カンカンカンと鍛冶屋の音が鳴り渡る日は近い?
 プルーンの幹をクサビで引き裂こうと挑戦し、成功したはいいが、その初回で木製のハンマー(木槌)のヘッドがパッカリと2つに割れてしまったことを報告した

 この木槌は、むかし、庭を整え始めたころに買ったもの。
 木の杭を買って来て、この木槌で土に打ち込み、ラティスパネルを立てる柱にした。そのときにずいぶんと使った。
 しかし、もうそういったものはほぼすべて撤去してしまった。
 ラティスパネルが雪の重みや経年劣化でダメになったあと、もう新しいものに更新するのをやめたからだ。当時ラティスパネル(トレリス)に絡んでいたつるバラやクレマチスは現在、園芸支柱を三角錐状に立てたものに絡ませている。

 さて、木槌が壊れた翌日、クサビではなく手斧でも原木を割ることに成功はしたが、せっかくクサビを買ったのだし、クサビで作業した方が楽だろう。
 かといって、くい打ち作業をしなくなった今、もう大きめの木槌(杭打ちハンマー)は必要ない。というよりも、高炭素鋼素材-よくわからないが、すごそうな素材だ-でできたクサビのスクエア型ヘッドを叩くのに、木製のハンマーはかわいそうだ。絶対に高炭素鋼の方が硬いに違いない。木に大きな負荷がかかるのは間違いない。

 ということで、7月の小遣いももらったことだし、仕事帰りに DCM に寄ってみた。
 そして、DCM オリジナルのハンマー(金槌)を買った。ヘッドの素材は炭素鋼(『高』はついていない)。

 「DCM 石頭ハンマー1.1Kg」。『石割り、はつり作業に最適』と書いてある。『はつり作業』というのは、要するにモノをぶっ壊すことである。ということは、まさに私の使用目的に合っているということになる。

 他に重さが0.9kgの姉妹品もあったが、もう少し重さが欲しい感じ。
 PB 商品ではない別なもので1.3kgというのもあったが-店に行く前はヘッドの重さが3ポンド=1.35Kgぐらいのがいいかなと考えていた-、木製の柄で滑りそうな感じがしたのと、ヘッドを柄に差し込んでクサビでとめている伝統的なタイプで抜けの心配があったので、上に書いた商品にした。

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 しかも価格は税込み1,078円。
 こんな値段で買えるのね。
 駅弁や『ラーメン+ライス』とあまりかわらない。
 保科有里じゃなくても「安いっ、やすぅ~いっ!」って叫んじゃいそうだ。

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 もちろん、会計を済ませたそのハンマーを、そのまま手にして家に向かうような通報される危険性のある行動は慎み、リュックに入れて帰宅した。

 ということで、まだ未使用なので、実際にクサビを叩いてみた感想はまた今度。
 なお、これまで苦労して10cm以下にした薪は、先週の「燃やせないごみ」の収集に出して、無事持って行ってもらえた。
 その袋には『ミイラとりがミイラに』なってしまった、あの気の毒なハンマーの割れたヘッドも入れた(ブログを読んだ氷山さんが、メールで哀悼の意を示してくれた)。

 その DCM の近所に建設中の吉野家には、看板の姿が現われた。

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 サン=サーンス(Camille Saint-Saens 1835-1921 フランス)のピアノ協奏曲第5番ヘ長調Op.103「エジプト風(Egyptique)」(1895)。

 サン=サーンスがエジプトに滞在していたときに作曲され、第2楽章にエジプト音楽によるメロディーが現われる。

SaintSaensPfCon