は縮れている方が好みだ。と、あらためて実感した。

 10月最後の日、31日の木曜日。

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 この日も、札幌駅立売商会のワゴンで購入(この日は開店時間の15分前なのに、駅弁も非駅弁もすでに完璧に並べられていた。早くにオープンした場合、売り子さんには早出手当は払われるのだろうか?いや、それでないとかわいそうだ)。
 10月を締めるにあたって私が選んだのは、もちろん「幕の内弁当」。
 慣れ親しんだ、という以上に私と強固な間柄になっているこの弁当を味わいながら、「さあ、明日からは11月だ!」と当たり前のことを、心の中で叫んだのであった(「がんばるぞ!」とは叫ばなかった)。

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♪ 今日の一曲 ♪
 モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-1791 オーストリア)のピアノ曲「小さなジグ(Eine Kleine Gigue)」ト長調K.574(1789)。
 チャイコフスキーの組曲第4番「モーツァルティアーナ」の第1曲の原曲はこの作品である。

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