自己満足的報道
ほうら、言わんこっちゃない。
暑いだの、雨が降っただの、ヨーヨー釣りをしただのと言っている間に、もう8月も最終週だ。そしていま、マスコミは自民党の総裁選がどうだこうだと騒いでいるが(はしゃいでいるという方が適切か?)、一般庶民に向かってそんなことを騒がれたってどうしようもない。国民の選挙で選ぶわけではないからだ。能登の状況はどうだとか、なぜ悪徳政治家が逮捕されないのかとか、あらゆるものが当たり前のようにこれでもかと値上がりし国民の暮らしはとっても苦しいのになぜ外国にばっかりいい顔をするのかとか、(おそらく)官僚はあいかわわず世の中にマッチしない政策素案を作ってどうもならないのをどうすべきかとか、そういうことを伝えるべきなのに、一緒に総裁選でお祭り騒ぎしていてもうどーもならんと思ってしまう。
先週の木曜日は在宅勤務だった。翌日に受ける人間ドックに備え、脂っこくなくシンプルにというコンセプトで、昼は久しぶりに「ホンコンやきそば」を作って食べた。この日も中華コック長は笑顔だった。
さすが道民のソウルフードである。明日は元気に胃カメラを飲み込んじゃおうという前向きな気持ちになった。
なお、夜は翌日に受ける人間ドックに備えることなく、いつもどおりハイボールをたくさん飲んだ。
でも、翌日に受ける人間ドックに備え、20:50に飲むのをやめた。
4,000Hzの聞こえ方が怪しい……
人間ドックはアサイチから。
いつも緊迫した状況にさらされる聴力検査だが、今回は左耳で高い方の音(4,000Hz)を認識するのがやっとだった。ここまで聞こえづらかったことは初めてだ(例年よりも音量(dB)が低かった可能性って考えられるのだろうか?)。検査終了後、係の人が「問題ないですね」と言ってくれたが、来年はどうなっているだろう?まったく聞えなくなっている恐れもある。
音楽を聴く時にプリメインアンプの BASS を上げ、TREBLE を絞っているバチが当たったのだろうか?まさかね。
最後の検査は、胃内視鏡検査。左耳の腹いせに、左の鼻から内視鏡を挿入してもらうことにした。
検査後、医師から「問題がある箇所はないですよ」とのお言葉。検査結果のレポートが届く前に、胃に関しては Good であることが明らかになった。
胃内視鏡検査を受けたことがある人ならご存じのとおり、検査では内視鏡の先から水や空気を胃に送る。なので、検査が終わったあと、いや検査の途中から、おなかが張ってきて、おならがしたくなる。
検査後にトイレに駆け込み、超特大の放屁をしたあと、会社に向かう。
その途中に東急百貨店の地下に寄り「魚一心 惣菜亭」を覗くと、いつも私が見に行くよりも遅い時間の、もう11時を過ぎていたせいか、久しぶりに「鶏西京焼き&豚西京焼き」弁当の姿を発見。もちろんゲット。さらに紅鮭のおにぎりもここで購入。なんせ前日の21時以降絶食しているのだ。これくらい食べないと夏バテしてしまう。
買ったあと、またおなかが張ってきて、肛門をこじ開けてやろうとばかりにたまったおならが圧力をかけてくる。
ひとけのないところで放ってしまうことも可能だが、万が一気体だけでなく固体、つまり実もにじみ出てしまう恐れがあるので、がまんしつつ速足で社に戻った。まあ、そもそもひとけのないところを見つけるのが至難の業でもあるし。
会社のトイレに駆け込みエア抜きをすると、「プ~~~~ッ」と、まるで『101匹プーさん大行進』の世界。このスッキリ感は言葉では言い表せない。
しめじとブロッコリーが消え……
膨満が解消され、快調&快腸状態で食べた西京焼きは、しばらくなかなかゲットできなかったということも相まって、格別においしかった(ただ、しめじとブロッコリーの姿がなくなったのは残念だ。価格据え置きのための苦渋の決断だったのだろう)。また、絶妙な塩加減のロシア産紅鮭がたっぷり入ったおにぎりも、これまたとてもおいしかった。
この日の帰り、特に用もないのにスーパーに寄った。
『さんま蒲焼』缶が『ガンバレ暮らし!!応援価格』で積んであった。でも、3缶で税込み1,067円。
サンマの蒲焼きの缶詰の価格が上がっていることは知っていたが、いつのまにか千円超えしていた。しかも、応援価格で、である。物価高にあらためて驚愕し、恐怖さえ感じる。
私にとって『さんま蒲焼』缶は庶民の味方の代名詞的存在であり、3缶パック300円という印象をいまだにぬぐえない。
それがこんなにお高くなって、やれやれだ。
いまのままの政治、政策では、大半の日本人が穏やかでゆったりとしたゆとりのある老後の生活を送るなんてことは夢のまた夢になってしまった。
いまの「貧しくて暮らしにくいニッポン」を、「希望あるニッポン」にするための策を考えていただき、政治家に提案してほしいものだ、官僚には。
ただ、朗報もある。かすかだけど。
翌日サツドラに行くと、同じさんま蒲焼の3缶パックは税込み861円だった。
まぁ、じゅうぶんお高いけど、なぜかほんの少しほっとした。
♪ 今日の一曲 ♪
マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の「浮世の生活(この世の生活。Das irdische Leben)」(1992⇔93)。
歌曲集「子供の不思議な角笛」の第5曲。
私がこの曲を知ったのは、ショルティ/シカゴ響によるマーラーの交響曲第5番の LP を買ったのがきっかけ。ロンドン・レーベル(デッカ)の2枚組で、2枚目の B 面に子供の不思議な角笛から4曲が収録されており、そのなかに「浮世の生活」があったが、私には4曲中いちばん衝撃的だった。メゾソプラノ独唱はイヴォンヌ・ミントン。
その音源がいま手元にないのが残念だ(写真はネットのなかから拝借)。
マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の「浮世の生活(この世の生活。Das irdische Leben)」(1992⇔93)。
歌曲集「子供の不思議な角笛」の第5曲。
私がこの曲を知ったのは、ショルティ/シカゴ響によるマーラーの交響曲第5番の LP を買ったのがきっかけ。ロンドン・レーベル(デッカ)の2枚組で、2枚目の B 面に子供の不思議な角笛から4曲が収録されており、そのなかに「浮世の生活」があったが、私には4曲中いちばん衝撃的だった。メゾソプラノ独唱はイヴォンヌ・ミントン。
その音源がいま手元にないのが残念だ(写真はネットのなかから拝借)。