私の心優しさにつけ入るお便り
 先月のことだが、私の個人スマホに一通のメールが届いた。

202306Messe1

 おや?誰かなぁ。
 今度連絡しますって1年くらい前に言っていた檜さんからかな?
 でも、檜さんなら私の会社貸与のスマホの方に、ショートメールでメッセージをおくってくるはずだ。

 じゃあ誰だろう。
 送信者の名前ではなくアドレスが表示されるということは、私が電話帳に登録していない人ってことになる。登録漏れしている人がいるのだろうか?だとしたら、失礼なことをしていることになる。

 『ballet』ということは、バレエ仲間の一人だろうか?
 いやいや、そもそも私はバレエを踊らない。だからそのジャンルでの人的つながりはない。
 自分と同じ au のスマホを使っている仲間だろうか?
 いやいやいや、それを仲間というなら、日本中にどれだけの人がいるかわからない。

 私のスマホには『江別市の防災情報』か『auPAYのご利用のお知らせ』ぐらいしか来ないので、このメールを受けてちょっと浮き足立ってしまったが、そして『来週』はご都合もよろしかったが、食いついて返信するのをとどまり、静観することにした。

 半日後に、再びメールが来た。
 
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 私は ballet さんを不安がらせているようだ。
 なんて罪深い人間だろう。
 でも、やはり名乗ってくれてなくて、誰だかわからないのでそのまま一夜干しにした。

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 翌日に3通目が。
 お昼にお茶はいやだ。お昼だったらランチだろう(割り勘または相手が出してくれる場合は)。
 そう思った私はまたも返信しなかった。

 これを最後に ballet********からのメールは来なくなった。

 私は誰かわからないものの友だちを一人失ったかもしれない。ではなく、こういうふうに親しげに知り合いのふりをしてアプローチしてくるメールには決して返信しないようにしましょうね!
 その先にいるのは邪悪な人に違いないですから。
 親切な人ほど騙されやすいようなので(調べてみたら、どうやら最終的には詐欺サイトに誘導されるらしい)、善人のあなたも心を鬼にして放置するように。

 タルティーニ(Giuseppe Tartini 1692-1770 イタリア)のヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル(Le trille de diable)」(1789刊)を。

Tartini