※ このシリーズを始めたきっかけについてはこちらをお読みください。

  またまた『ソーセーヂ』が『ソーセージ』に
 5ページの広告のことである。
 北海道厚生年金会館のレストラン「グランシャトー」の、ポテトが添えられた自家製のモノの名前である。こうなると、ほとんど広告主は楽しんでいるとしか思えない。ただ、当時この月替わりのような言葉遊びに気づいていた人はそう多くなかったのではないだろうか?

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 この日の演奏会に、私は間違いなく言っているのだが、ステージの光景も、演奏そのものも、記憶に残っていない。でも、つまらなかったという記憶も、またない。

 この月から、維持会員のみならず定期会員の名前もパンフレットに掲載されるようになった。もちろん札響として、感謝の意を表しているわけだが、個人情報がどうだこうだとうるさいことをいわない、おおらかで良い時代だったと思う。

 上原さん、吉田さん……懐かしい。
 1973年から札響の演奏会に足を運ぶようになった私にとっては、まさに札響の顔ともいうべき人たちのなかの二人だ。

 シューマン(Robert Schumann 1810-56 ドイツ)のピアノ協奏曲イ短調Op.54(1841,'45)を。

Argerich