消えた『散りばめられた宝石たち』
 一週間前の今日、つまり先週の金曜日は朝のうちに札幌駅西改札口前の弁菜亭ワゴンで、久しぶりに(おそらくこのとき以来だ)「ハンバーグ弁当」を買った。もちろん作っているのは札幌駅立売商会。値段も500円で変わらぬままである。

 ところで、札幌駅立売商会の1月の「今月のおすすめ弁当」(睦月)は、メインのおかずが白身魚のフライである。白身魚のフライはもちろん悪くないが、それがメインとなるとちょっと物足りない気がする。
 そんなわけで「ハンバーグ弁当」にしたのだ。

 しかし、1年半という年月を経て、ハンバーグ弁当の表情も変わった。

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 上のリンク記事のもの-つまり1年半前のハンバーグ弁当-と比べてみてほしいのだが、デミソースの上にかかっていた華やかなミックスベジタブルの姿が消えた。ミニトマトとフライドポテトも消えた。値段据え置きなのだ。いたしかたないだろう。

 久しぶりに食べたこのハンバーグは、1年半前の思い出以上においしかった。
 ファミリーマートの鉄板焼ハンバーグのような本格派を志向しているわけではないが、かといって例えばこのようなやや安めの価格設定の弁当に入っているハンバーグのような独特のくせ-必ずしもそれが悪いというわけではない-もない、それなりにちゃんとした味がするハンバーグだ。
 アスパラガスのフライもおいしいし、その下に隠れている『サブ』のおかずの白身魚のフライもうれしい。この弁当、惚れ直したぜ。

 なお、この日のお供は、フリーズドライの長ねぎのみそ汁にした。

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 C.P.E.バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach 1714-88 ドイツ)の6つのシンフォニア(ハンブルク交響曲)Wq.182(1773)を。

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