いまの相場を調査しに行ったところ……
先月、マイカーを買い替えた。中古車である(ウチはこれまで中古車しか買ったことがない)。
わが家で最初に買った車は日産パルサーだったが、それを4年ほど乗ったあと、初代となるレガシィのセダンを1991年に買って以来、これまで4代にわたってずっとレガシィ(『大いなる伝承』の意)に乗ってきた(その歴史はここに書いてある)。しかし、今回買い替えるにあたり、長年にわたってこだわってきた愛すべきレガシィをやめて、インプレッサ(『金言、紋章』の意の Impresa をもとにした造語)を選んだ。
先日まで乗っていたレガシィ B4 は9月末で車検が切れる。今回も車検を受けて、あと2年間はそのまま継続して乗るつもりだった。ただ、スタッドレスタイヤをホイールごと交換する必要があることや、カーナビが『暑くて耐えられないから休ませてくれ』と、ときおり休眠状態になること。バッテリーも交換の時期に来ていること。さらには左前輪のタイヤハウスカバーにひびがあること。そしてまた、春の点検のときから店舗を替えたせいで手配ミスがあったのか、 SUBARU から車検前無料点検の案内が来てないことなどもあって、一度スバルに行って、車検前無料点検のことや、いまの中古車の状況(在庫や価格)を見ておこうと出かけてみた。
そして、『市場調査』のための訪問が、お買い物のための訪問になってしまった。
そして、『市場調査』のための訪問が、お買い物のための訪問になってしまった。
一台のインプレッサが私の目を引いた。妻は、あくまで相場調べであってまったく買う気はないかと思いきや、必ずしもそんな感じではなさそうだった。
今回車検を受けるにあたり、新しいバッテリーに交換し、冬前に新品のスタッドレスタイヤとホイールを購入し、そんな出費をしたあげくに2年後に車を買い替える。
そう考えると、いっそのこと車検前に車ごと替えた方が良いのではないかという思いが強くなった(夏タイヤだって1本は別なパターンだし)。
歳とともに大きい車は扱いずらくなった
こうして初年度登録が2020年、走行距離4万2,000キロのインプレッサスポーツ(1600cc)を買うことにした。
2020年といえば、お孫ちゃん(兄)が生まれた年。お孫ちゃんと同い年というのも何かの縁のように感じた。
2020年といえば、お孫ちゃん(兄)が生まれた年。お孫ちゃんと同い年というのも何かの縁のように感じた。
今回レガシィではなくインプレッサにしたのは、車体がコンパクトな方が運転しやすいと思ったから。2015年に買った B4 も良い車だが、私にはちょっと大きくて扱いずらいところがあった。
B4 の全長×全幅×全高が4730×1780×1505mm なのに対し、インプレッサスポーツは4475×1775×1480mm。長さが255mm も短いのは、冬に狭くなった道からカーポートにバックで入れる際に余裕が出るかもしれない(ノーズを雪山に擦る危険が減る)。
そしてまた、レガシィは2020年で生産が終了している(今回、カースポット(スバルの中古車店)ではレガシィは並んでいなかった)。となると、私の選択肢はインプレッサか XV 、レヴォーグということになる(XV も現在はクロストレックに変わっている)。
XV はどうかと一瞬迷ったが、値段的にも買えそうな物件が、初年度登録が2017年と年数が経っていること。その割に、1万2,000キロしか走っていないこと(どうしてなんだろうと疑念がわく)。タイヤのサイズが意外と大きく、交換するのがしんどそう。ということで、候補からはずした。
レヴォーグは、うん、やっぱりお高かった。
こうして33年間におよぶ、わが家族の『レガシィがある暮し』に幕が下ろされた。レガシィが担ってきた役割は『金言』へ『伝承』されたのである。
なお、インプレッサスポーツという名の車もいまはない。セダンの G4 が生産終了となりインプレッサはワゴン(ハッチバック)タイプのみとなったので、現在の車名は単に「インプレッサ」である。
♪ 今日の一曲 ♪
1991年に初演されたシュニトケ(Alfred Garrievich Schnittke 1934-98 ソヴィエト→ドイツ)の合奏協奏曲第5番(コンチェルト・グロッソ第5番.Coccerto grosso No.5)。
独奏ヴァイオリンとオーケストラ、アンプによる独奏ピアノのための4楽章からなる曲。カーネギー・ホール設立100周年記念の委嘱作品。
1991年に初演されたシュニトケ(Alfred Garrievich Schnittke 1934-98 ソヴィエト→ドイツ)の合奏協奏曲第5番(コンチェルト・グロッソ第5番.Coccerto grosso No.5)。
独奏ヴァイオリンとオーケストラ、アンプによる独奏ピアノのための4楽章からなる曲。カーネギー・ホール設立100周年記念の委嘱作品。