ちょっと足を延ばしてみると
サツエキから私を雇ってくださっている会社までの通勤路にはセブンイレブンもローソンもファミマもある。残念ながらセコマはない。そしてまた、ファミマの場所はちょっとほんのちょっと迂回する形になる。なので、コンビニで弁当を買うとしたら、セブンかローソンになることがほとんどだ。
しかし LAWSON の弁当は、ときおり私のツボにはまる商品が売り出されるものの、私にとってはセブンに比べると全般的に魅力が劣る。
でも、セブンイレブンの弁当もじゅうぶんに食べているので、飽き気味でないといえば嘘八百になってしまう。
ってことで、現状打破のためにネットで Family Mart の弁当のラインナップを調べてみると、おやおや、なかなか興味深い商品があるではないか。
そこで先週の木曜日の朝は、ちょっと回り道して(といっても60歩ほどだ)ファミリーマートに寄って、ネットを見て狙いをつけていた新商品の「ミックスグリル弁当」(税込560円)を買って出社した。
前日か前々日からの在庫なのだろう。賞味期限は私が食べ始める予定のわずか1時間後だったが、レンジアップして食べたところご飯がパサつき気味なんてことも全然なく、ジューシーなご飯だった。
ハンバーグ(デミソース)、チキンステーキ(トマト風味ソース)、豚焼肉(和風玉ねぎソース)と味の変化が楽しめる。ほかにスパゲティと、コーンと(私としてはおかずとは認めたくないが)フライドポテトが入っていた。どの肉料理も高水準の味だが、豚焼肉の存在感はほかに比べ希薄に感じた。
実はこの日の私はファミマだけでおさまらなかった。
ご飯が足りなそうだと危惧し、セブンイレブンで赤坂四川飯店監修の「五目炒飯」おにぎりも買ってしまったのだ(中華フェア開催中の限定商品だ)。もし弁当を食べ進めて足りそうだったら、おにぎりは家に持ち帰って食べればいいと考えたのだ。が、弁当も残り3分の1ぐらいのところでやはり足りないだろうと判断。封を切って、白米と炒飯のデュオを楽しんでしまった。いやはや、糖質のとりすぎだ。とりすぎだが、元気である証拠でもある。
このチャーハンも実においしかった。四川飯店の看板に偽りのない味だ。
コンビになっちゃった?
この「ミックスグリル弁当」でファミマの弁当もなかなかなものだと感心し『あなたと、コンビに、』モードになった私は、この日横目でチェックした「ぶた丼のとん田監修 炙り焼豚丼」(税込680円)を、また翌日の朝にファミマに寄って買った。こちらはチルド弁当である。
「にんにく一味」なるものが付いていたが(にんにくの仲間ってことではない)、これがけっこう辛い。『決め手のスパイス』と書かれているが、私はちょっとだけ肉につけて食べたものの、燃えるような辛さは苦手なのでほとんど使わなかった。
帯広に4年間住んでいたし、その前も、その後もけっこう帯広に行っているのだが、私は有名店「とん田」に行ったことがない。だからこのファミマの豚丼がとん田の味にどのくらい近いのか私にはわからないが、甘辛さが絶妙でおいしかった。自ら『決め手』を欠かしてしまったが、なんの問題もなくとてもおいしかったのである。
話は変わって、49年前の今日、1974年10月17日の夜、私は第20回北電ファミリコンサートを聴きに札幌市民会館に行った。
演目のどの曲も初めて聴く曲だったが、なかでもメインのシェエラザードにはひどく感動させられた。中学のクラスメイト数人と聴きに行ったのだが、みんな大興奮。
終演後、みんなで札幌駅まで行って国鉄バスの手稲営業所行き(手稲鉱山行きだったかもしれない)に乗って、「手稲東町」バス停で降りた。その間も、あの印象的な動機を忘れないよう、懸命に頭の中で反復していたことを思い出す。
その後この曲のLPとして最初に買ったシルヴェストリの演奏を。