良質な筋肉、弱い体幹
 昨年の9月に江別市などが行なう認知症研究のための市民募集のことを知り、応募したところ私のことを研究に使ってもらえることになったが、実際の検査の時には受験に失敗したときのようにうまくできなくて落ち込んだ

 そして昨年末になって、その「江別いきいき未来スタディ」の結果が郵送されてきた。

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 結論から言うと、「あなたにはいきいきとした未来はない」というものではなかった(少なくとも今回は)。

 運動機能や体組成については、予想外なことにパワーがあった。想定通りすばやさは平均並みで、これまたやっぱりというべきか、バランスはあと一歩『安定』に及ばず『ふらふら』だった。
 筋肉量は平均より少なく、でも『筋質点数』なるものは標準だった。筋肉は少ないながらも、少ない筋肉の質は悪くないようだ。筋肉の総合評価では、体幹部がちとまずい。

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  肌の張りを取り戻すために……
 AGEsというもののスコアは平均値だった。
 説明文を読むと、これが増えると肌の張りがなくなったり、目や脳などの機能が低下するらしい。ってことは、これが増えると認知症のリスクが高まるってことなのだろう。検査のときは「最初に私が言った言葉を言ってください」と言われ、思い出せないものが多く気まずい思いをしたし落ち込んだが、今回は「もうおまえはボケている!」と書かれた紙は入っていなかったので、まだ認知症の予兆はないということなんだろう。ほっとした。
 スコアを低減させるためには、運動して野菜を食べなければ……やれやれ、がんばってみるか。

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  PFC バランスは良好
 食物摂取頻度調査票による栄養計算結果では、当たり前のことだが、アルコールの摂り過ぎであることが指摘された。それなのに、この調査でもらった協力費の4,000円の商品券は、ブラックニッカクリアの4リットルペットボトルの購入に充ててしまった私。うん、基本的な生活の方針はブレてない。
 食塩の摂りすぎも指摘されているので、これは気をつけなきゃならない(いや、アルコールもですけど)。
 ただ、たんぱく質と脂質、炭水化物の摂取バランスは理想的だという結果になった。
 
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 なお、血液検査の結果では、中性脂肪が高かったが(それでも271という私としては優秀な値)、マグネシウムとヘモグロビンの値がやや基準値よりも低めだった。それ以外の項目は基準値内に収まっていた。

 さて、1年後に「それ見たか!」と言えるように、体幹を鍛え、野菜を食べなければ(あくまで、現時点における意気込みである)。

 サティ(Erik Satie 1866-1925 フランス)の「筋骨たくましい幻想曲(Fantasie musculaire)」。
 ヴァイオリンとピアノのための3曲からなる「右や左に見えるもの-眼鏡なしで(Choses vues a droit et a gauche-sans lunettes)」(1914-15)の第3曲である。

SatieCiccolini