笑顔で「いらっしゃいませ!」と言ったあと、私は「今日の昼はニクザンマイの弁当を食べました!」と続けた。
「えっ、それはどこの弁当ですか?」
「弁菜亭。札幌駅の西改札口前のワゴンで買ったんです」
「あっ、MUUSAN のブログに書いてあったところですね」
「そう。それをぶら下げて PASEO 跡の高架下の通路を通って出勤するの」
「えっ?どこの通路ですか?」
「前に PASEO だったところ」
「そんな通路あるんですか?知らないです」
ということで、彼が帰るときに、私はその通路を案内することにした(ついでの用事もあったのだ)。
本当に、アルフレッド氏はこの通路のことを知らなかった。
これで回り道をしなくても済むと、とても喜んでいた。
私もとても良いことをした気になった。
この日の夜は、上原課長と九帆課長(現在は札幌の本社勤務)とお酒を飲んだ。上原課長が誘ってくれたのだ。店は「とれたて根室港」という、九帆課長がときどき使っているというところ。いかの天ぷらや本鮪赤身(刺身)、ザンギ、お寿司などを食べたがどれもおいしかった。店員さんたちの応対もていねいだった。
そしてまた、話が盛り上がり、18時に乾杯したのに気がつくとあっという間に21時になっていた。ひどく楽しくて、ちょっと飲みすぎてしまった。
今日も以上の話に関係なく、レスピーギ(Ottorino Respighi 1879-1936 イタリア)の「リュートのための古風な舞曲とアリア第2集(Antiche arie e danze per liuto, secondo serie)」(1923)