朝採りの新鮮なキュウリをあなたに
水曜日、朝の7時半過ぎにピンポ~ンとインターフォンのチャイムが鳴った。
「はい」とインターフォンに出ると、「千田です」という声。近所の奥さんだった。この日の私は在宅勤務で、上はTシャツ、下はトランクス姿でちんたらと納豆ご飯を食べていたところだったので、「ちょっとお待ちください」と答えたあと、あわてて2階に行って短パンを履き、そのあとはさわやかに玄関ドアを開けた。
千田さんの奥さんは太くて立派なキュウリが6本入ったビニール袋を下げていた。
「これ、親戚の農家からもらったやつなんだけど、よろしかったらどうぞ」。そして、ちらっと横目でウチの家庭菜園を見て、「あら、キュウリ植えてたんですね」と言った。
「でも、僕のはこんなに太くも立派でもないから」、なんてことは言わずに、「ええ。でも、今年はまだ1本しか収穫できてないんです。ごちそうになります」と答えた。
「あら良かった」
そう言って千田さんの奥さんは帰っていった。
本当に立派なキュウリだ。カリウムをたっぷり摂取できそうだ。
下の写真は、昨日撮ったわが家の庭のキュウリ(今シーズン2本目の実り)。これと比べると、いただいたキュウリがいかに立派かがわかるだろう。
この奥さんには去年や今年(今年はまだ一度だけだが)、たまたま私が庭にいるときにウチの前を通りがかったときに、バラの花を切ってプレゼントしたことがあるが、そのお礼で持ってきてくれたのだろう。
今のご時世、こういうご近所付き合いがあるって素晴らしいことだ。
6本のうち3本は妻がぬか床に入れた。今日の夜あたりぬか漬けが食卓に出てくるだろう。
ところで、この日も暑かったので、昼はそばを茹でて「ひやしぶっかけとろろそば」を作って食べた。
長野県で製造された乾麺だったが(おそらく初めて食べた商品だと思う)、袋に書かれているような『はねるような食感!!』でなかったのが残念だ。それにしても『乱れづくり』とはすごい。それも『元祖』なのだ。
クープラン(Francois Couperin 1668-1733 フランス)の「跳躍(La bondissante)」。
5曲からなる「第21組曲(Ordre No.21)」(1730刊)の第2曲。