もうすぐ「SPICE & HERB」の表記は消える?
 橙野さんとの間でも話題になり-およそ9年ぶりに会った話題としてふさわしいかどうかは別として-、またここここでも最近書いている、S&B ホンコンやきそば。
 私だけでなく多くの道民が大好きなインスタント麺なのだ(気のせいかもしれないが、たまにシナモンっぽい香りをかすかに感じることがあるのがシナモンが苦手な私には気になるところだ。だが、そんなことはとるに足らないことだ)。

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 あらためてその袋を見てみよう。

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 中華コック長は、まさしく私などが幼少期にイメージしていた中国人の姿だ。ちょっと吊り上がった目にちょび髭。衣裳もいかにもってもの(人民服を思い起こさせなくもない)。「トムとジェリー」に出てくる中国人のイメージもこんな感じだった(下の画像は真ん中作品の「へんてこなオペラ」。YouTubeより)。

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 さて、袋の裏面をあらためてよく見ると、左上には「SPICE & HERB」と書かれている。
 これは、S&B が2000年に掲げたブランド戦略だが、2022年12月31日をもって廃止されたそうだ(ウィキペディアによる)。それが、2024年に入ってから買った「ホンコンやきそば」にまだ印刷されているのはどうしてかしらん。そのうちこの表記はなくなるのだろう。

 また、同じく裏面の右上には「香港は様々な中華料理を味わえる都市。その中華料理の調理法に習い、豚のだしとコシのある麺の触感にこだわりました」と書かれている(気づいていなかった私)。そんなすごい商品を、55円で買って申し訳ないような気もする。

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 なお、書かれているとおり、販売しているのはエスビー食品株式会社だが、製造しているのはエスビー食品のグループ会社である東京食品産業株式会社である。
 東京食品産業の住所は栃木県佐野市になっているが、ホンコンやきそばの販売エリアは北海道と宮城県、大分県(の一部)ということなので、地元・栃木の人は食べられないのが気の毒だ。

 エルガー(Edward Elgar 1857-1934 イギリス)の交響曲第1番変イ長調Op.55(1907-08)を、尾高/札響の演奏で。

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