空腹感が消えたのは空気のせい
 実は、今週の月曜日は人間ドック受診日だった。
 もちろん、約束ごとをきちんと守る私は、ちゃんと受診しに行って来た。

 前日は、昼過ぎにアサヒのノンアルコールビールを買って来て、夕食時にそれを飲んでいたら、妻から「いつもと同じ生活で検査を受けないと意味がない」との指摘を受け、まったくその通り、反論の余地もないと妻の主張に賛同した私は急きょ飲み物をハイボールに切り替えて、『いつもの自分』を取り戻した。

 検査結果は後日郵送である。
 私もあなたも、結果が届くのを心静かにして待ちましょう(胃については、その場で異常は見当たらないとありがたいお言葉をいただいた)。

 ドックの最後の、そしていちばん苦痛を伴うイベントである胃内視鏡検査が終わったのが11時。
 医師が「すまないけど、12時まで食事はがまんしてね」と言う。
 「はい、がまんできます」と、優等生のように答える。

 デパ地下(閉店まであと10日となったESTA)に寄って、ちょっと奮発した弁当を買って会社に戻ろうかとも思ったが、エスタに行くと遠回りになるので今日はコンビニ弁当に甘んじようと、会社近くのセブンイレブンに寄る。

 おなかが空いているはずなのに、脂っこい弁当に食指が動かないのは、胃カメラを飲んだあとで喉のあたりに違和感があることと、胃の中に空気をたっぷり注入されたせいだろう。
 結局、意外にもふだんより控えめっぽく「おにぎりランチ」と、さすがにこれだけでは足りないので「かにめしおむすび」を購入(これは初購入。この流れを汲んでいるのだろう)。腸に発酵食品を送り込むためにみそ汁も買った。

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 いちばん下の写真は「かにめしおむすび」を箸で割ったところ。食べかけではない。かにとタケノコ、シイタケが入っている。
 『北海道の駅弁の味』という触れ込みだが、どこの駅の『かにめし』をモデルにしているのかについては触れられていない。
 けど、たしかに駅弁の『かにめし』の味がした。どこの駅弁の「かにめし」かは私にもわからないが……

 では、カーニス(Aaron Jay Kernis 1960-  アメリカ)の「ムジカ・セレスティス(Musica celestis)」(1990)を。

MorkCello