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聴いた記憶はないが……
この日の定期演奏会に、私は行っていない。間違いなく。
なのになぜ、手元にパンフレットがあるのか?
まったく思い出せないが、たぶん妻が会場に聴きに行ったんだろうと思う。
指揮の三石精一は、私にとっては1974年5月の北電ファミリーコンサートで、ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」やドビュッシーの「小組曲」といった、すばらしい曲を紹介してもらった恩人である。
そしてまた、このパンフレットの5ページの広告を見て、ポテトが添えられるものが『ヂ』ではなく『ジ』に変わっていて、私はなんとなくほっとしているのである。
ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven 1770-1827 ドイツ)の序曲「レオノーレ(Leonore)」第3番Op.72b(1806)を(上のパンフレットでの作品番号はOp.72aとなっているが、Op.72aは序曲「レオノーレ」第2番のものである)。