『脚』ではなく、その名は『ギボシ』
 正月にふさわしい話題だとは思わないが、『栓』の話である。

 浴槽の水栓は、家を建ててから一度も交換したことはなかった(鎖は一度切れたために、交換した)。古くなったせいで、このゴム栓を手にしたりすると、手が黒くなる。つまり色落ちするようになった。浴槽の内側などに触れたりしても黒く色がつくので、今回交換することにした。

 いままでのゴム栓はこれ。

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 このようにゴム栓の下側にプラスチックの『脚』があるゴム栓は、しかし、DCMに行ってもなかった。この『脚』がなんの機能を果たすのかまったくわからないが、私としては無くたって問題ないと判断した(どっちにしろそんな栓は売っていないのだし)。

 しかし、この『脚』が、新しい栓を買い替えるにあたってネックになった。ゴム栓のパッケージにはそれまで使っていた栓をはめてみてサイズを確認できるようになっているのだが、この『脚』があるために測れないのだ(写真は購入後に栓を取り付けたあとの空箱)。

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 家で排水口の直径を一応は測って行ったが、35mm っぽかった。
 店で、古い栓を逆さにしてパッケージの穴に当てはめると、やはり35mm前後らしかった。
 しかし店の品ぞろえでは、34mm と36mm はあるが、35mm というのはない。サービスカウンターに行き相談すると、けっこうゴム栓のサイズを断定するのは難しいようで、ノギスで測ったらやはり35mm だったので、結局上の写真の、サイズに幅があるタイプにした(税込み1,097円)。

 取り付けて排水口に入れてみると、抵抗なく入った。ということは、新しい栓の最小径である34mm ではスポっと入ってしまったわけで、34mm の栓を買ったら小さすぎて失敗だったことになる。そして、37mm まで OK のこの栓は、無事わが家の浴槽の排水口を塞いでくれた。

 交換したあとで『セキスイ 浴槽 栓』で、ネット検索をしてみた。初めにこうやって調べるべきだった。ウチはセキスイハイムで、浴室も積水化学工業製なのだ(セキスイハイムと積水ハウスは別な会社であること、念のため申し上げておく)。

 すると、こんなページにたどりついた。

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 やはり『脚』がある。この脚付き仕様はセキスイのオリジナルなのだろうか?『脚』の名称は「ギボシ」というらしい。交換時に他社メーカーのものを選ばないように、特殊仕様にしているのかもしれない。
 このウェブページには28mm と36mm の2種があった。ということは、ウチの栓は36mm なのだろう。それがわかっただけでも収穫だ(にしても、1,716円!)。

 そして、さらに私は思いだした。
 セキスイハイムから「ハーモネートショッピングクラブ」という公式通販のカタログが送られてきていることを。そのカタログには、ハイムの設備のいろいろな製品(ドアノブやらブラインドやら風呂ふたなど、そろそろ交換するようなもの)が載っていて、つい最近23年12月1日から24年3月31日までが有効期間のものが届いたのだった。

 で、ページをめくると、あらあら、モロに載っていた。やっぱり『脚』付きだ。

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 うん、やっぱりウチのは36mm だったのだ。自分で測ったときに35mm らしかったのは、きっと1mm 縮んでいたのだろう。それにしても、3,600円ねぇ……

 こういうときのために、自宅にもノギスがあれば便利だとも思った。
 たまたまマックスバリュの上江別店に行ったときに、同じ建物のなかにある CanDo を見ると、プラスチック製のノギスがあった。こんなものまで売っていて、110円で買えるのね。

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 ということで、浴槽のゴム栓交換騒動がきっかけとなって、ノギスもわが家の工具箱に仲間入りした。

 グレツキ(Henryk Mikolai Gorecki 1933-2010 ポーランド)の交響曲第3番Op.36嘆きの歌の交響曲(Piesni zalosnych)」(1976)を。

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