種類多すぎ……
お盆前に息子夫婦とお孫ちゃんが来たときには、写真や動画を PENTAX KS-1 で撮影した。
以前報告したように、ペンタックスの全機種というわけではないようだが、露出不足になるという『黒死病』を発症することが少なくなく、私のカメラも黒死病を発症するようになって久しい。それも、回復するまでに、以前よりもはるかに時間を要するようになっている。
まあ、自宅にいるので何十回もグリーンボタンを押して復活させる余裕があるが、これが外出先ならば、カチャカチャカチャカチャとずっとやってられない。下手したら盗撮してると疑われかねない。
そこでお盆明けにお孫ちゃんをあずかって外出したこの日は、スマホで写真や動画を撮った。
スマホで動画を撮っても、ファイル容量が大きすぎてメールに添付して送れない。つまり、せっかく撮った動画を妻や息子に贈呈できない(マイクロ SD に保管するという方法はあるが、SD カードを取り出してまたスマホに戻すときに、なかなかスムーズに格納されず非常に手間だ)。
しかし、私はごく単純なことに気づいた。
なんのことはない。USB ケーブルでスマホとパソコンを繋いで動画データを転送すればよいのだ。
それを USB メモリに保管して息子に渡せば、息子は自分のパソコンに取り込めるわけだ。
ということで、これまでに10本近くたまっていた自宅にある USB ケーブルを引っ張り出してきた。
タイプ A オス-タイプ A オス、タイプ A オス-マイクロ B オス(2.0)、タイプ A オス-マイクロ B オス(3.0)、タイプA オス-ミニB オス、タイプ A オス-タイプ B オス(2.0)、タイプ A オス-タイプ B オス(3.0)、タイプ C オス-タイプ A メス。
これらの種類の USB ケーブルが自宅にあった。なかには2本以上あるものもあった。
過去に買った、デジカメやプリンタ、外付け DVD ドライブやハードディスク、携帯電話の付属品だ。なかには自分で買ったものもある。
しかし、である。
私のスマホ(アンドロイド。アクオス)の USB 端子は タイプ C である。
充電器は タイプ C のオスだが、反対側は電源プラグであり、USB タイプ A ではない。だからパソコンに接続できない。
つまり、肝心の タイプ C オス-タイプ A オスのケーブルが、わが家にはないのである。やれやれ……
翌々日に着くということで、心おきなく大通公園で水遊びするお孫ちゃんの動画を撮ることができた。
息子宅に帰って(Wi-Fi環境になって)から、この日撮った写真を妻のスマホに送った。
ところが、この日はなぜか、私はメールではなく、ふだんは使うことのない LINE で送ってしまった。しかも、写真だけでなく動画まで添付してしまった。
でも、でも、でも、エラーは起こらずに問題なく送れた。50MB ほどもある動画ファイルまでも。
あらためて調べてみると、いつも使っている au メール(@au.com,@ezweb.ne.jp)では、添付できるファイルの容量は2MB まで。ところが LINE だと1GB まで OK なのだ。
知らなかった。
ケーブルを注文する必要はなかった……
その翌日、ケーブルが届いた。
考えてみれば、スマホに SD カードを入れていない妻。
そのデータをパソコンに移行するのに、きっとこのケーブルが活躍してくれるに違いない。
ライリー(Terry Riley 1935- アメリカ)の「In C」(1964)を。
ちなみに iPhone(私が会社から貸与されているスマホは iPhone である)の端子はライトニングと呼ばれる、これまた別な規格である。