お引っ越ししてくれてありがとう
北海道新聞のコラム「卓上四季」に札幌交響楽団第656回定期演奏会で取り上げられられたバルトークの「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」の『感想』が書かれていたことを、先日取り上げた。
そして、昨日の道新(朝刊)にはその第656回定期についての中村隆夫氏によるレビューが掲載された。「弦チェレ」のみならず、プログラムすべての演奏を賞賛する内容で、この日の演奏会がいかにすばらしかったかが、伝わってくる文章だった。
そしてまた、私はあらためて、道新が夕刊を休刊したことでこのような恩恵を受けることを実感した。
前に書いたように、私の家では道新の朝刊のみの購読で、夕刊はとっていなかった。
しかし、夕刊が休刊になったことで、この音楽会評もそうだが、いろいろなコーナーが朝刊に引っ越ししてきて掲載されるようになった。
なので、これまでは会社でとっていた夕刊で読んでいたものが、自宅で読めるようになったのだ。
これって、新聞社のコスト削減と読者の費用軽減ということで、実は一挙両得だということだ。
変な言い方になるが、夕刊を廃止(いや、あくまで休刊だが)してくれて感謝である。
「弦チェレ」は前回取り上げたので、今日はバルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)の、これまた魅力的な作品、バレエ音楽「木製の王子(A fabol faragott kiralyfi/Der holzgeschnitzte Prinz)」Op.13,Sz.60(1914-16)を。