『言わざる』を決めた私
 先日の朝、いつものように私が乗った通勤電車は札幌駅の2番ホームに到着。
 階段を下りる列の一員になった私の前にいたのはスーツ姿の男性。
 そのスーツの背中の裾のスリット-センターベントというらしい-には真っ白い『しつけ糸』が。
 ご親切にも教えてあげたい。「しつけ糸がついたままですよ」と。
 でも、「余計なお世話だ」と逆切れされる可能性だってゼロではない。
 なので、私は白い糸を凝視しながら、その男性に続いて無言で階段を下りた。

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 以上が、きちんと躾された男性の話である。

 西改札を出て札幌駅立売商会(弁菜亭)のワゴン(西コンコース臨時売店)へ向かう。いや、きちんと躾された男性じゃなくて、私が。

 おぉっ!
 この日の日替り弁当 A は「鶏の山賊焼き」ではないか!「これを買わないなんて、MUUSAN らしくない!」と思う間もなく、まるで山賊が瞬時にして旅人を襲って金品を強奪するかの如く、私は弁当を手にしていた。

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 弁当が入った袋を手にぶら下げて、足取りも軽く職場へ。
 そしてお待ちかねのランチタイム。
 この弁当を食べるのは2回目
 前回、ラベルに記載されているのに発見できなかった「小松菜ごま浸し」はこの日も発見できず。
 が、ラベルの誤表記がずっと続いたままとは考えられないし、またしても入れ忘れということも考えにくい。

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 と、ナムルの下に『菜っ葉』がおごそかに隠れているのを発見。「そうか!これが幻の『小松菜ごま浸し』に間違いない!」ということで、疑問解消。

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 あぁ、山賊美味し!
 なお、お供として「すみれ ワンタンスープ」を食べたが、ちょっと食べ過ぎだったかも……

 この日の夜は、妻は友だちと野幌の居酒屋で食事。
 家で独りご飯の私の夕食のメインは、お気に入りの「イオン北海道 本気!のザンギ」

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 やっぱり、このザンギはおいしい。スーパーの惣菜ザンギとは思えないレベル。
 なおラベルが破れているのは、ポリ袋に入れてあったのを出すときに角がはがれかけたラベルのシール面がポリ袋の内側にくっついてしまったからである。

♪ 今日の一曲 ♪
 J.シュトラウス2世(Johann Strauss II 1825-99 オーストリア)の「山賊のギャロップ(Banditen-Galopp)」Op.378(1877初演)。
 オペレッタ「メトゥザレム王子(Prinz Methusalem)」(1877初演)の主題による曲。

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