久しぶりの宴席の料理はまずは搾菜から
未明の大雨の影響で JR の運転が始発から止まり、遅れて着いた札幌駅では怪我の功名で弁菜亭のワゴンでカツ丼を買うことができ、午後は病院に行って今年の人間ドックでは再検査の命令は下されなかった歓びの報告をした上におなか急降下の相談も勇気を出してすることができ、会社へ戻るときには東豊線さっぽろ駅から JR 札幌駅までのちゃんと行き来できるように通路が確保されているのを確認した一週間前の火曜日は、夜に MOH 倶楽部の初めての札幌での会合が開かれた。
MOH 倶楽部とは、MUUSAN、オディールさん、氷山さんの3人が集う会合のことで、大前提としては飲食を伴うのである。3密ではなく、3蜜のように魅惑的な空気に包まれる四次元空間なのである。
この3人が共に名古屋で勤務していたときには、これやあれ、それをはじめとして、名駅や錦、覚王山や本山あたりでしばしば MOH 倶楽部が華やかな雰囲気の中にも厳粛に意見交換を活発にしていた。しかし、コロナやそれぞれの転勤などの事情から、札幌で3人が一堂に会する機会がなかったのである。今回は、氷山さんが出張で来道。3人の予定が見事に開いていて開催にこぎつけた。
だが、読者の中には「MOH 倶楽部」という名に聞き覚えがないと不安になる人もいるかもしれない。
でも、認知症の初期症状ではないので安心してほしい。というのも、「MOH 倶楽部」というのは、たったいま命名したものだからだ。だから、おそらく MOH 倶楽部のメンバーである氷山さんとオディール・ホッキーさんも、このブログ記事を目にして、初めてこの由緒正しき名前を知り、牝牛 のように「もぅ~っ!」と唸っているかもしれない。
会場は私が控えめに提案し、氷山さんがそこに決め、オディールさんが予約してくれた、JR5・5ビルの「香香厨房 」。
考えてみれば、この店を利用するのはこのとき以来のことになる。
なぜ、私は「例えば……」という低姿勢でこの店を提案したかというと、先日「スイカ店長の店で村佐地さんと飲みました」と、凸川さんから豊中の「敦煌」(←これ本名。下の写真は同店の HP より)でおいしい料理とビールを飲んだという報告メールが届いて、それが私を刺激したことと、単純に中華料理が食べたかったからだ。
話は盛り上がった。
120分の飲み放題がああという間に終わり、30分の飲み放題延長をし、さらにそれも終わり、単品で何杯か飲み物を頼んだほどだ。
いろいろ頼んだ料理もおいしかったが、特に担担麺とかにチャーハン(3人でシェア)が印象的。
そして、チャーハンはトッピングにかにがあるが、チャーハンそのものには具らしきものがない。薄茶色のご飯だけ。しかし、しっかり味がついていてパラパラなのにとてもふんわりしている。
自分でチャーハンを作るとどうしてもご飯が(悪い意味で)パサついてしまうが(炒めすぎてしまうのだろうか)、この秘技はなんだろうと思った。ヒントとなるサイトも発見したので研究しなければ。
吉松隆(Yoshimatsu,Takashi 1953- 東京)の「アトム・ハーツ・クラブ(Atom Hearts Club)」組曲を。