「東京2024」紀行、番外編「駐車場予約奮闘記」
 さて、5月25日から28日にかけて東京に旅行したときに利用した、新千歳空港の駐車場の話である。

 昨年も同じように東京への旅行で新千歳空港の駐車場(A・B駐車場)を予約したが、ここに書いたように予約の受け付けは、利用する日の1カ月前の午前9時から電話にて、であった。

 ところが昨年7月1日に、電話予約から WEB 予約に変更となった、ということを知った。
 そして予約の受け付けの開始は、『出場予定日の前日から起算して30日前から』となった。

 今回の私の場合は、5月25日(土)に入場して駐車し、28日(火)に出場する。
 ということは、5月28日の前日の27日から30日前にあたる4月28日(日)の午前0時から予約受付が開始になるということだ。

 駐車場側としては、いろいろ検討した結果『出場予定日』基準になったのだろうが、これはなかなかしんどい。
 というのも、新千歳空港の駐車場の予約は(一般用予約枠は60台)、毎週土・日はいつもすぐに埋まる状況にあるからだ。

202404CTSparking

 5月25日の土曜日だけ駐車したい人は4月25日の0時から予約ができるようになるし、5月25~26日の土日の2日間駐車したい人は、4月26日から予約の受け付けが始まる。
 しかし、私はイライラしながら、4月28日の0時までジリジリと待つしかない。この間に、私が駐車したい4日間のうち、どこか1日、特に土曜日が満杯になってしまうと、当然のことながら、4日間続けての予約をとることはできないのである。
 運を天に任せて「4月の28日の段階でも土日も空きがありますように!」と、祈るしかないのか?

 と、そのときひらめいた。

 4月25日朝。私は5月25日・土曜日の1日(日帰り)の予約を入れることを試みた。
 幸い、無事予約を取ることができた。

 4月26日早朝。
 前日予約した土曜日の予約をキャンセルし、5月25日~26日の土日の2日間の予約を入れた。
 幸い、無事予約を取ることができた。
 いったん、予約をキャンセルしたのは『予約の変更』はできないため。
 変更の場合はキャンセルしたあとに再度予約を入れ直さなければならないのだ。
 そしてそのあと、この日の午前中に5月25日は『満車』となった。

 5月27日(月)は満車になることはないだろうと思い、次の挑戦は4月28日に。

 4月28日の早朝(私はあえて0時過ぎをはずした)、5月25日~26日の予約をキャンセルした。これで満車だった土曜日は、私がキャンセルした分の1台分の枠が空いたわけだ。この枠を誰かに押さえられたら元も子もない。息つく暇もないスピードで5月25日~28日の予約を入力し、送信。
 そして……やったぁ~!予約がとれた。
 この時点で、当然25日・土曜日は再び満車。そして、状況を確認し続けたら、26日・日曜日の予約は4月29日に満車になった。
 この安堵感、達成感をなんと表現したらよいのだろう。
 こうして、今回の旅行の最大の難所を無事クリアできたのだった。駐車場の予約ができたから、もう旅行には行かなくてもいいくらいの充実感だった。

 ところで、上にも書いたが、なぜ『出場予定日』が基準となったのだろう?
 なにかそうすることが理にかなっているということなのだろうが、私には思いつかない。
 そしてまた、『予約可能日数は最大30日間まで』となっているが、30日間予約するとしたら予約の受け付けをしてもらえるのは入場日の前日ってことになる。その間、満車でない日があるはずがない。つまり、30日間連続して予約を入れるなんてことは不可能だ。

 ところで、出場日の28日。予約時に申請した出場予定時刻の1時間前に、メールが届いていた。
 でもこの時間、私は飛行機の中。メールは届かない。
 メールで『気づき』を促すという目的なら、出場時刻の2~3時間前の送信でもいいのではないかと思う。

20240528CTSparking

 ということで、予約をとるのはたいへんだったけど、今回も予約サービスの恩恵にあずかることができました。
 ありがとうございました!

 マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の「春の朝(Fruhlingsmorgen)」(1880⇔83)。
 歌曲「若き日の歌(Lieder und Gesange aus der Jugendzeit)」(全14曲)の第1曲。

MahlerWalter